よくご質問を頂くので、簡単にですが未使用車の定義についてまとめておきます。
車を足として見ている方にはどうでも良い情報ですが、輸出でヒャッハーしたい人は良く読んでおきましょう。
※ただし管理人が知っている範疇での内容となりますのでご注意下さい。
まず未使用車の意味についてです。
【未使用車とは】
一度新規登録はしたものの、通常の使用をせず中古車(新古車)として再流通させた車。
一般的には新規登録直後の車を指しますが、1年2年ガレージや倉庫で眠らせたような、まったく走っていない車も未使用車と呼ばれることは多いです。
そして通常の使用と言っても、その車で買い物に行った、荷物を乗せたなどなど・・・
どのような使い方をその間しているかは当事者しか分からないため、走行距離と内外装の状態で判別されるのが一般的です。
要は登録だけしてあるので買えばワンオーナーじゃないけど、距離や状態は新車と何も変わらない車。
これを未使用車。
少しランクが落ちて、こちらも定義は曖昧ですが3000km未満、5000km未満などの高年式、低走行、非常に綺麗な車。
これを新古車と呼ぶことが多いですね。
そしてそして。
輸出狙いの方は、特に走行距離数に対して悩まれると思います。
一体どのくらいまでの距離数までなら許容範囲内なの?って。
で、この部分は結論を先に言ってしまえば、はっきりとした線引きはありません。
なので極力少ない距離数で再流通させましょうというのが答えになりますし、こう答える以外回答が無いんです。
それじゃ参考にならないだろ!
そんな声も聞こえてきそうですけど、ちゃんと理由もあるので納得して下さい。
【距離数の明確な線引きが無い理由】
なぜ未使用車に拘るか、新古車じゃダメなのかというのは、輸出先の国々が未使用車という条件を付けているからです。
国内であれば走行100kmも1000kmも同じ距離数の少ない車。
状態がどちらも綺麗であれば基本的には価値もほぼ変わりません。
ただ海外の色々なお国が
「未使用車なら高く買い取るアルヨ」
「新古車はダメアル。50万安くするアル。いやいやそもそもいらないアル」
こんなことを言ってくるので、高い売却額に持っていくために未使用車に拘る必要が出てきます。
そして非常に重要なのが
車種によって輸出される国も違うし、国それぞれの求めてる未使用車の定義(受け入れ条件)も違う
ということです。
運搬時にどうしても最低限走るため、50km以内ならOKという国があるかもしれませんし、それが200kmまで伸びる国もあるかもしれません。
新規登録から2週間以内に抹消という条件を付ける国もあったような気がします。
輸出国それぞれの考え方も違うため、狙った車が油断して弾かれないようとにかく距離数を抑える。
もちろんぶつけたり汚したりしない。
なんなら新車時についてくるビニールのシートカバーやディーラーの足元のマットも残しとく(私は必ず残します)
こんなことを意識しつつ、「この車は未使用車だよ!」とアピールしながら輸出国に受け入れて貰える準備をするわけです。
所有者が考えて努力して、条件を整えなければいけない部分ですね。
ただまぁ・・・
一般の方で積載車を所有している人なんてまずいないでしょうし、距離数で結構苦労されているのも分かっております。
なので経験上の距離数の目安は書いておきますので参考にして下さい。
何かあっても責任は取れませんのでそこだけご了承を!
10km未満
確実ですが、だいたいここで収まる人は勝手が分かっているプロだと思います。
50km未満
経験上弾かれたことはありません。まず大丈夫だと思います。
100km未満
ここら辺からちょっとスリリングな展開に。オークション検査員も未使用車の評価「S」点を付け辛くなってくるので出来ればこうならない方が良いです。
300km未満
過去に1度これでクリアしたことはあります。ただ1度しか経験が無いため神様に弾かれないよう祈りましょう。
500km未満
未知の領域。最低限の移動でここまでの距離数になることはまずないので基本はアウトと思った方が良いと思います。
500km以上
アウトです。オークションでも500キロ以上は距離数1000キロの表示になってしまうため、未使用車として扱われません。
私が知る限りはこんなもんですかな。
距離を短くするコツとして、納車は自宅、ないしは別の場所に指定し積載車に積まれた状態で納車して貰う(これで推定走行距離10km未満で手元に届く)
即動かす場合、事前に段取りを組んでそのまま陸送会社でオークション会場なり売却先なりに運んで貰う(レンタカーで積載車を借りて自分で運ぶのも有り)
これで10km未満、もしくは前後でまず収まり、輸出該当車両であれば確実安心コースとなります。
如何に自走をしないかがポイントになりますので、自分でディーラーまで車を取りに行ったり、オークション会場や売却先まで自分で運転していくということは極力避けて下さいね!
納車費用ケチった結果弾かれても・・・誰も救ってくれません。
以上、狙う方は頑張ってみて下さいな!
【ENG】
有名な輸出専門業者です。
国内需要では到達不可能な売却金額を実現させるためには、輸出業者へ査定額を確認するのが一番の近道になります。
限られた車しか好条件での輸出該当はしておりませんので、ハリアーを所有している方は間違いなくお勧め出来る売却方法の一つとなります。
【カーセンサー】
売却を検討している方はこちらから。
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選んで下さいね。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いですよ。