車名「ロードスター」に切り替わる前の先代モデル。
出典:goonet
本日はユーノスロードスターです。
ロードスターが平成10年以降。
ユーノスロードスター平成10年以前で、分かり易いのはヘッドライトがパカパカ開閉するリトラーかどうかというのが大きな違いだと思います。
昔は結構査定したんですけどね。
最近はご無沙汰なので、現在どの程度生き残っているのかを調査してみます。
別窓になっていますので、ランクを確認する前にまずはこちらのランク表をご覧下さい。
ランクの見方が書いておりますので、見比べると分かり易いです。
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ
・リセールバリューランク
ランク・・・SSS
・海外輸出情報
まともに走れば極プチ~プチ輸出に該当
・総評
ん?
あれ?
なんかおかしいぞ!
てっきり半分くらいは廃車、残りが生き残っていても10~20万程度と思ってたんだが???
相場を見ると全体の平均は40万くらい。
廃車、というか極プチ輸出レベルでどっちでも良いって車もあるにはあるけど、それ以上に100万以上で取引成立している車の方が多い・・・
なんだこれぇえええ!!
よし、素でこんな状態になっているのを知らなかったから落ち着いて整理していこう。
まず100万以上の高額取引になっている車両の共通項目を調べてみると
①MTであること(これは必須)
②事故歴がなく綺麗であること
③低走行であること
④グレードが上位であること(ベースグレードよりはS、SよりはVスペシャルという感じで)
⑤ノーマル車であること(改造車はやや取引額が落ちているっぽい)
⑥年式が新しいこと
こんな感じになっていて、上に行くほど重要度が高いです。
全部兼ね備えていれば200万は難しいと思うけど、150万以上は実現可能。
当時の新車価格が200万前後であることを考えれば異常なほどに高い数値となります。
そして一部が欠けたとしても、例えば距離数が8万kmくらいでも充分100万以上の到達は可能性があるので、かなり限定的な条件というわけではありません。
①のMTは必須だけど、他は複合で価値が決まると思って下さい。
徐々に質が落ちていったとしても、50~100万の枠で取引されている車も複数ありますし、10万km超えの修復歴車となっても50万を超える車両も存在しております。
あいやー・・・
これは久々の新発見。
かなりの高騰っぷりですね。
ちなみに全体的にロードスター系の相場が上昇しているのかと思って、後継ロードスターの古い年式(平成10~13年あたり)を調べて見ると
平均10万ちょっとくらい。
安いのは廃車。
高いのは一部50万を超える車両もあるけど、本当に極一部でよほど良質じゃなければ可能性は低い。
このようにはっきりとした格差が存在します。
高額取引の条件を考えれば国内需要、輸出はあっても10万くらいの下層で支えてる感じっぽいしなぁ・・・
もしくは日産のGT-Rみたいに、年数経過によって車の質もかなり問われる輸出が開始しているか。
どちらかは分かりませんが、『ユーノスのロードスター』が強烈にプレミア化したってことなんでしょうね。
そしてかなり重要な点として。
今までプレミカ化している車は何台もありましたけど、その条件には「希少性」が含まれていたはずです。
先日やった「ユーノスコスモ」も然り、大半は古いけど台数が少ないからプレミカ化。
この流れが一般的なので、その恩恵に与れる方も極一部というのが一般的なのですがー・・・
ユーノスロードスターの場合はその希少性はあまり関係ありません。
過去3ヵ月で今だに100台近い流通が確認出来る非常に売れていた車なので、まだまだ所有されている方は相当数いらっしゃると思います。
つまり過去に中古で買ったけど、今それ以上に高くなっている。
新車で大事に乗ってたら全然損していない。
こんな方々が多数いらっしゃるはずです。
・・・売る時気付いてくれればいいんですけどね。
私は買取るなら先入観で平均5~10万くらい、なら買取は0円(廃車)で入って着地点1~3万くらいでしょって考えてましたので(この記事作る前までは)
ほーーーんとブッコ抜かれないように気を付けて下さい。
軽く条件が整うだけで50万くらいサラッと。
ほんとサラッと利益抜かれる相場になってますから、所有されている方はぜひ価値を把握した上で売却して貰えればと思います。
以上、流通は今だ多いのにプレミカ化という珍しいルートを辿っている車。
ユーノスロードスターでございました。
おまけ
この車は「知識ある人」が個人売買で利益を得るには最適でしょうね(笑)
乗っている人もそれなりに多いでしょうから、たまたまでも乗り換え考えている「知識の無い所有者」と接点があれば、サクッと数十万くらいの益が発生してしまいそうな気がします。
特に後継ロードスターの方は安いというのが数万程度で譲って貰う上での武器になると思いますので、関係性が拗れない程度に、得た知識を活かせる場面があれば活かして貰えればと思います。
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
※一括査定ではありません
ユーノス【ロードスター】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 〇
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 ◎
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
中古車販売店 △
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 〇
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
廃車業者 △
廃車の場合は買取店に行かれても中間マージンだけを取られて廃車業者へ売却されてしまいますので、それであればご自身で直接動かれた方が楽ですし金銭メリットも強いです。
過走行や傷凹みが多い車は特に廃車業者が最高値になる可能性が高いので、詳しくは上記にある海外輸出情報をご覧になりながら判別してください。
廃車業者も交渉することによって価格は変動することが多いので、見積もり後のもう一押しを忘れないようにしていきましょう
【廃車本舗】
全国規模の廃車専門業者です。
自社でリサイクル工場を持っており、部品の輸出も含めた価格を割り出して貰えますので期待値は高いです。
レッカーや廃車に関する費用は全て無料なので、余計なことを考えずに高値売却を目指せます。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
にー様
お久しぶりです。初代ロードスター(NA型)はマツダが2017年から初代ホンダ・NSXのようなレストアサービス(リンク参照)を開始していますので、そのベースにするために高くなった(50万円以下はたぶんそれ)か、レストア済みだから高いのかどちらかかもしれません。
ノーマルが150万円とか高いのはレストアするとほぼ新車のノーマル仕様になるはずです。ですので、もしかすると『レストア済みの』ノーマルが高いのではないでしょうか?輸出によるプレミア化とはちょっと違うような気もします。
なおマツダロードスター(NB型以降)はレストアサービスはしていませんので、おそらく中古市場は年式相応になります。
ちなみにレストア基本メニューは250万円~、フルレストアは485万円~だそうです。
250万円のレストアしてオークションで、150万円、、、誰得?って気もしますけどね。
もし分かれば、でいいんですがレストア済みかどうかを確認してみていただけると、より本記事が充実します。。。
追伸、記事全体でプレミカ化になっています。。。
気になったのでこちらは相場を確認してみました。
まず「レストア」はセールスポイントとしてオークション出品時に記載されることもあるのですが、出品側の任意でレストアの記載義務がありませんので、100%判別が出来るものではないということは事前にご了承下さい。
その上で確認してみると、100%ではないにしてもほぼ100%に近い感覚で、100万以上の取引が成立している上位10台はレストアされていません。
普通に低走行で、綺麗にのったけど経年劣化はあるMT車です。
同色含めた全塗装車両もちょこちょことしか確認出来ないので(そういった車はそこそこ高い程度で留まってます)、ユーノスロードスターのレストア済み車両がオークション市場に出回るというのはあってもかなりレアでしょうね。
ご記載のレストア費用であれば気軽に出来るようなものじゃないので、されるマニアは展示するなりかなり大切に所有されるなりして、そう簡単には手放さないんじゃないかなーと思います。
ちなみにレストア車は私が知る限り、平成以降に作られた車では過去に1台も見た事がありません。
1960年代のアメ車とか、希少になってきた輸入車でたまに見かける程度です(500万とか800万とかやっぱり高いです)
にーさんこんばんは。
ロードスターではありませんが、セリカのGT-FOURも相場がえらいことになってる気が…?
この年代のスポーティーな車がどっかの国で大人気になってたりするんですかね?
ちなみに右ハンドルと言えばイギリス!と思って調べてみましたがいたって普通な相場をしておりました…
どこでそんなに需要があるのか、ますます気になってきました!
うっ。
気になる気になる気になる・・・
ということでチラッと相場見てしまいました。
確かに高いですね。
台数は少ないですけどユーノスロードスターと同じような感じです。
ここまで高くはなかったはずなので、たぶん価値が上昇していると思います。
平成11年の4灯タイプでも高いけど、新しくなるとダメってことはー・・・
どこかに輸出されている可能性はありそうですなぁ。
右ハンドルの受け入れを許可している国であれば、日本のようにメインは右ハン、輸入車の一部が左ハンと逆のパターンになるだけなので、「右ハンドルかっこいいぃい!おしゃれえええ!」ってチヤホラされている可能性もあると思います(笑)