車をぶつけられた・・・だからこそ冷静にお金を回収しよう
2017/04/03
なんか前に暇があったら解説するようなことを言った気がするので、今回売ることとはまったく関係ありませんが、一応解説しようかなと思います。
車をぶつけられた・・・だからこそ冷静にお金を回収しよう!
書いていいのかなって内容ですが・・・
以前記事でも書きましたが
過去記事・・・事故にあった・・・保険修理の罠とそのリスク
まず事故が起こればどっちが悪いって話になり、過失割合が決まって修理に入ります。
しかしどうも事故にあった人の話を聞いていると
過失割合には拘るのにその後は良くも悪くも良い人で終わっている。
中には無駄に通院しまくって慰謝料バンザーイって人もいますが、車は直ったらそれでいいと思っている人が多い気がします。
諦めているとも言えますね。
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でもよく考えて下さい。
直ったって骨格まで影響があれば事故車(修復歴車)です。
そもそもの車両価値が下がります。
あなたに過失があって自爆したのならまだ諦めも付くでしょう。
誰のせいにも出来ないですしね。
ただ後ろから停車中に突っ込まれたなんて人、結構いると思います。
もちろん車は直してくれるにしても、自分は悪くないのにあなたの車の価値を下げられているわけです。
しかもそれが買ったばかりの車だったら?
以前にも書いていますが、ベースの価値が100万以上残っているようであれば、普通は20~30万は損失が出ます。
300万500万なら車によっては50万以上の損失です。
事故にあった人は思い返して頂きたいと思いますが、その損失。
誰か補てんしてくれました?
車の査定をしているとこんな話が良く出ます。
私「後ろ側ぶつけちゃったんですね・・・んーもったいない」
客「自分がやったわけじゃないんだけどね・・・後ろから当てられてさー」
私「これが無ければ30万は高かったんですけどね」
客「!!?」
こうなったら悔しいですよね。
なんで俺が損害被らなきゃならんねん・・・とここで初めてリアルに痛感するわけです。
ただ初めに言っておくと、この流れは回避しようがありません。
事故歴を消すことは出来ませんので。
ただその損失を少しでも減らす方法をお伝えします。
色々と条件がありますが・・・あなたがいざという時にその条件が整うなら試してみてもいいかもしれません。
あまり大きな声じゃ言えませんが、実際に私がやった方法です。
ではその内容ですが
保険屋にこちらの車両損失額を補てんして貰う!
文字通りと言えば文字通りですが、お客さんから過去この手の話を聞いてても実行した人がいないので、裏技的なものなのかもしれません。
要は修復歴になった証明をし、それによる損失額を修理費用とは別で請求するということです。
当然保険屋さんは誰もが思う「直してくれ!!」には迅速に動きます。
実際に直すがどうかは別にして、その費用を請求するのは100人いたら100人が行いますからね。
しかし不必要にお金を払いたく無いのも事実。
この車両損失額の補てんは、相手保険屋さんから話が出てくることはまず無いと思われます。
実際に私も2回後ろから突っ込まれた際も、相手の保険屋からこの話はまったく出ず、自分から切り出していますので。
ちなみに相手の保険屋は
「一応そういった保険適応のシステムはある」
「しかし新古車と呼ばれる新車購入時から”一年以内”の車でないと適応範囲外」
つまり
「一銭たりとも払えません」
こういった説明を私は2回とも受けています。
100万円で買った軽自動車の1年後と500万で買った普通車の3年後・・・
どっちが損失が大きいかななんて常識的に分かると思うんですけどねぇ。
ちなみに、1年以内に新車を購入してぶつけられたって人はこの時点でクリアです。
あとは極力その賠償金額を高くする努力をしましょう。
ただ1年以上経っているという方。
まず大事なのはあなたが諦めないことです。
私も保険の知識が凄いあるわけではありませんが諦めませんでした(笑)
だって仕事上、その損失が40万あること分かってたんですもん。
そういうもんだと言われても過失0の身なら納得出来ません。
というわけでここからは私が実際に取った行動です。
マネするかどうかはあなた次第ですが、どんな流れだったのかを確認下さい。
①まず修復歴だった場合、修復歴無しだった場合の見積もりを作る。
知り合いの車屋にまずお願いするのが一番手っ取り早いです。
いない場合は・・・ちょっとハードルが高いですが有料の査定協会という場所があります。
算出する値段はディーラーみたいなもんですが、検査票が貰えますのでそこで現状の査定を依頼し、もう一つ、修復歴無しの見積もりを何かしら作らないといけません。
例のオートバックスでももちろん結構です。
また、見積もりで無くても”売却予定だった”ということで契約書でも構いません。
出来ればこれが理想ですね。
原本まで見られなかったので契約書のコピーで作成でもいいです。
それをFAXで送りつけます。
②1年以上経ってるけどこれだけ差が出るということを力説する。
もう本当に力説しましょう。
ふざけんなと。
本当に損失が出てるんだぞと。
そこで受け入れてくれるかどうかはあなたの説得次第です。
ちなみに私は受け入れてくれませんでした(笑)
③ぶつけた相手に直接請求することを伝える。
さぁここら辺から人によってはおいおい・・・と思う内容になってくるかもしれませんね。
「保険が賄えないなら相手に直接請求するしかありませんね」と。
事故の時に相手の連絡先や名前などは交換するのが基本ですからね。
ただ、私は相手に請求するつもりはありませんでした。
ただ本当にそれくらいの覚悟があるんじゃい!という意思表示です。
ほんとに裁判してやろうかと思ってましたからね。
ここで保険屋は2回とも折れました。
ただ、知り合いの車屋は「どうぞご自由に」と保険屋から言われたみたいなので、強気な保険屋もあるっぽいです。
たぶん本当に相手に請求⇒相手が保険屋に泣きつく⇒保険屋が折れるというパターンが一番可能性高いのかな?
④ここまでやっても折れなかったら裁判。
これは同じ車屋の知り合いが最終的に取った方法です。
ここまでいくと保険屋さん、すぐに全面敗北を認めたみたいです。
しかもかなりあっさりと。
要は保険屋もあなたが折れるのをギリギリまで待つというスタンスです。
損失が出ているのは事実。
であれば負ける要因は無いと思われます。
「裁判じゃー!!」って言っても実際に行動に移す人は少ないですからねぇ。
保険屋も行動には移さないと思ったんでしょう。
ただここまでの作業がちょっと手間。
私は自分が勤めていた会社で全て見積もりとかもやったので楽でしたが・・・
一般人がやるには車屋の知り合いがいないと中々厳しい部分があるかもしれませんね。
ちなみにこれで粘りに粘って下りた保険は20万でした。
約損失額の半分というところ。
修復歴の有り無しで大した影響が無ければやる価値はありませんし、頑張っても負けるかもしれません(笑)
よくぶつけられた人はダークな方法を使って損失額を回収しがちです。
・知り合いの板金屋で直して貰い、レンタカー費用や修理費用など全てを上乗せして保険屋に請求。
マージンを差し引きた金額をバックして貰う。
工賃や部品代の原価は一律では無いのでやろうと思えばやれます。
代車としてレンタカー費用を本来1日3千円⇒7千円にするなどの小技もやろうと思えばやれます。
・保険を使って整骨院通い。
飽きることなくひたすらに整骨院通い。
首が痛い。ムチ打ちだと言い続ける。
暇人バンザイ!!
それで慰謝料100万以上ゲットだぜ!
みたいなみたいな。
やりがちですが、これ立証しにくいだけで立派な保険金詐欺です(笑)
さすがに法律に触れる内容をお勧めすることも出来ませんので、正規の回収方法をお伝えしときました。
特に整骨院通いは危険ですよ。
事故なんて起こされる立場の時もあれば起こす立場の時だってあります。
あなたの運転する車が本当に軽く、時速1キロ2キロくらいで前の車に当たってしまった。
または歩道を歩いている人と本当に軽く、当たったか当たらないかくらいのレベルで車が接触してしまった。
こんなんでも騒ぐ人は騒ぎますし、保険を使った整骨院通いをします。
誰が見ても大丈夫だろ・・・って内容でもです。
たぶんあなたが加害者の立場なら申し訳ないが半分、イライラが半分でしょう。
ただストレス溜めただけでは終わりません。
相手が見ているのはその後の慰謝料、あなたの誠意なんてこれっぽっちも伝わりませんので容赦無く通い続けます。
人によっては年単位で。
そして3ヵ月だったかな・・・それ以上通院されたら・・・
物損処理で自賠責を使っての通院にも限界があるため、人身事故としてあなたの免許が取り消される可能性が出てきます。
初めから身体に何も影響は無いのに人身事故にする非常な相手もいますけどね。
まず免停は回避出来ません。
車を運転する仕事に携わっていたら・・・
人によってはそのまま会社をクビになる可能性もありますね。
見方を付けようにもあくまで加害者の立場。
整骨院や病院もこまめに通院してお金を落としてくれる優良患者の見方をします。
逆の立場になった時の恐ろしさを想像すると・・・
私はこのブログを書く暇があっても通院は必要最小限に留めます。
もちろん本気で痛かったら通いますがね!(身体が頑丈なのですぐ治る)
まぁここら辺は保険の専門家では無いので、興味のある方はもっと詳しそうな人に突っ込んだ話を聞いてみて下さい(笑)
とりあえず私は成功しましたので。
間違った方法で回収しないことを祈ってますよ。
あ、あと車はぶつけられた部分を直しても結局は「修復歴」が付いてしまうことが大半です。
売る時はそれを理由に大きく減額されてしまいます。
なので直す費用を相手方の保険屋さんから頂き、車は売却してしまって新しい車を買うというのもよくある方法です。
内容によっては大きな破損でも十分にお金が付くこともありますのでしっかり検討してみましょう。
株式会社タウ
結構なレベルの事故現状車の場合はこちら。
一般の方はもちろん、ディーラーや車屋からも買い取る事故現状専門の最大手です。
私も自走不可レベルの車は運ぶだけでも大変なのでこちらに売却しています(笑)
エンジンが生きている、ミッションが生きているなどなど・・・
見た目が厳しくても部品で大きなお金に変わることもありますので、お金がどれくらい付くのか問い合わせた上で検討してみると良いと思います。
【カーセンサー】
軽微であれば一般の車同様の売却の方が高くなり易いです。
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選んで下さいね。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に直した上で在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
あとは自社整備工場を持っているところですね。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いですよ。