買取価格ランク【スズキ】

【エブリイワゴン】リセールバリューをランク付け!

投稿日:

軽ワンゴックス比較第一弾。

 

出典:goonet

本日はエブリイワゴンです。

 

用途は色々とありますが、乗っている方が非常に多い車種ですね。

今までのリセール記事とは違ったポイントが存在しますので、興味のある方はよくご確認下さい。

 

 

別窓になっていますので、ランクを確認する前にまずはこちらのランク表をご覧下さい。

ランクの見方が書いておりますので、見比べると分かり易いです。

 

※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ

 

・リセールバリューランク

 

ランク・・・SS  76%

 

 

・海外輸出情報

平成17年~(DA64W)・・・プチ輸出に該当

 

 

・総評

まずこの車、というか大半の軽自動車に言えることですが、輸出には該当していないはずです。

一応海外輸出情報にはプチ輸出とか書いていますが、底値がそのくらいの枠でありますよという意味になります。

例えば20万キロ超えてるけどミッションは生きてる、タービンが生きてるなどなど・・・

 

なので重要部品が壊れて自走出来ないなどがあると廃車の選択も出てきますのでご注意を。

 

 

ではグレード別のリセールですが

PZターボの4WD(ハイルーフ)のみランクSS、他グレードは全てランクSの枠内となります。

 

上下差は10%強といったところ。

大まかに言えばJP<<<PZ=PZスペシャルとなります。

 

ちなみに一番下はJPターボの2WD(標準ルーフ)となり、JP系は需要が細くなるため相場のブレがちょっと大きいですね。

 

ちなみに質問者さんの内容にあった、「JPターボリミテッド」に関しては、JP系の相場に近く、相場にもブレがあるため、買取店の言っていることはリセールの部分だけ見てしまうと残念ながら本当の内容となります。

 

 

国内需要のみとなるため、相場とリセールの特徴は非常に分かり易いです。

 

リセールに関わる主要ポイント

・今まで輸出車両は4WDだと弱くなる傾向があるが、国内需要は4WD強し(全グレード4WDの方がリセール高いです)

・標準ルーフ、ハイルーフはハイルーフの勝ち。

・次の購入先は日本人。当然汚い車、キズが多い車は嫌われます(特にワゴンは)

・色もパールと黒の2強です。次点パープル。シルバーはNG。

・ローダウン、社外アルミなどの改造は、この車にそこまでの需要がありません。気持ち程度のプラス評価で止まりますので注意。

・ベース価格から考えると修復歴のマイナスは非常に大きなものとなります。軽自動車は修復歴に該当し易いので凄く注意。

 

このくらいですかね。

 

まず今までのリセールを見てきた方なら、4WDに対してのイメージが悪くなってるかもしれません。

 

ただそれは輸出が絡むから。

 

基本的に4WDは必要な人には外せないものとなりますので、流通台数が少ない分、需要は非常に高くなります(特に軽自動車)

近所の買い物だけという用途よりは、各方面走り回って・・・という使い方をされる方が多いので、それなりに大きなポイントですね。

 

そしてこの車の大きなポイントがルーフの高さ。

5センチくらいかな?

ハイルーフ設定って言っても上がる高さはそのくらいだと思いますが、それでも用途を考えると需要は高いのでしょう。

 

新車購入時1万円程度の差ですが、3年経過時レベルの価値が残っていれば5万前後は金額が変わると思って下さい。

 

後はからではどうしようもない部分というのがポイントです。

 

それ以外はまぁよくある国内需要のパターンですね。

距離も走れば走っただけ価値が落ちますし、サビが強い、キズが多いなどマイナス要因はどんどんマイナスになります。

 

ミニバンやセダンでは無いので、改造による評価も微妙。

スズキ純正スポーツ○○なんてオプション、新車購入時に付けまくっても売る時は確実に後悔します。

自己満足で納得出来る人だけにしときましょう。

 

では次回、ダイハツのアトレーワゴンを調べてみたいと思います。

 

 

【プチ更新】2018年2月24日

OEM車「スクラムワゴン」を調査した際に異変に気付いたため、こちらもプチ更新しておきます。

以前調査した際は過走行車=部品取りとして底値はあるけど輸出とは違うような動きと記事にしましたが、現在は輸出のような動き方に変わっています(平成17年~DA64W)

ただ難しいのが、○○年以降はいくら以上という底値がはっきりしておらず、一番分かりやすい伝え方をすると「年式が上がれば底値も上がりやすい」という内容になっていきます。

目安としてプチ~低輸出枠での間の動きになっているようなので過走行車の方へは朗報になるかと思いますが、はっきり相場として確立されているわけではありませんので売る時ご注意下さい。

買う側は不確定要素、不安材料があれば安く見積もりますので・・・

 

最新グレード別リセール数値(2021年7月23日調査)

最新の3年経過、3万km各グレード別リセール値がコチラ。 

JPターボ(2WD) 66.4%

PZターボ(2WD) 76.4% ←高額売却の狙い易い最多流通グレード

PZターボ(4WD) 76.5%

PZターボスペシャル(2WD) 78.9%

PZターボスペシャル(4WD) 76%

 

※データの取れたグレードのみ載せています。
※ロールーフ、ハイルーフ設定は合算で割り出しております。

 

最新グレード別リセール数値(2024年11月14日調査)

最新の3年経過、3万km各グレード別リセール値がコチラ

JPターボ(2WD) 73.8%

JPターボ(4WD) 77.1%

PZターボ(2WD) 76.7% ←最多流通グレード

PZターボ(4WD) 76.7%

PZターボスペシャル(2WD) 76.2%

PZターボスペシャル(4WD) 76.3%

※データの取れたグレードのみ載せています。
※標準ルーフとハイルーフは混合で割り出しています。

 

 

中古車に興味を持ったらこちらから。

気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)

表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。

しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。

 

goo-net(グーネット) 中古車情報検索サイト

※一括査定ではありません

 

 

スズキ【エブリイワゴン】の売り先アドバイス

車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。

国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。

「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。

 

車買取専門店  ◎

現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。

相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。

しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。

単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。

お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。

 

一括査定依頼のコツ

・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)

平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)

 

数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)

 

【カーセンサー】

高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。

極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。

 

カーセンサー.net簡単ネット査定

 

【ズバット車買取比較.com】

こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。

オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。

小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。

 

《ズバット車買取比較》最大8社無料一括査定

 

 

【かんたん車査定ガイド】

最大10社の査定が取れる一括査定です。

ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。

査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。

 

かんたん車査定ガイド

 

※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。

買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。

 

車の系統を合わせた専門店 ◎

ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。

専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。

難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。

国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。

 

中古車販売店 

中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。

国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。

車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。

販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。

難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。

 

goonetの中古車店検索はコチラ

 

オークション代行出品 ×

業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)

流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。

あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。

逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。

知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。

一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。

 

手数料の安い代行業者がコチラ

中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)

Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)

 

買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。

 

廃車業者 〇

廃車の場合は買取店に行かれても中間マージンだけを取られて廃車業者へ売却されてしまいますので、それであればご自身で直接動かれた方が楽ですし金銭メリットも強いです。

過走行や傷凹みが多い車は特に廃車業者が最高値になる可能性が高いので、詳しくは上記にある海外輸出情報をご覧になりながら判別してください。

廃車業者も交渉することによって価格は変動することが多いので、見積もり後のもう一押しを忘れないようにしていきましょう

 

【廃車本舗】

全国規模の廃車専門業者です。

自社でリサイクル工場を持っており、部品の輸出も含めた価格を割り出して貰えますので期待値は高いです。

レッカーや廃車に関する費用は全て無料なので、余計なことを考えずに高値売却を目指せます。

 

廃車買取査定の詳細はコチラ

 

 

車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?

厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。

ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)

実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。

有料査定サービスのお申し込みはコチラから

 

-買取価格ランク【スズキ】
-, ,

執筆者:


  1. N.H. より:

    記事作成、お疲れ様です。依頼者のN.H.です。
    むうう・・。
    グレード、ルーフ、駆動・・・。
    何点も外していましたね・・。
    国内と海外の需要まで考えて車両を選択する、なるほど納得です。
    今後は熟考して選ばなければ、ですね!
    ご指摘ありがとうございます!!

    • にー より:

      いえいえ~仕事中の暇潰しなので(笑)
      細かい要素は知っている人の方が遥かに少ないですからね・・・
      熟考すると混乱しかねないので、買う方はほどほどでいいと思いますよ。
      需要も数年後に変動している可能性がありますしね。

  2. みのるん より:

    いつもお世話になっております( *˙ω˙*)و

    スリランカで人気の高い現行ワゴンRとワゴンRスティングレーって取り上げできるでしょうか?

    新しいクルマしかスリランカは行かないみたいですが。

    • にー より:

      ワゴンRとスティングレーですね。順番に調べてみます。
      あ、ちなみに私の場合、相場から輸出かどうかを判断しているため、興味が無いというのもありますがこの車がどこの国に~っていうのはほとんど知りません。

  3. K より:

     初めまして。車購入及び売却の参考にさせて頂いております。
     もっと早くこのブログの存在を知っていればと後悔しております・・・。

     エブリィワゴンではなく、エブリィバンJOINターボ4WDの購入を考えておりますが、MTとATでのリセール傾向を教えて頂けますでしょうか?
     又、OEMの記事でもありましたが、日産へ供給されているNV100クリッパーではやはり本家の方がリセールは良いのでしょうか?

     ご多忙中と存じますが回答宜しくお願い致します。

    • にー より:

      参考になっているようであれば何よりです!

      MTとATとの差くらいであればサラッと確認することも出来ますが、車種による差となると一通り調べてみたいといけなくなるので、それぞれ記事にしてみたいと思います。
      ちょっとお時間頂きますが、余裕がある時に確認してみて下さい。

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【キャリイトラック】リセールバリューをランク付け!

農家の強い味方。   出典:goo 本日はキャリイトラックです。   キャリー。キャリー。キャリーぱみゅぱmy・・・と思ったら“キャリイ”だった。 &nbs …

【カルタスワゴン】リセールバリューをランク付け!

一応これが最後のカルタス。   出典:goonet 本日はカルタスワゴンです。   この前にやる予定だった「カルタスクレセントワゴン」も絶滅していたため飛ばすことにします。 廃車確 …

【アルトラパンショコラ】リセールバリューをランク付け!

より女性にターゲットを絞ったラパン。   出典:goonet 本日はアルトラパンショコラです。   もうショコラなんて名前を車名に付けちゃうのがキタナイ(笑) 可愛いアピール全開じ …

【MRワゴン】リセールバリューをランク付け!

日産「モコ」のOEM元。   出典:goonet 本日はMRワゴンです。   今更知りましたが・・・ OEMと言っても結構見た目違ったんですねこの車。 フロントの印象全然違うし! …

【Keiスポーツ】リセールバリューをランク付け!

keiシリーズの中で一番中途半端になってしまった車。   出典:goonet 本日はKeiスポーツです。   下位に通常版おじいちゃん仕様の「Kei」、上位に走り屋向けのスポーツ仕 …

プロフィール


管理人 にー 

本業は買取業メインの車屋さん。

ブロガー&カーコンサルタントとして、いかに損をせずに車と向き合っていけるかを色々な視点から解説しています。

【エブリイワゴン】リセールバリューをランク付け!

by にー time to read: <1 min
6