よく車関係でも整備士であれば整備士1級2級など資格有りきで仕事をされている方は多数いらっしゃいますが、車の買取に関しては資格などがあるのでしょうか?
またその知識とはどれくらいのものなのでしょう?
まず買取店の業務内容として
・車の査定をする
・車の買取をする(販売をする)
・名義変更などの書類手続きを代行する
メイン業務はこのくらいです。
後は会社によって整備担当、陸送担当などがあったりもしますがここは営業マンが行う部分ではあまりないですね。
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ではそれぞれに資格が関わってくるかというところですが
車の査定に関しては査定士という資格が存在します。
整備士や建築士のようにランクもあるため、知識が相応に無いともちろん受かりません。
また車の売買に関しては中古の取扱いとなるため古物商の認可を得ないといけませんが、これは会社で取得するものなので個々の営業マンには関係無いですね。
名義変更などの書類を取り扱う上での資格もありません。
代行業として行政書士がいたりしますが、営業マンはもちろん知識があれば素人でも問題無く出来るレベルです(それ目的で金銭受領しちゃうとアウトですが)
といっても書類関係は事務員さんが一括してやっているところも多いです。
このように書き出すと資格自体は査定士のみです。
そして買取店はそれが分かっているため、求人募集でも普通免許さえあればという内容で募集を掛けます。
私も後半は面接をする立場でしたが、しゃべりが問題無い、愛想が良い、最低限の計算が出来る、これだけでもう合格でした(笑)
もう一度言います。
普通免許(MT)さえあればオッケーです。
これがどういうことか分かりますよね?
車を見てヴィッツなのかフィットなのかの判断が出来ない人間でも買取店で仕事が出来ます。
タイヤ交換をやったことが無い、そもそもやり方すら分からなくても買取店で仕事が出来ます。
そしてそのレベルの知識でも商談を行ったりします(もちろん低額車両からですが)
つまり・・・
知識がほぼ無くても最初は問題無い、やりながら覚えろというのが買取店の考え方です。
査定研修などが会社によってあったりしますが・・・
私が買取店に入った最初の会社にはそんなものは無く、先輩に仕事の仕方を教わりながら経験値を積んでました。
もちろん元整備士、元他店買取従業員など詳しい人間も新米として入ってきたりはします。
しかし完全素人も非常に多いです。
以前オプションを把握しようという記事でも書きましたが、基本買取店の知識は広く浅くです。
全ての車種を取り扱う分しょうがないところでもあります。
ただその浅い知識すら無いスタッフも数多くいるということをご理解下さい。
それを不信に思うか利用出来ると思うかは人それぞれだと思います。
少なくとも私は、入社当時いろいろとユーザーに利用されました。
分からない分、知ったかぶりをしながら言われた内容を店長に伝え、その内容で金額を出したら結果的に違ったみたいなみたいな・・・
当然地獄を見ましたけどね・・・ふはははは
こんな一枚二枚と上手な対応が取れれば規格外の金額が出ちゃったりもします。
あ、あと冒頭で査定士の資格が~なんてお話をしましたが
基本的には買取店のスタッフ、こんな資格ほぼ持ってません(笑)
元ディーラーなどで持ってる人もいるのかもしれませんが、私が知る限りスタッフ全員に必ず取らせるという大手は聞いたことがありません。
それだけ査定技術<営業力を重視しているってことです。
この査定技術<営業力でいく買取店のやり方がユーザーにどんなメリット、デメリットをもたらすのかは後日、別の情報も踏まえた上で解説していきたいと思いますので乞うご期待!