ミニバン好きと、一部の輸出好きにはちょっと話題になっていそうなニューモデルのTOYOTA(トヨタ)グランエース。
あのアルファード&ヴェルファイア、そしてハイエースの上位互換というのが相当なパワーワードになっていますね。
なので今回、そのグランエースがどの程度の買取価格になりそうなのか。
というか、買えば高く売れそうな車なのか!!
今まで調査してきた知識フル動員で考察していきたいと思います。
現在出ているグランエースの事前情報
ではまず、今のところ出ている事前情報をまとめていきましょう。
予約開始:2019年10月末くらい
販売時期:2019年12月16日予定(トヨタ系全チャンネルで販売)
車両本体価格:おおよそ500~650万ほど
エンジン:2.8リッターのクリーンディーゼル
駆動:FR(4WDの情報は今のところ無し)
乗車定員:6人乗り3列シートor8人乗り4列シート(8人乗りの方がやや高くなる見込み)
大きさ:全長530cmほど、全幅1970cmほどのフルサイズ
区分:自家用途のワゴンで貨物(バン)のラインナップは無し
トヨタが想定している客層は主に旅館やハイヤーとしての送迎用
高く売れる要素に関わる情報は今のところこんなもんだろうか?
要約すれば、全部アルファードと同じ乗用ワゴンタイプで2WDのクリーンディーゼル。
価格はアルファードの上位である3.5リッタークラスと同じくらいで、車体がアメ車クラスにデカい!!ってことですね。
アルファードより全長約35cm、幅は12cm長くなります。
グランエースが高く売れる要素があるか考察
それでは本題に。
ここから高く売れる要素があるかを考察していきます。
【6人乗り3列仕様】
こちらは当然考えるのがアルファードと比較してどうなのかというところ。
普通に考えれば一般家庭に8人乗りは良いとしても、4列シートまでは不要と考えるでしょうから、国内需要は6人乗り3列仕様に軍配が上がると思っています。
が、気になるのはその外観。
送迎用を想定されているからなのかやや控えめな印象で、特にリアのデザインに少々の古臭さを感じるのは気のせいでしょうか?
高年式アルファードには間違いなくステータス性も求められていますので、価格と外観デザインのバランスがやや悪いのではないかなーと個人的には思っております。
その分内装の豪華さに重点を置いているみたいですけどね。
ただ、のちのちの買取価格に大きく影響を及ぼしやすいのは主に外観(エクステリア)です。
そして輸出はどうかというと、最大のネックになるのは全車クリーンディーゼルのみでガソリン仕様が無いということ。
これが致命的というか、輸出狙いで勝負をかけるにはリスクが高過ぎます。
結果的に成功すればいいものの、今までのクリーンディーゼル系特需はプラドで一時的に発生した程度。
他は私が知る限り一切ありませんので、輸出の期待値はどうしても下がるという判断になります。
・国内需要
認知度抜群のアルファードにはまず勝てない。
アルファードの2.5より新車価格が上昇することもあって、残価率、実質損失額共に下がることが予想されます。
7人乗りじゃなきゃって人も候補から外れるわけですし、アメ車みたいな大きさじゃ駐車場の兼ね合いで無理って人も出てくるでしょうしね。
ここまでの大きさになると、自分は乗れても奥さんに運転させるのは怖い・・・って人も結構いると思います(笑)
良い目安となるのは、アルファードやヴェルファイアの3.5リッターエグゼクティブラウンジ系。
この残価率(リセール)よりも下方された60%台くらい。
これが3年3万kmくらいの数値になると予想しています。
新型+トヨタということもあって悪くはならないでしょうけど、輸出を外した時の保険としてはやや厳しいかなという印象です。
レクサス系ミニバンとして予定されているLMが今後出来てきたら競合・・・
というより高級ミニバンを謳っているようなら相当需要が食われるでしょうね。
・海外需要
クリーンディーゼルの時点で非常に不安、リスキー、大ギャンブル。
ハイヤー用途の多そうな香港よりは、富裕層向けのマレーシアに向けて1年規制解除待ちって感じなのかもしれないけど・・・
私は怖過ぎて狙いません。
【8人乗り4列仕様】
個人的に面白いなと感じるのはこちらの8人乗り4列仕様。
複数のライバルが存在する3列仕様と比較し、この4列シートという希少性は光る気がします。
8人乗りという、4列にしては少ない乗車定員がどう転ぶかって感じですが、国産車で参考になりそうなのは「ハイエースコミューター」の実績でしょう。
ハイヤーとしての需要、高級ホテルや旅館なんかの送迎需要にハマればいいんですけどね。
・国内需要
一般家庭には4列シート=逆に乗り辛いという理由であまり出回らない。
購入するのは送迎を目的とした法人が多い。
送迎=距離が爆発的に伸びる。
結果球数は少なく、低走行の中古需要が伸びる。
こんな展開を予想しています。
まぁ伸びても2.5のアルファードには勝てないと思いますが。
・海外需要
クリーンディーゼルの時点で大ギャンブルになってしまうのは6人乗り3列シートと同じ。
違いがあるとすれば、ハイヤー用途の多そうな香港あたりで引っかからないのかなーっていうところ。
本革が無くても受け入れていたことを考えれば、本革需要はそこまで高くないんだろうけど・・・
高級路線で欲しがっていたのは間違いないでしょうし。
となると、狙うなら即売路線か?
私は500万以上使ってそんな未知の大冒険したくないが(笑)
どちらかというと高年式よりは、ある程度年数経過した後の過走行輸出が多方面に需要がありそうで強いだろうなと思います。
まとめ
というわけで、私の今後の買取価格予想はこの通り。
私は3列シートが3年後にランクS(残価率60%台)
4列シートは基本ランクS、あまり出回らなければ上手くいってランクSS(残価率70%台)
このように予想しております。
ニューモデルで話題性もあるので大きく低下することは無いでしょうけど、新車価格が高額な部類に入りますから、実質損失額ではそれなりのダメージを負う可能性はあります。
それを分かって、現状国内唯一と言える高級フルサイズに乗りたいということだったらまったく問題無し。
満足度とのバランスも取りやすくなると思います。
ただ輸出であわよくば狙いの方は、過去の実績だけで言えば苦しい展開が予想されますので、そのあたりを覚悟の上で臨んで下さいね。
コケても乗りたい、乗りたいからワンチャン狙ってみる。
このくらいの気持ちがあって挑むなら、輸出がどこかに飛んでいっても後悔は少ないはず。
逆にこの覚悟が持てないならより価格が安く(リスクが低く)、輸出に強いガソリン設定があり、現状トップクラスの国内需要を誇り、おまけに輸出実績もしっかりあるアルファードにしておいた方が、私は笑顔になれる確率が高いのではないかと思いますよ。
注)未来を想像する予測記事です。参考にして頂くのは良いんですが一つの意見、考え方として捉えて下さい。
おまけ
なんか既視感があるなと思いながらもこの車調べてて、ふと思い出した。
ヴォクシーノアがバリバリ売れている時代(今も売れているけど)に躍り出たエスクァイアだ!!
私の中ではグランエースとエスクァイアが同じポジションだと思ってます。
売れているモデルに豪華仕様な車種を追加したけど、そんなパッとしなかったみたいなみたいなw
こう書くと分かりやすいかもしれませんね(あくまで私のイメージだけど)
【カーセンサー】
売却を検討している方はこちらから。
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選んで下さいね。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いですよ。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
貴重な考察ありがとうございました。
ボディが大きくなっているので最小回転半径はアルファード並5.4mにしているみたいですが、駐車場所を選ぶでしょうねぇ。
メーカーの思惑も色々とあるみたいですが、又聞きの範囲ですので控えますが。
輸出業者さん対策が大きいような気が
LMも日本で販売しないのはLEXUS品質に達していないからだそうで、当初は予定されていたみたいです。
どうなるでしょうねえ
いえいえ!
個人の予想なので、実際どうなるかは市場に出回ってからのお楽しみですね。
あとLM、もしくはそれに代わる高級ミニバンポジションはいずれレクサスから出てくると思いますよ。
欧州だとベンツのVクラスしか出てこないですけど、日本だと2000cc台のミニバンは黙ってたって売れますしね。
お願いしようかなと思ってた記事、ありがとうございます!
やっぱりクリーンディーゼルはダメなんですね。
あと、グランエースの情報を見て思ったのが、ハイエースファインテックツアラーとかぶってませんか?
いえいえ!
クリーンディーゼルはダメではないですよ。
実績が乏しいので期待値が薄いです。
いつどのタイミングで開花するかは分かりませんが、私はしっかり開花したという実績があってから動くタイプなので今のタイミングで動こうとは思いません。
今回ドドッと動けば次のMCタイミングにでも参入すればいいですし。
あとハイエースファインテックツアラーお恥ずかしながら知りませんでした・・・
仕事上の接点が1つもない車だったのでちょっと調べてみると、10人乗り4列シートの送迎用特装車なんで近いですね。
この車をもっと華やかにしたのがグランエースだと思います。
ちなみに気になって確認してみると市場データは超が付くほど少ないです・・・4列シートの未来がチラッと見えた気がします。
価格判明したみたいですね
https://mag-x.jp/2019/11/04/12687/
おほーある程度装備が標準とは言え想像以上に高いですなぁ・・・
3列でこの値段ってことは4列だともうちょっとUPですか。
こりゃ値段だけ見ると流通絞られそうですね。
アルファード小変更の価格が到着した模様ですねぇ