買取価格ランク【メルセデスベンツ】

【ベンツSLK】リセールバリューをランク付け!

投稿日:2017年5月6日 更新日:

ベンツの中で一番安価なオープンタイプ。

 

出典:goonet

本日はベンツSLKです。

 

いつの間にか生産終了して「ベンツSLC」という車名に変わってたんですね。

知らなかったし!!

 

買取店に勤めていても2~3年に1回しか見ることが無い結構なレア車です。

平成28年6月で生産終了となります。

 

 

別窓になっていますので、ランクを確認する前にまずはこちらのランク表をご覧下さい。

ランクの見方が書いておりますので、見比べると分かり易いです。

 

※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ

 

・リセールバリューランク

 

ランク・・・C (数値までは不明)

 

 

・海外輸出情報

2代目SLK(平成16年~)・・・中~高輸出に該当(ハンドル左右どちらでもOK)

 

 

・総評

いっやー・・・

 

この車クソ難しいわ。

 

どうしよう。

 

最近まで販売されていた車なのでグレード別までやる気満々だったんですが、すいませんこの車は無理ですね。

まず流通量自体がベンツの中でも少ないかなり少ない部類、そしてグレード展開はそれなりにあるんですがかなり偏っています。

 

そしてパッケージ大杉問題。

これによって基本のリセール数値が不透明。

 

おまけに実用性に乏しい超絶趣味カーで、おっちゃんおじいちゃんのセカンドカー、サードカーポジションです。

なのでとにかく走行距離数がどれも少ない。

年間1万キロくらい走ってる車なんて市場データ見る限り10台に1台も無いくらい・・・

 

平均すると年間3千キロくらいの車ばっかりゴロゴロしています。

 

 

な・の・で!

市場データ見て思ったことどんどん書いてくことにします(それしか出来ない)

 

まず2~4年経過時の主要グレードは「SLK200」

つまりベースグレード。

このグレードが大半を占めています。

ただこの車は不思議なグレード展開になっており、唯一のMT設定である「200MT」、何が特徴かよく分からない「200トレンド」、スポーツサスやアルミが大きくなった「200スポーツ」がこのベースグレードより下位に設定されています。

このベースグレードより上位に、排気量が上がった「350」、変態仕様の「55AMG」が存在するので、ベースグレード自体が中間設定の位置づけですね。

 

そしてこの中間ベースグレードにAMGスポーツパッケージをほぼほぼ付けた上で、あとはなんだかよく分からないパッケージを皆さん付けるようです(笑)

 

リセール数値は無理やり3万キロあたりに換算すると40%台。

 

ランクで言えばCになります。

たまにある200MTとかスポーツとか見てても、排気量1800ccのタイプならランクCは変わらないかなぁ・・・

 

あ、350はランクDです。

 

3年、4年経過くらいで新車価格200万円弱安いベースグレードとほぼ取引金額が変わらなくなります。

AMG55はとんでもない希少グレードなのでほぼデータが存在しませんが、ランクで言えばDで後半強い(1回大きく落ちた上で残る)タイプでしょう。

 

 

市場データ眺めていると他ベンツよりもシルバーの比率が高い

ベンツの中では比較的安い部類ではあるけど、それでも主流は500万~600万あたりと若い人は中々手が出せない価格帯。

そして上位に「ベンツSL」という市販オープンカーの王者みたいな車が鎮座されているので、ステータスを意識する人は中古のSLに流れる。

 

こんな理由で金銭的に余裕がある年配層が、ドライブを楽しむ目的で購入&乗っているのかなーと思います。

若い人がやりがちな改造も皆無ですしね。

 

 

というわけでここからはご所有されている方へ。

好きで買うタイプの車でしょうから「早めに売った方が良い」なんて野暮なこと言いませんが、最後の最後は切なくも廃車になってしまう車です。

現在平成16年以降の2代目は価値が守られているので、ここら辺ギリギリを所有されている方は愛車を高く売れるうちに売ってしまった方がいいんじゃないかなーと思います。

 

生産が終わっている以上、いつここが決壊するかよく分かりませんしね。

 

とりあえず確認出来る限りで5万キロも15万キロも大して価値が変わりませんので、過走行気味であればってところです。

 

 

そして低走行の方。

初代でもザックリ7万~8万キロあたりまでであればちゃんと国内で再販されています。

15年経過してようが売る時はしっかり頑張りましょう!

 

そしてそこから距離が増えてくるとシルバーを筆頭に中古車屋さんの選別が激しくなっていきます。

 

一応手放す時は買取店巡りをされた方が良いと思いますけど、排気量が小さいわけでは無いので廃車の選択も入れられた方が結果的に高くなる可能性もあることを念頭に入れられた方がいいですね。

 

 

そしてそして購入を検討されている方。

うーん・・・この車は特に購入のお勧めポイントは無いな(笑)

FCが入ればガクンと落ちるくらいで、あとは経過年数に合わせて順当に価格が落ちていきます。

単純に得なのは「350」や「55AMG」ですけど、球数が相当少ないと思われますし維持費も掛かります。

一応白黒とシルバーの差が3年経過で30~40万くらいなので、予算を抑えたいなら白黒外すといいですよってことくらいですね。

 

 

どちらかというとベンツの中では不人気枠に入るので、もうちょっとリセールは厳しい数値かと思ってました。

 

が、一応スポーツオプンカー!

 

可もなく不可もなくな感じで無難なリセールとなっておりますので、輸入オープンカーに興味がある方は選択に入れてみて下さいな。

中古で買うならベンツSLの方が後々残ると思うけどな!!

 

 

【第6回アンケート結果】

アンケートにご回答頂いた方ありがとうございました!

第6回アンケート結果は・・・・

 

初のホンダ車!ヴェゼルに決定!!

 

これでトヨタ&レクサス以外が来ましたので半年続いたら~ってやつはリセットになります。

近日中に更新しときますので、気になる方はチェックしてみて下さいね。

 

 

中古車に興味を持ったらこちらから。

気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)

表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。

しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。

 

goo-net(グーネット) 中古車情報検索サイト

※一括査定ではありません

 

 

メルセデスベンツ【SLK】の売り先アドバイス

車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。

国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。

「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。

 

車買取専門店  △

現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。

相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。

しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。

単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。

お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。

 

一括査定依頼のコツ

・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)

平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)

 

数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)

 

 

【カーセンサー】

高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。

極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。

 

カーセンサー.net簡単ネット査定

 

【ズバット車買取比較.com】

こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。

オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。

小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。

 

《ズバット車買取比較》最大8社無料一括査定

 

 

【かんたん車査定ガイド】

最大10社の査定が取れる一括査定です。

ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。

査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。

 

かんたん車査定ガイド

 

※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。

買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。

 

車の系統を合わせた専門店 ◎

ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。

専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。

難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。

国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。

 

【外車王】

輸入車専門の買取業者です。

今まで当サービス内でご利用者が複数名おり、同業から見ても驚くような金額で買取をしているケースがあります。

他の会社が絡んだとしても、今のところの成約率(査定依頼をして最高値で外車王が買い取った率)がかなり高いので、輸入車の売却先候補には絶対に入れておいた方が良い会社です。

日本全国出張査定費用は無料なので、この会社一本に絞るのではなく、本命の一つとして利用していきましょう。

外車王 輸入車・外車査定の詳細はコチラ

 

中古車販売店 ×

中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。

国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。

車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。

販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。

難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。

 

goonetの中古車店検索はコチラ

 

オークション代行出品 〇

業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)

流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。

あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。

逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。

知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。

一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。

 

手数料の安い代行業者がコチラ

中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)

Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)

 

買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。

 

廃車業者 △

廃車の場合は買取店に行かれても中間マージンだけを取られて廃車業者へ売却されてしまいますので、それであればご自身で直接動かれた方が楽ですし金銭メリットも強いです。

過走行や傷凹みが多い車は特に廃車業者が最高値になる可能性が高いので、詳しくは上記にある海外輸出情報をご覧になりながら判別してください。

廃車業者も交渉することによって価格は変動することが多いので、見積もり後のもう一押しを忘れないようにしていきましょう

 

【廃車本舗】

全国規模の廃車専門業者です。

自社でリサイクル工場を持っており、部品の輸出も含めた価格を割り出して貰えますので期待値は高いです。

レッカーや廃車に関する費用は全て無料なので、余計なことを考えずに高値売却を目指せます。

 

廃車買取査定の詳細はコチラ

 

 

車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?

厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。

ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)

実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。

有料査定サービスのお申し込みはコチラから

 

-買取価格ランク【メルセデスベンツ】
-,

執筆者:


  1. Yusuke より:

    にー様

    いつも楽しく拝見させていただいています。

    うちの親父もSLK350を所有していまして、今回の記事がとても参考になりました。キロ数は7万キロのシルバー。
    おおよその金額はわかりましたが、この車は人気薄で大した金額にもならい・・・
    うちの親父も、年なんで、乗りずらいスポーツカーは、あと乗って2から3年だと思います。これからの方向性を考えたいと思います。

    丁寧な解説ありがとうございます。

    • にー より:

      参考になったようであれば何よりです!
      SLKは通好みな車ですからね~その中でも350はかなりの通だと思います(笑)
      まだまだ先のお話だとは思いますが、市場データが少なく売却時はちょっと苦労するタイプの車かと思います。
      ぜひお父様に助言出来るくらいに知識を増やしていってくださいね!

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【ビアノ】リセールバリューをランク付け!

この車の知名度はどうなんだろうか。   出典:goonet 本日はビアノです。   元々は「Vクラス」と呼ばれていたミニバンがなぜかビアノという名称になり、わずか3年ほどでまたVク …

【ベンツCL】リセールバリューをランク付け!

元ベンツ最高位車種。   出典:goonet 本日はベンツCLです。   今はベンツの中にマイバッハが混ざってしまったのでアレですが、元々はSクラスやSLクラスと並んで最も高い恒常 …

【ベンツGLKクラス】リセールバリューをランク付け!

これまた流通台数少なっ!(ベンツのSUV大丈夫かよ)   出典:goonet 本日はベンツGLKクラスです。   生産は平成28年2月までと約8年間販売していた車ですが、オークショ …

【ベンツCクラス】買取・査定価格をランク付け!【ライバル車と比較しよう】

  出典:goonet mercedes-benz(メルセデスベンツ)Cクラスの買取価格について、車の専門業者のみが見れる会員制オートオークションデータから調査、分析をしてみました。 Cクラ …

【ベンツGLクラス】リセールバリューをランク付け!

現ベンツGLSに移行する前の最上位SUV。   出典:goonet 本日はベンツGLクラスです。   排気量設定がガソリンで4.7リッターと、国産で言えばまさにランクル200のよう …

プロフィール


管理人 にー 

本業は買取業メインの車屋さん。

ブロガー&カーコンサルタントとして、いかに損をせずに車と向き合っていけるかを色々な視点から解説しています。

【ベンツSLK】リセールバリューをランク付け!

by にー time to read: <1 min
2