車を高く売るためのコツ 車売却前に知っておくべき知識

【車の売却】どうなる税金!自動車税&自賠責&重量税【知った風では痛い目をみる】

投稿日:2015年11月2日 更新日:

では今回は車に関わる税金についての解説です。

 

どういったタイミングで発生し、どうのような条件をクリアするとお金が戻ってくるのか。

 

把握している方が少ない分、知っている人は結構得してますからね。

 

ぜひここで学んで活かして頂きたい!

 

まず車に関係する税金というとこのようなものがあります。

 

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車に関係する税金

・自動車税

・自賠責保険

・重量税

 

自賠責は税金ではないですが、同じように考えた方が分かり易いので混ぜちゃいました。

ではそれぞれ解説しますのでよく読んでみて下さい。

ここは出来れば全部覚えた方がいいですよ!

 

自動車税

軽自動車税(市町村管理)と普通車の自動車税(県管理)にまず分かれます。

地域にもよりますが毎年4月~6月くらいに自宅に届く例のあれです。

複数台持ってると結構お金ぶっとびますよねー(毎年泣きそうです)

 

まず重要なのは

 

軽自動車税は一切戻ることはありません。

 

例えば5月に軽自動車税を支払い6月に手放した。抹消した。廃車した。

どんな処分の仕方をしても一切戻りません。

ある意味分かり易いです。

 

市税のためこのようなシステムとなっています。

 

 

そして普通車の自動車税は条件によって戻ります。

 

その条件とはナンバーを返納し、抹消すること。

 

昔は抹消を行わなくても、他県にナンバーが変われば税金の月割り還付を受けれましたが、平成18年度あたりからの法改正により他県ナンバーに移転登録(抹消をせずに次の名義にする)しても税金は戻らなくなりました。

 

分かり易く言えば、車検を切らなければ普通車の自動車税は戻らないということです。

 

もちろん廃車にすれば一時抹消⇒永久抹消という手順で車検を切ってナンバーを返しますので、そのタイミング分戻ります。

 

自賠責

車検の時に2年車検であれば2年分(24カ月か25カ月分)の自賠責保険料を支払って車検を取ります。

別名「強制保険」というやつですね。

車検がある車には必ずその車検に合わせた有効期限の自賠責が存在します。

あなたの車検証ケースの中にも入っているでしょう。

 

ではこの自賠責は車を売るとお金が戻せるかどうかですが

 

条件によっては戻せます。

 

その条件も簡単で、上の普通車用自動車税と同じです。

 

そう、車検を切る=ナンバーを返納し抹消することが条件となります。

 

ただ普通車の自動車税と少し違う部分は、自動車税は車検の残り期間が短ければ必然的に車検を切る作業に入る=自動車税が戻るという流れになりますが、自賠責の場合は車検と連動しているため

 

車検を切る=自賠責の残り分が戻る=その分車両価値が下がる 

 

という微妙な感じになります。

 

基本的には普通に値段の付く車であれば車検を切ってしまうことの損失の方が大きいので、無理に自賠責を戻すということは考えない方がいいでしょう。

買取店もそこを分かっているので、あくまでそういった未経過分の自賠責も込みで値段を出しております。

 

ただし廃車の場合、車検があってもなくても車両価値は排気量で決まりますので遠慮なく車検を切ってしまいましょう。

 

解体業者によってはその払い戻し業務をやってくれて、廃車買取金額に上乗せしてくれるところもあります。

 

 

重量税

この重量税も車検との連動です。

車検を取る際に2年であれば2年分の重量税を支払います。

この重量税は車の重量で決まるので(車検証に載っています)、重量が大きい車ほど重量税も高くなります。

 

そしてこの重量税も条件によって未経過分の払い戻しが可能です。

 

その条件とは永久抹消、つまり廃車にすること。

 

注意しないといけないのは自賠責より条件が厳しくなります。

 

自賠責はあくまで一時抹消、車検を切るだけで戻りますが、重量税はそれプラス廃車が条件に入りますので、普通にお金が付く車を売却するとなった場合、まず戻ることはありません。

もちろん買取店はこの部分も含めた上で買取金額を算出しています。

 

ただ廃車なら戻るということですので、ここもしっかり把握しておけば思いの外金額が残ったりします。

 

 

 

 

分かり易い例を出しますと

 

6月に新しく買った車が納車になるからと、車買取店に向かったフリーザさん。

 

今乗っている車は車検が1年残っている2000ccのステップワゴン(宇宙船)

年数的にも15年経過と古く、距離も15万光年走っている。

辛うじて前に進んでいるような状況です。

 

これを買取店に持って行き、なんとか売れないものかと粘ったとしましょう。

あくまで商品化を前提にということであれば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無常にも0円

 

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買い手がいない!!

 

威嚇し脅迫し、なんとかそのお店での代車登用が決まり、1万円の買取となりました。

 

 

車検をそのまま活かすため、何か買取金額とは別に戻ってくるものもありませんが

 

名義変更に掛かる費用はサービスとなり万歳万歳!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしこれを廃車にすると・・・

 

 

 

2000ccの廃車値段 約 3.5万円 解体相場記事参照

自動車税還付   約  3万円 (7~3月分の還付金)

自賠責還付    約    1万円  (車検残1年分)

重量税還付    約 1.5万円  (車検残1年分)

 

 

 

 

 

 

なんと約9万円・・・

 

 

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こうなるわけです。

 

さすがにこのこと知ったらフリーザさんも激おこですよ。

 

何悠々と私の車を代車に使ってるんですか!

 

全部私が払った税金で走っているんでしょう!!

 

と・・・

 

 

知識は宝です。

 

こうならないよう、せめてブログを読んでいる方々は各自学んで頂き、ご自身が損をしないようにして頂きたいものです。

 

 

 

 

追記

 

買取店ももちろん商品化を行わず、廃車を選択しお客様に提案することもあります。

しかし流れはこのようになっています。

 

ユーザー ⇒ 買取店 ⇒ 解体業者

 

要は間に買取店が入っているだけで基本右から左にです。

 

車の買取店は車の解体作業を行えないですからね。

 

ただ間に入ることによって当然マージンが入ります。

 

 

それであれば

 

ユーザー ⇒ 解体業者

 

この方が良いに決まってますよね。

 

「車 解体 ○○(地域)」と検索すれば、その地域の解体業者さんが色々と出てくると思いますから交渉してみましょう。

 

あとはあなたの営業力次第です(笑)

 

解体業者もお客さん見て値段変えたりは普通にしますから、なんでもハイハイ言わないように注意してくださいね!

 

 

 

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  1. ろみひー より:

    にー様

    自動車税納付の季節ですね。
    地域にもよりますが自動車税もクレジットカード払いができるようになりました。

    これまでは何も考えずにコンビニで現金払いとしてたのですが、
    クレジットカード払いの場合、納税証明書が発行されないですよね。

    一方、車の売却時には納税証明書が必要ですが、クレジット払いの場合はなくても大丈夫ではなくって支払いが確認できるページ?のプリントアウトが必要ってことでしょうか。

    初歩的な質問ですみませんが、ご教示よろしくお願いいたします。

    • にー より:

      ほっほークレジット払いのこと知りませんでした。
      買う側が納税証明書を求める理由はちゃんと税金を納めているかの確認と、買い取った車の継続車検のために使うという2点の目的があります。
      2点目は車検切れ間近で抹消前提であれば使わなかったりもしますけど、払った確認だけが目的ではありませんから支払いが確認出来るページのプリントアウトでは厳しいですね。
      オートオークションでは今のところプリントアウトでは通らないと思いますので、クレジットカード払いでポイントが付く代わりに、陸運局や街中にある自動車税事務所で納税証明書の発行手続きをしに行かなければいけなくなります。
      まぁ実際は無くても融通が利く買取店ならお店側で代理発行しにいってくれるので(私はよく代理で発行しに行ってました)、車屋視点で言えば面倒事が増えるので出来ればコンビニ払いして欲しいところですけどね(笑)

      • ろみひー より:

        にー様
        早速の返信ありがとうございます。

        やっぱり素直にコンビニでニコニコ現金払いですかね~
        明日コンビニで払ってきます!

        • にー より:

          売る時に「納税証明書取ってきて!」と言われてもしょうがないと思えるならクレジット払いでも良いと思いますよ。
          それがめんどくさいと思ってしまうなら現金払いの方が無難です!

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ブロガー&カーコンサルタントとして、いかに損をせずに車と向き合っていけるかを色々な視点から解説しています。

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