お待たせしましたぁああああ!!
忙しくて調査が進まず、記事が空いてしまってすいません。
今回はオープンカーが欲しい、もしくは所有されている方用に、比較的新しいモデルのオープンカーを調査比較していきます。
調査対象となった車種がこちらです。
・コペン(ダイハツ)
・S660(ホンダ)
・ロードスター(マツダ)
・SLK(ベンツ)
・Z4(BMW)
・TTロードスター(アウディ)
・ザ・ビートルカブリオレ(ワーゲン)
・MINIコンバーチブル(MINI)
・ボクスター(ポルシェ)
以上の9種となります。
ロードスターRF(マツダ)、アバルト124スパイダー(アバルド)、イヴォークコンバーチブル(ランドローバー)は平成28年後半からの販売開始となるため、2年経過の方が近いと判断し今回は対象外です。
また、1000万を超える高額な輸入車オープンカーは参考になる方もほとんどいないと思いますので、新車価格1000万以下を条件に候補を絞っております。
今回の調査基準はこちら。
・3年経過、3万キロ時の最初の車検タイミングで調査しております。
・グレードによって大きな数値差が生まれる車種もあるため、おおよその平均リセール値から順位付けをしております。
・装備やカラーなどでも差が生まれるため、平均値から判定しております。
・3年経過時にFCやMCが発生している場合、発生後の新型データで調査しております(微妙な場合は車種ごとに調査範囲を記載しています)
それではいってみましょう。
これが2019年最新版のオープンカーリセールデータです。
1位 コペン(ダイハツ)
出典:goonet
既にダイハツリセールトップ5でも登場しているコペンが1位です。
新車本体価格は現行カタログで180~250万ほど。
リセール数値は約70%前後となります。
現状では最も安く、そして最もリセールの高いオープンカーとなりますので、オープンカーがどんなものか体験してみたい方にとっての入門車としては文句無しに最適な車種ですね。
より拘る方は丸目を、そしてMTを選ばれるともう少しリセールも上昇していきますので、新車を購入される方は参考にして下さい。
ちなみに高リセールということは、中古購入の場合他ライバル車より高くなるため不向きということにもなります。
中古購入ならこれから出てくる車種の方がパワー向上、車格向上にも繋がってくると思いますよ。
2位 ボクスター(ポルシェ)
出典:goonet
メーカー全体が高リセールという特徴を持つボクスターが2位です。
新車本体価格は最終カタログで630~970万ほど。
リセール数値は約70%前後となります。
1位のコペンとはリセール数値が同等ですが、実質損失額の差はまったく違うため2位。
そしてコペンと違い、グレードによるリセール差はかなり大きく20%以上の数値差が確認出来ます。
上位となる「GTS」が80%前後なので成り立っている数値とも言えますので、ベースの場合は60%前後まで下がると思っておきましょう。
平成28年から後継の718ボクスターが出ているので、あくまで型落ちとしての数値です(現行の718ボクスターは1000万超えグレードがチラホラあるため今回対象外)
3位 ザ・ビートルカブリオレ(ワーゲン)
出典:goonet
特別人気車というわけでも無いはずですが・・・なぜか高いザ・ビートルカブリオレが3位です。
新車本体価格は最終カタログで380~400万ほど。
リセール数値は約60%強となります。
初回調査時は、同じビートル系でもこの車種だけ一際リセールが高ったので「たまたまの可能性もあるな」と感じていたのですが、改めて調査しても数値は変わらず・・・
相応の月日も経っていますからこの数値が本物ということでしょう。
所有されている方はかなりラッキーな部類。
中古購入は他輸入車オープンカーよりリセールが高めですが、見た目にカッコよさより可愛らしさを求めている方には凄く良い車種だと思います。
乗ってたらオシャレな感じがプンプンしますね(笑)
4位 S660(ホンダ)
出典:goonet
1位コペンのライバル車でもあるS660が4位です。
新車本体価格は現行カタログで200~285万ほど。
リセール数値は約60%前後となります。
コペン同様、MTorATの差は2%3%の世界。
誤差では無くしっかりと差は確認出来るものの、そこまで大きな差にはなっておりません。
比率も丁度半々くらいの割合で推移しておりますので、特に中古購入から入られる場合はどちらでもしっかり吟味した車選びが出来るかと思います。
ただし流通の大半はグレード「α」です。
中古購入の場合はこのグレードでないと長期戦になる可能性もありますので、αで問題ない方は中古購入から入ることをお勧めします。
5位 ロードスター(マツダ)
出典:goonet
国産オープンカーの代表的な車、ロードスターが5位です。
新車本体価格は現行カタログで250~330万ほど。
リセール数値は約50%台後半となります。
以前更新した際と特徴はほぼ変わらず、MTorATの差は5%強くらいの差でMTの勝利となっております。
そして最もリセールの低いSレザー(AT)は辛うじて50%台をキープしている状況。
中古購入から入る場合の狙い目グレードでもありますね。
現状最大でもリセール65%を超えるグレードは確認出来ませんので、新車で買うのも一応は問題無し。
ただこの数値なら中古購入の恩恵もそれなりにありますから、狙う方は良く中古相場と新車見積もり額を比較してご判断下さい。
スポーツカーと違ってアグレッシブな運転をする比率が低いのか、オークション市場は良質車の比率がかなり高いですよ。
6位 Z4(BMW)
出典:goonet
もう少しで新型も出るZ4が6位です。
新車本体価格は最終カタログで520~850万ほど。
リセール数値は約50%後半となります。
ただデータがほとんど取れなく、今回調査出来たグレードは20iのMスポーツのみ。
当時の35iも含めれば20iよりも絶対にリセールは低いので、本来は50%前後というのが妥当な数値なんだろうと思われます。
この車を新車で狙える予算のある方はいいんですが、中古狙いの方は当面様子見が一番ですね。
新型の影響で前型はまず数値を落としますから、どうせ買うなら50万100万と価値が下がったタイミングで。
そして現在ご所有の方は早々売却に向けて動くことをお勧めします(あと5年10年所有されるつもりなら気にする必要はありません)
7位 MINIカブリオレ(MINI)
出典:goonet
こちらも比較的安い部類の輸入車オープンカー、MINIカブリオレが7位です。
新車本体価格は現行カタログで370~430万ほど。
リセール数値は約50%後半となります。
クーパーとクーパーSは若干クーパーSが上。
一応設定としてあるジョンクーパーワークス、はデータが存在しなかったためよく分かりません(笑)
新車価格とリセールを考慮すればギリギリ新車での購入もまだ有りだとは思いますが・・・
それでも3年で200万弱の損失見込みという計算になるわけですから、短~中期所有を予定している方はそこまでして新車に拘るのか。
こういった数値を参考にじっくりご検討下さい。
車体は小さくてもあくまで輸入車ですので、国産コンパクトカーや軽自動車のように雑に扱う人はかなり少ないです。
良質な中古車の比率はかなり高いので、中古車探しはあまり苦労されないと思います。
8位 TTロードスター(アウディ)
出典:goonet
スポーツカーも両立したオープンカー、TTロードスターが8位です。
新車本体価格は現行カタログで610万ほど。
リセール数値は約40%台前半となります。
ここら辺からだいぶキツくなってきますね・・・
TTクーペの方はそれなりの流通量を誇るのに、こちらは知名度が低いのか流通量もかなりの少量。
新車価格がそこそこ高いこともあって、3年経過での落ち幅はかなりのものとなります。
だからこそ中古購入が光るんですけどね。
3年経過で300万くらい新車より得をする計算ですから、そこまでの予算は取れない。
でもそれなりの車格とパワーを求めたい方なんかは候補の一つに入れられても損は無いと思います。
ただしこの数値で現行型です。
MCやFCでさらに大きなダメージを負いますので、売却タイミングには十分ご注意下さい。
9位 SLK(ベンツ)
出典:goonet
最後は既にSLCに移行して生産終了した車、ベンツSLKです。
新車本体価格は最終カタログで510~650万ほど(ただしSLK55AMGは除く)
リセール数値は約40%台前半となります。
最終末期ということもあり、調査出来たグレードは「SLK200エクスクルーシブ」のみ。
本当はスポーツ形状なら強いMT設定のグレードがどうなるかも確認はしたかったのですが・・・
残念ながらMT車は1台も市場データで確認出来ませんでした。
TTロードスター同様中古購入で光る車ですし、こちらは新型が既に出ている分ここからのダメージは少ないことが予想されます。
同じベンツのオープンカーでも「SL」は高過ぎるという方は、一度中古車相場から値段を調べてみると良いかもしれませんね。
最新版オープンカー調査は以上となります。
比較対象になり易いよう、安価な部類のオープンカーを並べてみましたが参考になりましたでしょうか?
軽くオープンカーがどんなものか味わってみたいくらいであれば、新車購入なら「コペン」、中古購入でコペンよりお得感が生まれる「S660」
ここら辺で十分だと思いますし、よりパワーを求めつつ故障のリスクなどを軽減したいようであれば国産普通車の「ロードスター」
オープンは重視しつつ、奥さんも乗られる可能性や、オシャレ、可愛らしさも求めるなら「MINIのコンバチ」や「ビートルカブリオレ」
ドライブやデートで使いつつ、ステイタス性も意識するなら「TTロードスター」「Z4」「SLK」「ボクスター」
括りで言えばこんな感じで、的を絞りつつ吟味されると効率的じゃないかなーと思います。
何にせよ、オープンカーをメインカーとし、1台運用で生活される方はほとんどおりません。
経験上若いお兄ちゃんにたまにいるかなーくらいです。
あくまでセカンド、サードの趣味カーなわけですから・・・
使用頻度も低いサブの車に、そこまでのお金を突っ込んで大きく損をしても面白くないと思います。
リセールという普段気にしない別の視点も加えて頂き、買った時の満足度だけじゃなく、売却した時の満足度も両立出来るようにして頂ければ幸いでございます!
おまけ
楽しみにしていた方はすいません。
管理人の事情により、ランキングはこれで一旦終了とさせて頂きます。
予想していた以上に忙しくなるタイミングが早く、色々な車をまとめて調査しなければいけないこの手のランキング記事は作成がかなり困難になってきています。
夜間作業にも限界があるので一度通常運転に戻して、4月以降くらいに落ち着いたら復活するかもしれませんし・・・来年に持ち越すかもしれませんし・・・
まぁそこら辺は記事の反響次第ということで追々どうするか考えます(笑)
なので、ちょくちょくとはコメントにも頂いておりましたが、未調査車種のご要望を再開します。
あまり出たばかりの車種はやっても意味が無いのでアレですが、マイナー輸入車や多少年数が経過したニューモデルなど。
調べて欲しい!というのがありましたらコメント欄にご記載頂ければ調査しますので宜しくお願いします(あくまで未調査の車種限定ですので、一度当ブログ内で気になる車種は検索してみて下さい)
あとはやるやる詐欺してたアルファロメオを進めるかなー!
とりあえずあれです。
身体壊すと仕事が出来なくなって迷惑を掛けてしまうので、忙しい時は無理せずマイペースにやりますですハイ。
【goo】
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両は見積もり依頼をすると、販売店からメールで教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で予算を組んでいきましょう。
中古車ならgoo-net(グーネット) 中古車情報 中古車検索
※一括査定ではありません
【カーセンサー】
売却を検討している方はこちらから。
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選んで下さいね。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いですよ。
S660相変わらずダメですかぁ。いや、ダメっていう数値じゃないと思うんですがコペンとの比較でかなり差が付いちゃってますね。S660はスポーツカーとしての車体を持っていて、それに対してコペンは普通の軽自動車の車体にちょっと補強を入れただけ、エンジンもS660の方が元気なんですけど、このクラスはそんなこと求めてなくて電動でオープンに出来ることが大正義なんですかね。
理由はたぶんそれだと思います。
良くも悪くもライト層が多くて、中身をガッチリ比較して~っていう感じでは無いんじゃないですかね。
中古購入になればなおさらその傾向強いですし。
新車価格は気持ちS660が高い。
中古は似たり寄ったりの価格で当面推移していく(値段で判断してる)
こんな感じが続くんじゃないかなーと思います。
いつも楽しく拝見しています。
S660 Modulo Xというロードスター並みに高いモデルがありますが、やはりこういったモデルも基本αと同じくらいのリセールでしょうか。
データがないため、どうしようか悩んでいます。
楽しんで頂けているようであれば何よりです!
そのグレードはデータが無かったはずです。
なのでなんとも分かりませんけど、限定タイプでもないのでたぶんリセールは普通だと思います。
ヘタすれば価格が高い分落ちる可能性もありますね。
にー様
2シリーズカブリオレ(以前の調査では47%だったのでTTよりはリセールがよい)や、かつて存在した3シリーズカブリオレなんかは同じBMWのZ4のほうが流通台数が多いから省略ということですかね?
2シリーズなんかは4シーターオープンかつスポーティーなクーペベースなので、同じ4シーターのミニやビートルとは系統が違うので気になりました。
ですです省略です。
条件を満たした車両を全部網羅するというものではなく、各メーカーで有名、流通量が多いなどの理由でオープンカー1台をピックアップして比較出来るようにしております。
アウディA5カブリオレがないとかもそういった理由ですね。