ここ数年各メーカーが押してきているセダンとステーションワゴンの融合。
出典:goonet
本日はBMW3シリーズのグランツーリスモです。
フロントノーズはシュッと長く、後方は短めのハッチバック形状(荷室と車内が一体型)
なんかつい最近やったフーガなんかも形状は近い物がありますね。
でも・・・ちゃんと売れてるのな・・・?
平成25年からラインナップに追加されています。
別窓になっていますので、ランクを確認する前にまずはこちらのランク表をご覧下さい。
ランクの見方が書いておりますので、見比べると分かり易いです。
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ
・リセールバリューランク
ランク・・・C 40%
・海外輸出情報
まだなんとも不明
・総評
んー相変わらずBMWさんはグランツーリスモだけでも数えるのがめんどくさいくらいにグレードいっぱい出しています。
ただ市場データは年式絞らないでも過去3ヵ月で48台のみ。
極端に少ないわけじゃないけどあまり売れてる感じしないなぁ・・・
とりあえずグレード別は一覧にしても不明ばかりになるので、いつもの3年経過(26年式)で2台以上確認出来るグレードのみに絞っていきます。
320i グランツーリスモ スポーツ ランクD
320i グランツーリスモ ラグジュアリー ランクC
320i グランツーリスモ Mスポーツ ランクC
328i グランツーリスモ ラグジュアリー ランクD
上下差11%。
一番良いのはMスポーツで、悪いのは328iのラグジュアリーでした。
管理人的には予想が容易に出来た部分、逆に出来なかった部分もあります。
続いて特徴を。
・他BMW同様、低排気量グレードであるほどリセールが良い
・他BMW同様、Mスポーツが若干新車価格が高くなるもののリセール強車となる
・他BMWと違い、スポーツの流通台数が少なくラグジュアリーに需要負けしている感がある
・サンルーフの付加価値が10~15万程度となぜか低い
・白黒と他職の差も全然感じられない
なんだこれ?
全然想像してなかったけどこの車の需要層って年配向け?
ラグジュアリーがスポーツよりも高く、装備の付加価値が弱く、色による価格差が無いってまんま年配向けの傾向に当てはまるんだけど(笑)
仕事上の接点がまだない車なのでよく分かりませんが、まだ3年4年経過でそれなりの価格だから若~中年が興味無てないのかな。
まぁちょっと不思議と感じる部分もありますけど、あとはよくあるBMW・・・というより輸入車全般に入れる傾向がハマっていますね。
日本人は低い排気量と高い排気量があったら低い排気量を選ぶ傾向がかなり強い。
ここはほぼどの車にも当てはまるので、リセールを意識して車買うようであれば絶対に忘れないで下さい。
あとBMWがやっている「同じ排気量だけど設定を分ける」というのはかなりの罠ですからね。
ちなみにこの車の場合、328iラグジュアリーと320iラグジュアリーの新車価格差は105万円となりますが、3年経過(3万キロくらい)での取引実数値は既に320iの方が勝っています。
もっかい言いますよ。
わざわざ105万高いお金出して同じ排気量のちょっと良いグレードを選んだのに
3年後は低いグレードの価値に負けているんです。
新車で買っちゃった人がその事実に気付いたら相当ショックを受けるでしょうね。
そして中古を買った方は、わざわざ安いと思って低グレード(320i)を買ったのに、同じ排気量の上位グレード(328i)がもっと安く売ってるなんて知ってもショックを受ける可能性があります。
怖いわー車って意味の分からない現象が起きるから怖いわー(棒
というわけでこの車を狙っている方は注意して下さいね。
新車なら新車向けのグレードを、中古なら中古向けのグレードを狙っていくのが金銭のみを見た場合の賢い買い方です。
っていうかリセール考えると新車はちょっと無いな(笑)
特別なご事情が無ければ中古狙い一本に絞って良いリセール数値かと思います。
その場合は最初にズドーン!!では無く、3年~5年くらいかけて1年ごとにドンドンドン!と落ちていきますので特にお勧めの購入ポイントなどはありません。
ご予算に応じて2年落ちを狙うのか、初期の4年落ちを狙うのか色々と考えてみて下さい。
そんなわけで需要層がいまいちよく分からないBMW3シリーズのグランツーリスモでございました!
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
※一括査定ではありません
BMW【3シリーズ(グランツーリスモ)】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 〇
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 ◎
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
【外車王】
輸入車専門の買取業者です。
今まで当サービス内でご利用者が複数名おり、同業から見ても驚くような金額で買取をしているケースがあります。
他の会社が絡んだとしても、今のところの成約率(査定依頼をして最高値で外車王が買い取った率)がかなり高いので、輸入車の売却先候補には絶対に入れておいた方が良い会社です。
日本全国出張査定費用は無料なので、この会社一本に絞るのではなく、本命の一つとして利用していきましょう。
中古車販売店 △
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 〇
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
廃車業者 ×
廃車の場合は買取店に行かれても中間マージンだけを取られて廃車業者へ売却されてしまいますので、それであればご自身で直接動かれた方が楽ですし金銭メリットも強いです。
過走行や傷凹みが多い車は特に廃車業者が最高値になる可能性が高いので、詳しくは上記にある海外輸出情報をご覧になりながら判別してください。
廃車業者も交渉することによって価格は変動することが多いので、見積もり後のもう一押しを忘れないようにしていきましょう
【廃車本舗】
全国規模の廃車専門業者です。
自社でリサイクル工場を持っており、部品の輸出も含めた価格を割り出して貰えますので期待値は高いです。
レッカーや廃車に関する費用は全て無料なので、余計なことを考えずに高値売却を目指せます。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
にー様
こんばんわ。
早速ありがとうございます^_^
いい車と思うんですが、3シリーズの中では人気ないんですよね-
後席は広いし、荷物も積めるし、よく走るし、いいと思うんですが。
理由は?ですが台湾では人気あるような?
来年初回車検なんでそれまで、にー様のブログで勉強させてもらいます!
いえいえ!
今のところの個人的なイメージでは、BMWのグランツーリスモ、ベンツのシューティングブレイクのような形状は日本ではそこまで流行っていないような気がします。
輸入車の購入層もSUVかセダンがやっぱり多いですね。
こういった形状が出始めて4年5年くらいかと思うので、海外(欧州とかアメリカあたり)で流行ればブーム!!って言って日本で流行るのかもしれません(笑)
たまたまこちらのページを見かけたのでコメントします。
最近中古でBMW検討してました。GTは特殊な車ですね。後席がとても広く5シリーズよりも広いですから、ラグジュアリーグレード需要の多さは後席需要にあるかもです。GTの存在自体がラグジュアリー志向なところあります。後席を直立させる機能とか細かいところが異様に良くできてますし。
走り重視でGTのMスポにする位なら4グランクーペがいいですね。こちらはGTと似たようなスタイリングの車ですが4GCはMスポのほうがリセール良いはずです。実際中古価格はグレードで結構な格差がありました(Mスポが高い)。
変わりモノを欲しがる私みたいな人間からすると、最近のBMWのように変なモデルを増やして多様な需要に対応していこうって方針が丁度ピッタリあっていてありがたいです。荷物載せたいけどワゴンもSUVも嫌ってなるとGTとかアルテオン位しか無いです。
最近のBMWはグランクーペとグランツーリスモみたいな微妙な違いの車を用意してますが、普通に考えたらクーペ、セダン、ワゴンさえあれば全部要らないって言われてもおかしくないのですが、あえてそれが欲しい人に割高で売るやり方かもです。どこかでまだモデル展開増やしていくみたいな発言も見た気がします。
プレミアムブランドの価値はそういった顧客ニーズに細かく答えられるところにあるって考え方で、大量生産、低価格販売の大衆車ではできない、細かい需要に答えられる少量生産、高付加価値戦略の違いではないでしょうか。その分共通化、モジュラー化で生産のコストダウンは工夫している筈で、価格の割に安っぽい内装などもこの辺に理由があるかもしれないですね。
おぉー乗っている方だからこそ分かる有益な情報ありがとうございます。
正直しょっぱい買取店くらいでは高年式のBMWなんて早々お目にかかれないので、実際乗った感じはどうなのかとか分からないんですよね。
高級ブランドだからこそ、割高でも細かいニーズに答える戦略と言われるとなんだか納得です。
私は余計にワケわからなくなって泣きそうですが(笑)
しかし少量生産、少量流通となると大半は売る時に苦労します。
高級志向の方々がリセールという部分もある程度把握されて、納得して購入しているのかが買取側の人間として気になってしまいますね。
ご返答ありがとうございます。
そういう仕立て屋にオーダーメイドするみたいな細部までこだわりを持つ嗜好の方は、リセールバリューなんて気にせず気に入ったものを買ってそうですね。気に入らないものをリセール意識して買うよりも損失があると分かっていても本当に欲しいものを選んで買いそうです。
そういう人たちの背景にあるのは資金や収入に余裕があるということだと思いますが、そういう鋭い感性を持つ人は実際に稼いでる可能性も高そうです。資金力でリセールに振り回されず自分を貫くといいますか。趣味なら尚更かもですね。
そうなってくると購買層の趣向も各自バラけてくるので統計とりにくそうですね。台数も少ないしニッチな高級車は有意なデータ取りにくそうです。
私はこだわりタイプですけど収入低いので中古でいい出物が出るまでじっと我慢です。
羨ましい方々ですよね~。
いつかそうなりたいとは思いつつも、年間数百万も捨てる勇気は金銭に余裕が出来たって生まれないだろうなと思っているので、同じように中古車漁りに精を出すしかないですね(笑)