車高価買取を実現させるための裏技集

知識は宝、活かして財産に変えるかはあなた次第

*

後からのトラブルを避けるための知識 冠水歴とは?

      2017/01/22

今回はこの「冠水歴」についてです。

 

修復歴と違いあまりメジャーではありませんが、東日本大震災の後は車業界の中でだいぶこの歴が付いた車輛の取り扱いが増えました。

 

また大雨で高架下の水溜まりに突っ込んだり流されたりしている映像をニュースで見たりしますが

冠水歴とはこのように水に浸かってしまった車のことを指します。

 

 

この冠水歴も真水、海水と2パターン有り、症状が重いと判断されるのは海水です。

海水ですと内部が腐食し、かなり強烈な・・・生臭いような匂いが残ります。

電装系などは片っ端から壊れ、一気に寿命が短くなるというか本来商品化するのは危険なレベルに陥ります。

 

発火の恐れもあるため基本は即廃車です。

 

真水でも腐食が海水ほど酷くないはないですが、やはり匂いが残ったり(その時の水の汚さによります)

修復歴と同じように通常の車とは違う車輛として位置づけられてしまいます。

 

 

では一体どれくらい浸かってしまうと「冠水歴」になってしまうのでしょう。

 

 

この判断は非常に簡単で、フロア部分までの浸水になると冠水歴となります。

 

要はあなたが車に乗っている足元に水が入り込むとその定義に入ってしまうということです。

高さで言えば車にもよりますがおおよそ30cm~40cmくらいでしょうか。

 

RV車であれば日常生活の中でフロアまで水が入り込む自体には早々ならないと思います。

通常の車でも多少の大雨程度で簡単になるものではありませんが

明らかにこの水溜りはまずいだろ・・・って思う場所は迂回した方が賢明です。

 

 

 

というのも・・・

 

この冠水歴は査定時に判別するのが非常に難しいです。

 

 

これは買取店スタッフの能力の問題とは少し異なります。

内張りの中やフロアカーベットの下など本来の査定時では見ることのない部分も見ないといけないため、通常の査定時間(15~20分くらい)で判別するというのはよっぽど分かり易くないと気付けません。

 

では気付かなかったからセーフかと言われるとこの冠水歴は別です。

 

オークションルールになってしまうので簡単な説明だけにしておきますが

1年後でも3年後でもその事実が発覚すれば全額返金などの対応を買取店は迫られます。

正直、修復歴より断然冠水歴の方が重いです。

 

 

 

だからこそ売却するユーザーの申告が非常に重要になります。

 

どの買取店でも契約時に聞かれるはずです。

「冠水した経験は無いですよね?」と・・・

 

 

だからこそあまり頻度が多くない内容ですが記事にしました。

 

定義を知って貰うためです。

 

定義を知らず、車は普通に動いているし特に調子も悪くないから

「いや大丈夫ですよ」と軽はずみに答えてしまったらどうなるか・・・

 

最悪は・・・いや、ほぼバレたら買取店から賠償請求が入ります。

申告義務違反というやつですね。揉めれば裁判になる可能性もかなりあります。

 

私自身も15年近くこの仕事をしていますが

過去に2件「冠水歴」によるトラブルに遭遇しています。

幸いユーザー側にその認識があったため裁判にはならなかったものの、100万前後の減額対応と、修復歴程度では考えられない金額での減額請求を行うことになりました。

 

買取をする側の損害額が数十万~数百万の世界になるため

今回は見抜けなかったしうちで損害被るか・・・なんて判断はまずしませんし出来ません。

 

100万単位ならさすがにユーザー側が知らぬ存ぜぬとゴネても裁判行きでしょう。

 

 

私のケースは共に海水だったため一番内容が厳しい結果でしたが、日常生活の中で可能性が少なからずある真水でも起こり得ます。

まぁ真水でもドロなどが含まれない綺麗な水だったら、まず誰も分からないまま最後は廃車になっていくんですけどね(笑)

 

このような修復歴より重いと判断される特別な症状は他にもありますので

次回、他の内容について触れていきたいと思います。

 - 車売却前に知っておくべき知識