出典:goonet
porsche(ポルシェ)ケイマンの買取価格について、車の専門業者のみが見れる会員制オートオークションデータから調査、分析をしてみました。
ケイマンを中古車として高く売る場合、どのようなグレードを選んでおけばいいのか。
ケイマンの総合的な買取価格ランク、グレード別の価値の差や買取価格に直結する輸出動向などなど。
現在の市場相場を調査しながら解説していきます。
また、お得なケイマンの中古車購入ポイントもこの記事を見れば分かるはずです。
ケイマンを高く売ろうと思っている方、これからお得に買おうとされている方はそれぞれ参考にして下さい。
車屋(買取店)から見えるポルシェ【ケイマン】の印象
所有して得られるステータス性とコスパの関係が素晴らしく良い車ですね。
新車価格は当時600万~800万辺りが主流。
オプションによってさらに金額は大きく伸びるにしても、一目で高級車と分かる「ポルシェ」のステータス性を得るにはかなり安いと思います。
素人目から見て911との違いなんて大して分かってないですしね(笑)
おまけに残価率(リセール)も輸入車にしてはかなり良い部類なので、ある程度の年数経過しても高く売れるというオマケ付き。
なので今から買おうとすれば経過年数と比較して高いと感じてしまうのが一つの難点だと思います。
ポルシェ【ケイマン】モデルチェンジ歴
2005年8月 初代ポルシェケイマン販売開始
2008年12月 マイナーチェンジ
2012年12月 フルモデルチェンジ 2代目ポルシェケイマン販売開始
現在は718ケイマンに移行。
※周期は平均3~4年。
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ
ポルシェ【ケイマン】の買取価格ランク(3年経過時)
ランク・・・S 67%
※3年経過30000kmを基準にした、全グレードの平均値となります。
ランク早見表
総合ランク | 買取価格/新車価格(3年経過) | 各ランクについての解説 |
SSS | 80%~ | 全車種の1%にも満たない超高額の買取価格が期待出来ます。売る時は心ゆくまで交渉しましょう。 |
SS | 70%~79% | このランクに該当していれば相当ラッキーです。車の形状によってはこの枠に入ることすら許されません。 |
S | 60%~69% | 人気車種を買っている証拠です。お隣さんが悔しがります。 |
A | 55%~59% | 平均よりはやや上です。上には上がありますが、欲しかった車なら満足度とのバランスもそれなりに取れているはず。 |
B | 50%~54% | まさに平均です。可もなく不可もなく。この辺りから中古車を買うメリットも大きくなります。 |
C | 40%~49% | 売る時やや辛くなるランクです。特に高額輸入車はこのランクが多いので、中古車にもしっかり目を向けてみましょう。 |
D | 30%~39% | 新車で買えば泣きをみます。誰かが助けてくれるわけではありませんから後悔する前に検討を。 |
E | 20%~29% | 新車で買ってたら涙も出ません。買っちゃダメ。絶対。 |
Z | 0% | 既に最終モデルでも価値はありません。廃車が最有力となります。 |
ポルシェ【ケイマン】の海外輸出情報
なんでも超高輸出に該当
ポルシェ【ケイマン】の調査結果
まずは3年経過3万km時のグレード別リセールがこちら。
ケイマン(6MT)ランクS
ケイマン(7AT)ランクS
ケイマンS(6MT)不明
ケイマンS(7AT)ランクS
なんか難解なパズル解こうとしてるみたいです・・・
価格に影響出そうなオプション多過ぎなんだよ!
ちなみに上下差は4%。
オプションでゴロゴロ変わるから4%なんてあってないようなもんです。
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では特徴。
・ATorMTはかなり予想外だったけどATの勝ち(気持ち程度だけど)
・ハンドルの左or右は左の勝利(これも気持ち程度)
・スポーツクロノとPASMが価格に影響出やすい雰囲気がある(ダブルで50万くらい)
・他にもそれなりのオプション多数(把握しきれない)けど複合で余裕の数十万変動
・死にたい
とこのような感じです。
たぶんね。
なーんもオプション関係付けなかったら3年後3万キロあたりでランクS。
これは間違ってないと思います。
ハンドルの左右、ATでもMT、2700ccと3400cc何選んでもですね。
色の差も本当は調べたかったんですが、オプション関係に邪魔されてよく分からず。
ただ白黒が高いのはこれも間違い無いです。
中途半端なオプションの白黒より、カレラの20インチにBOSEサウンドくっ付けてフルレザーにしてスポーツエグゾーストシステム装着して・・・
他にもいっぱいハァハァしたシルバーのケイマンの方が高いというだけです。
ま、30万くらいは最低でも色で差はあるでしょ(ホジホジ
あとスポーツクロノとPASMは有る無しで差がありそうに感じましたが、他のOPの価格差が分かりません!
車によって何付けてる付けなてないがバラバラ過ぎて比較出来んわ!
雰囲気はエクステリア系がそれなりの付加価値だと・・・思う・・・
ここまでやって思った。
私も買取店の端くれ。
相場も長いこと見ている。
ただ、いくら?って言われたら、新しいケイマンだと本気で「うおおおお!」ってなる。
オプションかなり付けている新しい(5年落ち以内くらい)ケイマンに乗っている方。
この車は買取店に売らない方がいいですわ。
たぶん評価が上手く出来ません。
まず査定するスタッフがオプションの取りこぼしをしまくるはずです。
私も絶対取りこぼす自信あるし!!
詳しい専門店で在庫販売視野に入れながら価格確認をしていくか、オークションの代行出品利用した方が高くなりそうな気がしますね(付けたOPを把握しているなら)
逆にあまりオプション付けてなかったら、分からずにオプション付きの相場を見る可能性があるので買取店が全然有りなんですけどねぇ。
どんな車でもオークションの水物相場から価値を割り出そうとするので“たぶん”というワードは少なからず出ちゃうんですが、この車はその”たぶん”の枠が非常に広くなる。
そんな難解車両、ケイマンでございました。
あ、やべっ。
肝心なこと忘れてた。
5年以上生産から経過して価格が落ち着いてくると、また需要層が変わるため「左ハンドルのMT」が高くなります。
これは前から分かってたんで一応確かめましたが、今も変わっていませんでした。
ご参考までに!
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
※一括査定ではありません
ポルシェ【ケイマン】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 〇
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 ◎
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
【外車王】
輸入車専門の買取業者です。
今まで当サービス内でご利用者が複数名おり、同業から見ても驚くような金額で買取をしているケースがあります。
他の会社が絡んだとしても、今のところの成約率(査定依頼をして最高値で外車王が買い取った率)がかなり高いので、輸入車の売却先候補には絶対に入れておいた方が良い会社です。
日本全国出張査定費用は無料なので、この会社一本に絞るのではなく、本命の一つとして利用していきましょう。
中古車販売店 △
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 〇
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
ポルシェ【ケイマン】のライバル車
SNSで共有して頂けると管理人の励みになります!宜しくお願いします!
このサイトはとても貴重な情報を掲載していただいていて大変助かります。
981型ケイマンの購入検討をしているのですが、5年以上では左ハンドルのMTが高いと分析されています。
その理由を教えていただけませんか。
海外輸出需要があるからなのでしょうか。
お手数をおかけしますが、ご回答いただけたら幸いです。
車屋がコツコツ情報公開していますので好きなだけ知識を蓄えて下さいね。
それと5年以上の左ハンドルが高いというのは、ケイマンに限らず輸入車に多い傾向です。
実際の数値差とかだとイメージが湧きにくいので、印象としてでお伝えしますと・・・
高年式の立派な輸入車は富裕層が購入のメインです。
そして富裕層はどうしたって年齢層が高めになります。
今までにもそれなりの車に乗ってきているでしょうから、今さら変なところでカッコつけたりしません。
自分が欲しいと思った仕様を自分好みに買います。
対して経過年数がそれなりに経って価格が落ちてきた輸入車は?となると、輸入車に憧れる層が増えてきます。
この年齢層は幅広いですが、弱中年層も多く含まれます。
資金に余裕のある方が余裕を持って買うというより、無理をしてでも見栄えのための買うというイメージです。
その時にどんなところに拘りを持つかというと、輸入車なのでその車に対してのステータス性と、あとは左ハンドルに憧れを持つケースが多くなります。
一昔前ほどではないですけど、わざわざ国産車の海外展開版を逆輸入して、左ハンドル仕様に人との違いと満足を感じるとかはその典型パターンです。
なので価格が落ち着くほど、乗り辛くても左ハンドル命!右ハンドルダサい!という層によって需要が変わっていきます。
あとは左ハンドルのみ輸出対象にしている車もあったりするので、国内外共に左ハンドルの方が優勢になるということですね。
※あくまで車屋が色々な車を売ってきての印象です。