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【車の売却】オートオークションの詳しい解説

投稿日:2015年9月23日 更新日:

以前オートオークションを含めた車の流通の流れについて説明しましたが、今回はこのオートオークションに絞ってより詳しい解説をします。

 

車の市場なんて、直接売るのに関係無い場所の説明を受けても高価買取になんか結び付かないでしょうと思われたそこの奥さん!

 

 

 

 

 

 

 

そうです!正解!!

 

 

 

 

 

 

 

 

いや冗談です。

実は関係性はあります。

 

 

 

 

しかもかなり。

 

だから読んだ方がいいです。絶対。

 

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まず一言でオートオークションと言ってもいろいろな会社があります。

USS

JU

JAA

TAA

CAA

 

他いろいろ・・・

 

なんの記号だという感じですが、こういった会社がそれぞれ色んな地域でオークションをやっているわけです。

 

 

ネットを使ってこのブログを見ている方であればすぐにイメージが湧くと思いますが、Yahooオークションやら楽天オークションが一般の方にはピンと来ますかね?

これの車専用と思って貰えれば問題ありません。

 

当然規模もそれぞれ会社によって違うわけですが、まずあなたが自分の私物を売りたい、もしくは買いたいと思った際にどこのオークションを利用しようと思いますか?

 

よく現役時代にこういった質問を投げ掛けると、皆さんの答えの9割方Yahooオークションと答えられてましたね

 

 

理由は?

 

やはり規模が大きいからでしょう。

 

 

欲しい物が見つかりやすい

 

売る時は人が多いから高く売れそう

 

 

実際その通りだと思います。

 

そしてこれと同じ現象が車専用オークションでも起きます。

 

何が言いたいかと言いますと

 

 

出品するオークション会場によって、同じ車でも売れる金額に価格差が生じるわけです。

 

 

だからこそ本当のプロはあなたの車の特性と特徴を掴み、市場の取引データと睨めっこしながらこの車なら陸送代を掛けてもこの地域のこの会場に出品をしようと考え、そこに合わせた経費を加味した買取金額を上限値に商談を進めます。

 

これが成り立てばそれなりの高価買取が成立です。

 

遠くに運ぶと経費となる陸送代金が高いからという理由で、なんでも近場のオークションに出品する業者は論外ですし(そのような会社は多いです)、一部の最寄りオークションだけしか利用出来ない限定会員の小規模店に売却すると車によっては悲惨なことになります。

 

軽トラックとか過走行の車しか出ていない、平均単価20万前後のオークションに200万300万の車を出品しても本来望むべき値段は付きませんから。

 

ちなみに地域密着の中古車屋は特にこの限定会員が多いですね。

 

 

ここまでの話で、それなら全国に参加出来るようにすればいいじゃないと思う方もいるかもしれませんが、参加するためには毎月相応の費用を支払わないといけませんし、何よりyahooオークションと違って車専用の業者間市場なわけですから入会資格が設けられています。

 

要は望めば誰でも簡単に入れるというものではありません。

 

会社の資本金や経営年数なども影響したりしますので、大きいオークション会社ほど審査が厳しくここで結構弾かれたりします。

土地持ちの保証人が数名必要だったりしますからね(笑)

 

 

 

 

それでは本題です。

 

大手は本当に車買取に精通したプロなのか?

 

 

一連の流れから、それなら売る時はやはり全国規模の大手だなと思った方は多いと思いますが・・・

もちろん大手はその会社の規模からオークション審査なんていうものは余裕で通るでしょうし、基本的に全てのオークションデータの閲覧が可能です(あくまで本部では)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

実は大手にも単独のオークション会社にしか出品手続きが取れない会社がいくつかあります。

 

 

 

 

 

例えば

 

基本的にはオークション会場JUに出品をする縛りがあるアップル

 

基本的にはオークション会場USSに出品をする縛りがあるラビット

 

 

などなど・・・まだ他にもありますけど、大人の事情により大手さんでもこのような制約の中でやっている会社があるわけです(加盟店の場合はそのケースに当てはまらないこともあります)

 

 

 

有名な会社だからそれだけで安心!

 

こんな気持ちは捨てた方がいいです。

 

 

もちろん良い部分はいっぱいありますけど、その安心感を与えるために店舗数を増やし、店舗内外装を専門業者を呼んで綺麗にし、多大な経費を掛けてCMを流しているわけです。

 

その掛けた費用はどこから回収しているのか、冷静になって考えてみて下さい。

 

長くなりましたので続きは次回に!

 

  

 

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