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【2019年最新版】高く売れる国産スポーツカートップ10

投稿日:2019年1月31日 更新日:

本日は国産スポーツカー特集。

出典:toyotagazooracing.com

管理人の独断と偏見によって選ばれた国産スポーツカー10種を、ランキング形式でリセールの低い順にお届けして参ります。

 

お金に余裕が出来て自分専用のセカンドカーが欲しい方。

子供が手を離れてファミリカーが必須ではなくなった方。

スポーツカーに憧れてお買い得な中古車を探されている方。

 

こんな方々はぜひ車選びの参考にして頂ければと思います。

 

ちなみに今回の対象車種はこちらです。

・RC(レクサス)

・RC-F(レクサス)

・86(トヨタ)

・GT-R(日産)

・フェアレディZ(日産)

・CR-Z(ホンダ)

・シビック(ホンダ)

・BRZ(スバル)

・WRX-STi(スバル)

・ランサー(三菱)

 

また、調査基準はこのようになります。

・3年経過、3万キロ時の最初の車検タイミングで調査しております。

・グレードによって大きな数値差が生まれる車種もあるため、おおよその平均リセール値から順位付けをしております。

・装備やカラーなどでも差が生まれるため、平均値から判定しております。

・3年経過時にFCやMCが発生している場合、発生後の新型データで調査しております(微妙な場合は車種ごとに調査範囲を記載しています)

 

 

既にメーカー別トップリセール5で調査済みの車種も複数ありますけど、スポーツカーのまとめとしてお楽しみ下さい。

 

 

10位 レクサスRC-F(レクサス)

出典:goonet

今回最下位になってしまったのはレクサスのプレミアムクーペ、レクサスRC-Fです。

新車本体価格は現行カタログで980~1060万ほど(ただし限定車除く)

 

リセール数値は約50%台前半となります。

 

初回調査時と比較しても流通台数は増えておらず、良くも悪くもプレミア感のある車になっておりますが・・・

それでもこの新車価格でこのリセールとなるとちょっと厳しい。

3年経過時にはすっぽり国産高級車が収まるくらいの損失が出てしまうので、新車で購入されるのは極力避けるべき車でしょう。

中古狙いであれば大半が良質、そして低走行比率が非常に高いので、今買うか、あと2年待つか。

新車or中古より、タイミングを重視された方がお得に繋がりやすいと思います。

経験上300~400万くらいまで価値が落ちれば、まず下落ペースはかなり緩くなる部類の車となります。

 

 

9位 レクサスRC(レクサス)

出典:goonet

レクサス車リセールトップ5で既に登場しているレクサスRCが9位です。

新車本体価格は現行カタログで550~710万ほど。

 

リセール数値は約55%前後となります。

 

10位だったRC-Fと比べると大きく新車価格が減少+リセール値が少し上昇となるので、損失額で見れば9位と10位には大きな差があります。

ただそれでも3年経過時には1500~2000ccクラスの新車が丸々収まるくらいの損失となりますので、特別新車に拘る理由でも無ければ中古狙いが得と言えます。

流通量もRC-Fよりはかなり多くなりますから、色や装備なども吟味した上で納得の出来る車を探して下さい。

ちなみに300~400万で下落ペースが緩くなることはありませんので、そのまま200万以下まで一気に下がるタイプの車種になるかと思います。

 

 

8位 BRZ(スバル)

出典:goonet

トヨタ86の兄弟車、BRZが8位です。

新車本体価格は現行カタログで240~360万ほど。

 

リセール数値は約50%台後半となります。

 

以前調査時と比較するとMTorATのリセール差が減少しており、グレード別のリセール差はかなり少ない部類の車となります(今回の調査では僅か4%)

一応MT設定の方が新車価格は6万くらい安い。

そして数値は気持ち上ということもあるので、新車狙いの方は悩むくらいならMTの方がお得。

どうしても嫌な場合は、ATでもそこまでダメージは負わないくらいに思って下さい。

流通量は以前よりも減少しているように感じますので、兄弟車の86とどちらを買うべきか。

中身の違いはもちろん、リセール面も幾分か考慮されることをお勧めします。

28年8月にMCが入っているため、その以前の型を調査しております。

 

 

7位 フェアレディZ(日産)

出典:goonet

歴史の長いスポーツカー、フェアレディZが7位です。

新車本体価格は現行カタログで400~640万ほど。

 

リセール数値は60%弱となります。

 

価格帯はレクサスRCに近い国産ハイクラスクーペ。

それでもリセールがRCより高い理由は、やはりMT設定があるからでしょう。

フェアレディZの場合そこまで極端な差ではありませんけど、どのグレードでも5%以上はMTの方がリセール優位になっています。

この傾向は5年10年経過しても続きますので、新車中古問わず、可能であればMTを選ぶべき車種となります。

ただやっとFCに向けて日産が動き始めたようなので、今から動くのは少々危険。

長く型が変わらなかった分、3年もたずに大きく値崩れする可能性が高い車種でもあります。

 

 

6位 86(トヨタ)

出典:goonet

安価な部類の国産スポーツクーペ、86が6位です。

新車本体価格は現行カタログで260~500万ほど。

 

リセール数値は平均60%前後となります。

 

8位のBRZとの差は僅か3%程度なのでそこまで気にする必要無し。

ただBRZと比べてMTorATの差がかなり強いです。

その影響もあって上位は65%まで到達しているものの、下位は55%を切っているグレードが複数存在します。

市場データを見る限りは新車でMT狙いなら86を。

AT狙いならBRZを選べれると金銭メリットも強そうですね(中古狙いの場合は逆)

グレードはGTのMTが最高値で過去の調査結果を見てもブレがありませんので、傾向が安定しているならぜひ狙っていきましょう。

ちなみにセダン特集でかなりの高リセールになっていた「GRMN」ですが、86では100台限定にも拘わらず並の数値です。

プレミア化はしておりませんのでご注意下さい(これから下落が緩くなるはずですけどね)

 

 

5位 CR-Z(ホンダ)

出典:goonet

調査するかどうしようか悩んだ車、CR-Zが5位です。

新車本体価格は最終カタログで270~280万ほど(平成29年に生産終了)

 

リセール数値は約60%台前半となります。

 

一応クーペ形状ということで入れてみたわけですが、思いのほか数値が高くて調べながら驚きました(笑)

市場データは最終の特別仕様車「αファイナルレーベル」が大半だったのでそのせいかもしれません。

プレミア化していると言われれば気持ちそのような感じにはなっていますがー・・・

最終だからこれからも落ちないだろうという考えはかなり危険かと思います。

たぶん今がちょっと回復しただけであって、これからしっかり下降はしていくでしょう。

本当のプレミア化は今回1位のような車のことを指しますからね。

 

 

4位 GT-R(日産)

出典:goonet

スポーツカーの代表格、GT-Rが4位です。

新車本体価格は現行カタログで1020~1870万ほど。

 

リセール数値は約65%強となります。

 

既に日産車トップリセール5で登場しているので細かいことは書きませんけど、この値段でこのリセールはやっぱり凄いです。

新車で買える富裕層はニッコリ。

中古狙いの方も、3年落ちが新車より300万500万安く買えるわけですからニッコリ。

winwinなんでしょう。たぶん(笑)

ちなみにこれ以降登場する車は、全てメーカー別で上位に食い込んでいる既出車種となります。

 

 

3位 シビック(ホンダ)

出典:goonet

新しくても高い、古くなっても高いシビックが3位です。

新車本体価格は現行カタログで260~450万ほど。

 

リセール数値は約70%弱となります。

 

ただし高いのはあくまでスポーツカーの「タイプR」のみですので、新車本体価格は最上位の450万と思って下さい。

古くからある分、型が新しくなるごとにどんどん値段も高くなっていくのが少し気になります。

その分性能も上昇はしているんでしょうが・・・

300万の70%と450万の70%では全然実質損失額が違いますし、昔は他スポーツカーよりも安めの印象があっただけにちょっと残念な部分ではあります。

短期も長期保有も万能でしたが、ここまで価格が上昇してくると短~中期くらいの所有期間にした方が良さそうですね。

300万でも最後は30万、450万でも最後は30万。

そんな未来になりそうな気がします(それが分かるのは20年後とかだけど)

 

 

2位 WRX-STi(スバル)

出典:goonet

4ドアスポーツカー、WRX-STiが2位となります。

新車本体価格は現行カタログで380~500万ほど。

 

リセール数値は約75%前後となります。

 

まぁなんといいますか、もうスポーツカーとして不動のポジションを獲得していますので、ちょっとやそっとじゃこの高リセールっぷりが変動することもないでしょう。

現行販売車の中ではスポーツカー部門の1位ですので、安心して購入出来る車だと思います。

逆に中古の場合、どれくらいエンジンに負荷のかかる乗り方をしていたのかが分からないですから、ある意味新車向きの車種とも言えますね。

限定車の価格がどんどん上がっていってますので(平成29年の限定車で700万超え)、投資と考える方はしっかり見定めて爆弾踏まないようにご注意下さい。

 

 

1位 ランサー(三菱)

出典:goonet

生産終了してプレミア化してしまったランサーがスポーツカー部門1位となります。

新車本体価格は最終カタログで430万ほど(平成27年で生産終了)

 

リセール数値は約80%強となります。

 

MTとATとで大きな開きがあり、MTの場合は3年経過しても90%超えです。

もしご所有の方がいらっしゃいましたらラッキーですので、現金化か宝のように保管しつつちょこちょこと乗るか、嬉しい悩みだと思いますのでじっくりご検討下さい。

ただもし三菱がランサー、というよりランエボを復活させるようなことがあればまず確実に暴落します。

現金化もチラついている方は売り時を間違わないように気を付けて下さいね。

再販開始してから動いたんじゃ相当遅いですよ。

 

 

如何でしたでしょうか?

これが国産スポーツカーのリセールランキングとなります。

 

先日のセダン特集と比べると高リセールの傾向は掴みにくく

・新車価格が安いから高リセールというわけではない

・歴史の古い車(知名度の高い車)だから高リセールというわけでもない

・クーペ優位、4ドア優位と決まっている感じでもない

 

などなど、仮にニューモデルとなるスポーツカーが出ても、リセール展開が読み辛い系統なんじゃないかなと思います。

 

なのでスポーツカーの場合はまず予算優先、好み優先。

その中で候補が複数なら今リセールが高い車の優先度を上げる。

ニューモデル(例えばレクサスLCとか)はギャンブル性が高いので、リセール重視なら出来れば様子見。

MCならまだしもFCにはかなり気を遣う(買う時期や売る時期を調整する)

 

こんな感じで動くと結果が付いてきやすいんじゃないでしょうか?

 

実用性よりは趣味全開の系統になるわけですしね。

 

性能などの満足度を重視しつつ、おまけで高リセールを狙い損を減らす。

 

こんな乗り方、買い方をされると後悔も少ないと思いますよ。

スポーツカーを狙っている方はぜひぜひ参考にしてみて下さいね!

 

 

おまけ

3年経過時のデータが存在するそれっぽい車種を調査したので、もしかしたら漏れがあるかもしれませんけど・・・

あってもランキング入りはまずしないでしょうからご安心下さい(え

 

あとスポーツカーと混合しやすいオープンカーは別枠でやる予定です。

軽く調査したら、国産オープンカーって現行販売しているの3種しかないので輸入車も含めるかなぁ・・・

まぁちょっと考えながら、次回はオープンカー特集をしていこうと思います。

春先にオープンカー乗ったろうくらいに思ってる方は見てみてね!

 

 

 

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執筆者:


  1. タクタク より:

    先日、査定をお願いしたものです。
    ありがとうございました!
    凄く丁寧で感動しました。

    LCなんかもそろそろ2年程経つので、ぜひリセールバリュー見てみたいです!

    いずれLCを検討したいので、よろしくお願いします。
    2月あたり、また査定のフォローをお願いするのでその時はよろしくお願いします。

    • にー より:

      コメントありがとうございます!
      こちらこそご依頼頂きありがとうございました!
      2月のご利用時もご申告頂ければ1000円引きで対応させて頂きますので宜しくお願い致します。

      あと本日で一旦ランキング作成が終了となりますので、LCも調査してみたいと思います。
      色々と順番にやっていきますので少々お待ち下さいませ!

  2. CREA より:

    にー様
    NSXがないです!
    と思ったら、2017年販売開始でしたね。

    で、気になってたまたまみたら、H30年式新車がオークション出てたみたいですが、プレミア化してないです。80%くらい。ってことは走ったらドンドコ落ちていきますよね?結果、35GT-R並みに落ち着きそうです。

    一方で、初期型H3年式18万キロATのグレーでも30%近いリセール。
    これも気になってgooで検索すると一番高いのは新型ではなく、旧型タイプR最終型の3780万円ですから、こういうのが本当のプレミアなんでしょうね。LFA並みです。。。LFAも調べたらニュルブルクリンクパッケージがgooに載ってました。。。9000万円超で落札されたサザビーズに出てたのと同じモデルです。。。

    ちなみに記事中、2箇所「プレミカ化」ってなってます。

    • にー より:

      ですです。
      ホンダのリセールトップ5作るのに気になって確認してみたらプレミア化はしておりませんでした。
      3年経過時に70%いけばいいねくらいの感じになるんですかねぇ。
      しかし旧型の最終で3780万は盛りに盛り過ぎな感じが(笑)
      そこまで高かったっけかな・・・前に調べた時は1000万台は普通にありましたけどね!

      あとプレミカ化!ただちに直して参ります!毎度ありがとうございます!

  3. GSX より:

     スポーツカー統計ご苦労様です。

    LFAは販売時に忖度して販売されていましたので、普通の人には殆ど販売されていなかったです。(*´∀`*)
     購入して満足して「もう要らない」ってオーナーさんも居たそうですし。

     話を聞いていると2代目のオーナーさんが多いような。CPO購入でないため、野良扱いなのでディーラーでメンテして貰えない状況見たいですよ。なので今後良い車両が手に入るかは微妙かと。

     5㍑ V8 NAは現在で終わりですのでGS Fは化けそうな気がしますが… IS Fも底値安定になってきましたし。今年出るRC F パフォーマンスパッケージは狙い目かもしれないですが乗り代を考えると 恐ろしいですが。
     SC430やSOARA430はまだ、値段が付いてますので1回目の車検当たりが狙い目になるかもしれませんね。

     LCは殆どがSパッケージですのでLや標準を買うと悲しい事になるそうです。
    ガソリン>ハイブリッドだそうです。

    • にー より:

      LFAは普通に車屋の仕事しててもまず接点を持つことがない車ですからねぇ・・・
      というかLFAは普通に最寄りのレクサス店行っても整備出来るのかという疑問が(笑)
      あれだけ高いとへんてこな構造の珍しいパーツがいっぱいついてそうな気もします。

      あ、ちなみにGS-Fはこれから開花するか分かりませんけど、まだ開花してませんでしたよ。
      RC-Fと同じくらいです。

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