スズキ「スペーシアカスタム」のOEM車。
出典:goonet
本日はフレアワゴンカスタムスタイルです。
フレア系の中では一番流通量の少ないこの車(市場データは過去3ヵ月で30台弱)
なのにグレード数はノンターボとターボ設定含めて10種展開のこの車(27年式時点で)
・・・もうグレード別は絶望的やないかい!!!
現在も販売中です・・・(今は全部ハイブリッドになっててもう訳が分からない)
別窓になっていますので、ランクを確認する前にまずはこちらのランク表をご覧下さい。
ランクの見方が書いておりますので、見比べると分かり易いです。
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ
マツダ【フレアワゴンカスタムスタイル】のモデルチェンジ価格差
モデルチェンジが発生すると新型モデルに需要が傾くため、ほぼどの車種も旧型の価値は下落します。
しかしその価値の下落度合いは車種によって様々ですので、目安となるよう最多流通グレードを元にオークション市場でのモデルチェンジ価格差を調査しました。
その結果がコチラです。
モデルチェンジ価格差 約35万
新型:2018年 ハイブリッドXS(2WD)
旧型:2017年 XS(2WD)
※新車時の販売価格差は約4万ほど新型の方が安いです。
距離数やカラー、装備、状態などなど、類似したそれぞれの車の取引平均値から割り出しています。
新車価格差が上記グレードよりも安ければモデルチェンジ価格差は少なく、より高ければモデルチェンジ価格差も高くなり易い。
またフルモデルチェンジとマイナーチェンジでは、フルモデルチェンジの方がモデルチェンジ価格差は大きくなり易いことを把握しておきましょう。
・リセールバリューランク
ランク・・・SS 73%
・海外輸出情報
過走行データが無いため不明
・総評
ぶほっ・・・
27年式は4台だけ・・・
私にどうしろと言うのだ・・・
しょうがないなので、前後1年ずつ追加して2台以上あったグレードだけ無理やり割り出してみました。
その結果がこちらです。
XS(2WD) ランクB
XT(2WD) ランクA
上下差4%。
出せたのはこれだけ。
一応1台しかないグレードも軽く調べてみると、おおよそ55%前後で大きな差は生まれてなさそうな印象はあります。
そして台数不足のため特徴の分かる比較対象もほとんどありませんが、唯一修復歴は10~20万くらいのまぁまぁ平均的な数値でマイナスになっていますね。
なのでフレア(ワゴンRのOEM車)のような輸出の疑いがかかるような不可解な相場にはなっておりません。
たぶんですがこちらは高水準での輸出該当の可能性はゼロと見て良いと思います(過走行とかで該当する低い輸出は分からんけどね)
うーん・・・
取引台数とグレード展開数のバランスが悪い車はほんとツラい。
比較が出来ないのでまともに調べられないよ!!
ねぇマツダさん?
特殊タイプでもないのに5年近く販売して取引台数30台未満って、私が言うことじゃないんですが過疎の中の過疎、キングオブ過疎車両だと思うんです。
・・・こんな状態で売ってて誰か幸せなんだろうか?
一応軽自動車のラインナップも押さえておきたいんだろうけど、私がマツダの営業マンなら売れない車いつまでも残しとくのウザーッ!って思っちゃうけどな。
一応何かあった時用に自社製品の特長やらなんやら覚えとかなきゃいけないだろうし、かと言ってそれをお披露目する機会なんて早々ないだろうし。
本家FCに合わせて追っかけ販売してるみたいですけど、潔くよく生産終了しちゃった方が良いと思うんですけどね!!
とりあえず。
本家と比較するとリセール数値が低いのは間違い無さそうです。
が、中古購入を狙うにしてもグレード展開が“無駄に”豊富。
的を絞って探すのは中々しんどいかもしれません。
そしてついでに言えば、ただでさえ台数が少ないのに事故現車や修復歴車の比率がかなり高いです。
いくつか修復歴車のデータを見てると、「おこし屋」と呼ばれる事故現車を仕入れて見栄えだけなんとかして再販しているケースが多いので中々の危険パターンだと思われます(この車だけの話じゃないけどね)
そのような車は一般の方が保険を使って万全に直すのと違って、コストダウン最重視なので見えない骨格部位などは直し方が適当。
表面も安く雑に直すので、「補修跡」が素人目でも多少分かるくらいの粗悪車であることが多いです。
もちろんよく見ないと分からないと思いますし、その結果がしっかり出てくるのは数年後の話になるので(塗装の色ムラなど)、中古購入を検討されている方は十分に注意して下さい。
ある意味騙す目的で直しているので、購入する際は出来れば「仕入れ時のオークション出品票」を見せて貰って評価が「R」や「3.5」、「※※※」でないことを確認してから購入されると良いと思いますよ。
必ずしも見せてくれるとは限りませんが、仕入れ内容に自信があれば見せてくれる率も上がりますし、逆に仕入れ時に問題があれば絶対に見せれません(笑)
車の査定技術が無くても、上手く知識を活用して粗悪車を掴まされないようにして下さいね!
最新グレード別リセール数値(2021年9月14日調査)
最新の3年経過、3万km各グレード別リセール値がコチラ。
ハイブリッドXS(2WD) 74% ←高額売却の狙い易い最多流通グレード
ハイブリッドXT(2WD) 72.7%
※データの取れたグレードのみ載せています。
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
※一括査定ではありません
マツダ【フレアワゴンカスタムスタイル】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 ◎
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 ◎
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
中古車販売店 〇
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 ×
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
廃車業者 ×
廃車の場合は買取店に行かれても中間マージンだけを取られて廃車業者へ売却されてしまいますので、それであればご自身で直接動かれた方が楽ですし金銭メリットも強いです。
過走行や傷凹みが多い車は特に廃車業者が最高値になる可能性が高いので、詳しくは上記にある海外輸出情報をご覧になりながら判別してください。
廃車業者も交渉することによって価格は変動することが多いので、見積もり後のもう一押しを忘れないようにしていきましょう
【廃車本舗】
全国規模の廃車専門業者です。
自社でリサイクル工場を持っており、部品の輸出も含めた価格を割り出して貰えますので期待値は高いです。
レッカーや廃車に関する費用は全て無料なので、余計なことを考えずに高値売却を目指せます。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
この手の形の軽はOEMであっても
リセールはいいと思っていましたが
そういうわけでもないんですね。
タントやNBOXはちょっと高いなーって人にはこの車を中古で買うと
OEMウマー!!ができるタイプですかね?
特別悪いわけじゃないんですけど有名車種に比べたら見劣りはしちゃいますね。
なので軽のハイトワゴンで高年式、低走行を安くということなら中古購入はかなり有りだと思いますよ。
ただ短期で価値があるうちに売却しようとするとデータ不足から必要以上に安い売却になる可能性があるので、感覚は8年10年としっかり長く乗って得する車だろうなと私は思います。
3年5年で飽きそうということなら本家の方が高く売りやすいのでそちらがお勧め!