出典:goonet
こんにちは管理人のにーさんです。
今回はランクル200の特需について解説していきます。
ランクル200を現在所有されている方はもちろん、今後ランクル300の購入を検討されている方にとっても有益情報になるはずです。
私が知る限りで過去最大のスーパー特需ですので、興味のある方は仕様や傾向を丸暗記するくらいの勢いで把握しておきましょう。
※輸出屋では無いので、相場データから見える範囲の内容を纏めています。
【該当グレード】
最上位グレード『ZX』
【該当年式】
H28~H30年式。
H28年式 ≧ H29年式 > H30年式 >>> H31年式 >>>>>>> H27年式(後期)
このようになっているので、3年経過以降が対象の5年規制特需ということになります。
相場を見る限り登録月の影響は出ていないので、今のところ年式だけの判断で問題なさそうです。
【発生期間と価値上昇度合い】
少なくとも2020年11~12月頃にはランクル200の特需が発生していたのを私自身が確認しており、4月現在もその流れは続いています。
3月から相場上昇の動きがあるので、今現在ハマれば最も熱い車種と言えますね。
そして肝心の金額は、最大値だと本来あるべき国内需要相場の500万以上にまで到達しています。
車屋人生それなりに長いですけど、旧車のプレミア化以外でここまで強烈な特需は記憶にありません。
ただし今までにない条件もあったりしますので、たまたま所有されていて、ヤッバ!!と興奮されている方は下記項目もしっかり確認していきましょう。
【内外装カラー】
外装:パールor黒(202の通常ブラック)
内装:ベージュ >>>>>> ブラウン >>> 黒
内装カラーの優劣はこのようなイメージです。
ブラウンや黒ならH28~H29年式の特に威力が強い年式帯で、かつ装備関連も充実していれば、本来の国内需要相場よりも最大200万くらい高値売却出来る可能性があると思っておきましょう。
元から特需の場合は高額売却の難易度が上がるものですが、特にブラウンと黒は買う側の不安要素が強いのでハードモードになると思って下さい。
【装備】
・メーカーナビ(プレミアムサウンドシステム)
必須装備です。
ZXでメーカーナビを付けないというのはかなりのレアケースなので、大半の方がこの点は問題無いと思います。
・マルチテレイン
別名パノラミックビュー。
この条件だけ満たしていない車両が80万ほど価値を落としているので、相当価格の影響が大きいオプション装備になっている可能性があります。
他車種でも基本影響が強いですから、重要度はかなり高い装備です。
・リアエンターテイメントシステム
こちらも相当価格の影響が大きそうです。
単体装備での比較は出来なかったものの、マルチテレイン+リアエンターが未装着の車両と、どちらもある車両とでは150万ほどの価格差が発生していました。
なのでマルチテレインと同等レベルの80万くらいは金額変動する可能性があると思って下さい。
ただし無くても特需には該当し、通常の国内需要相場よりも現状は高値で取引されています。
・モデリスタエアロ&モデリスタマフラー
現状最大の価格影響が確認出来ている装備です。
有り無しでの価格差はおおよそ100~200万ほど。
マルチテレインやリアエンターと違って後付け可能な装備なので、外人さん達が何を考えているのか私にはさっぱり分かりません。
そんなに差が生まれるのなら、自分で付ければいいのにと思うんですけど・・・
たぶん外人バイヤーさんは需要があるうちに船へ運び込むことに必死で、取り付けているような時間も惜しいんでしょう。
なのでもし年式やカラー条件は満たしている。
なのにモデリスタエアロが無いという場合は、中古でも良いので超特急で付けてから売るべきですね。
最悪発注している最中や取り付けしている最中に特需が終わるなんて可能性もありますが、価格差を考えると後付け装着をされた方がメリットは大きいと思います。
ちなみにモデリスタエアロ以外のエアロでもいくつか輸出(特需)の該当事例は確認出来ているものの、威力は弱いのでモデリスタが特別視されていると思って下さい。
そしてモデリスタマフラーの影響も多少はありそうですので(有り無しで不可解な価格差が生まれているデータもある)、一応付けておいた方が無難だと思います。
ここまでが必須級の重要なメーカーオプション装備です。
・ルーフレール
ほとんど装着されていますけど、一応ルーフレールが無い車両でもぶっパネております。
価格差は今のところ無さそうです。
・クールBOX
確認出来る取引車両にはほぼ付いており、記載の有り無しで価格差が発生している印象はありません。
ただしランクル80時代は輸出価格に影響する装備だったので、輸出に慣れている買取業者ほど無いと不安になりやすい装備だと思います。
・寒冷地&空気圧警報センサー
クールBOXと同じで、有り無しで明確な価格差はありません。
が、無ければ買う側は不安になって買取金額を下げたくなってしまいます。
・パワーパックドア
装着車両ばかりなので有無の価格差は不透明です。
数台だけ確認出来るデータから判断すると、影響は軽微、というよりほぼ無しで、ルーフレールと同等くらいの影響という見方になります。
リヤクロストラフィックアラート
影響無し。
有無での相場差はまったく確認出来ず、過去に輸出の影響が強かった事例も無いので、現状は影響が薄いです。
【その他輸出条件】
①修復歴があると対象外
②車両状態と価格は比例しますが、軽微な準骨格部位損傷は対象内
③輸出にしては珍しく、距離数の影響がかなり大きい
こんなものですね。
①は説明不要だと思いますけど、②はどうにも解説が難しいです。
詳しく説明してしまうと一般向けではなくなるので、よくある高年式輸出と比較すれば傷や凹み、過去の加修に対しては寛容と思って貰えれば良いのかなと思います。
いくら取引額がぶっ飛んでいるといっても、その対象は3年経過~5年経過車両。
未使用車や1年規制の輸出と比べれば緩いということです。
少し詳しい人向けに説明すれば、評価点『3.5点』まではその内容次第ですがセーフになっているケースも多いですね。
そして今回一番ポイントになるのが③の距離数。
ここが最大で500万以上も金額が上昇している要因になっており、過去の輸出条件から考えてもかなり珍しいパターンになります。
色々の要素の組み合わせやタイミングで価値が決まるので、一概にこの距離数未満だったらどうなるとは言えないものの、
距離数20000km未満・・・他の装備内容次第では売却額が1000万を優に超える可能性もある。
距離数20000~50000km未満・・・新車購入金額より高値で売れる可能性もある。
距離数50000km以上・・・本来の国内需要相場と比較すれば100万以上高値で売れる可能性もあるが、他の距離数帯と比較し取引成立台数が異様に少なかったりもする(需要がかなり薄い?)
おおよその目安としてはこのようになり、ある程度の条件をクリアすれば、令和3年式の未使用『ZX』よりも高い金額で売却が可能だったりします。
まぁ、相場が高騰しているから誰でも高く売れるっていうわけじゃないですけどね。
というわけで、どう考えてもプラドと連動していそうなランクル200の激熱特需。
たまたま所有されていて活かせるなら千載一遇の大チャンスですし、今は活かせないとなってもランクル300を狙うなら知っておいて損にはならないと思います。
いつまで続くか分からず
いつ終わるか分からず
僅か数日で百万単位の価格変動が当たり前のように発生する
これが通常の海外輸出を超えた特需なので、その上で情報を活用していくかどうかはあなた次第。
活かしたい方はぜひ今後に役立てて下さい。
あ、ちなみに特需は最上位の『ZX』だけではありません。
『AX』『AX-Gセレクション』も該当しております。
ただそちらまで手を付けると私の頭皮が死んでしまうので今回はここまで(途中で燃え尽きました)
一応傾向は似たり寄ったりの該当年式がH28~29年式。
これだけでも該当しているかどうかの判別はある程度出来ると思いますので、たまたまでもヒットしている方は頑張ってみて下さいね。
必要な方には具体的な数値も含め、仕事として全力で高値売却出来るようアドバイスさせて頂きますので、有料でも宜しければ直接ご連絡頂ければと思います。
【ENG】
有名な輸出専門業者です。
国内需要では到達不可能な売却金額を実現させるためには、輸出業者へ査定額を確認するのが一番の近道になります。
限られた車しか好条件での輸出該当はしておりませんので、輸出該当しているのであれば間違いなくお勧め出来る売却方法の一つとなります。
【カーセンサー】
売却を検討している方はこちらから。
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選んで下さいね。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いですよ。