出典:goonet
BMWM5の買取価格について、車の専門業者のみが見れる会員制オートオークションデータから調査、分析をしてみました。
M5を中古車として高く売る場合、どのようなグレードを選んでおけばいいのか。
M5の総合的な買取価格ランク、グレード別の価値の差や買取価格に直結する輸出動向などなど。
現在の市場相場を調査しながら解説していきます。
また、お得なM5の中古車購入ポイントもこの記事を見れば分かるはずです。
M5を高く売ろうと思っている方、これからお得に買おうとされている方はそれぞれ参考にして下さい。
車屋(買取店)から見えるBMW【M5】の印象
生産タイミングが古いこともあって、BMWMシリーズの中ではM3に次ぐ2番手の流通量。
ただし近年価格上昇は止まらず、2000万を超えるような特別使用車まで出始めてしまったので、今後の売れ行きはかなり厳しい台数になることが予想されます。
さすがに2000万ともなれば憧れる輸入車の選択肢は他にいくつも出てきますからね。
ラグジュアリー要素も兼ね備えたセダン形状のハイパフォーマンス車が欲しい富裕層のみ手を出していくのでしょう。
BMW【M5】モデルチェンジ歴
1999年4月 フルモデルチェンジ 3代目BMWM5販売開始
2004年11月 フルモデルチェンジ 4代目BMWM5販売開始
2011年7月 フルモデルチェンジ 5代目BMWM5販売開始
2017年10月 フルモデルチェンジ 6代目BMWM5販売開始
※周期はフルモデルチェンジが平均6年ほどだが、大型のマイナーチェンジはなぜか発生しない。
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ
BMW【M5】の買取価格ランク(3年経過時)
ランク・・・C 48%(めっちゃ推定です)
※3年経過30000kmを基準にした、全グレードの平均値となります。
ランク早見表
総合ランク | 買取価格/新車価格(3年経過) | 各ランクについての解説 |
SSS | 80%~ | 全車種の1%にも満たない超高額の買取価格が期待出来ます。売る時は心ゆくまで交渉しましょう。 |
SS | 70%~79% | このランクに該当していれば相当ラッキーです。車の形状によってはこの枠に入ることすら許されません。 |
S | 60%~69% | 人気車種を買っている証拠です。お隣さんが悔しがります。 |
A | 55%~59% | 平均よりはやや上です。上には上がありますが、欲しかった車なら満足度とのバランスもそれなりに取れているはず。 |
B | 50%~54% | まさに平均です。可もなく不可もなく。この辺りから中古車を買うメリットも大きくなります。 |
C | 40%~49% | 売る時やや辛くなるランクです。特に高額輸入車はこのランクが多いので、中古車にもしっかり目を向けてみましょう。 |
D | 30%~39% | 新車で買えば泣きをみます。誰かが助けてくれるわけではありませんから後悔する前に検討を。 |
E | 20%~29% | 新車で買ってたら涙も出ません。買っちゃダメ。絶対。 |
Z | 0% | 既に最終モデルでも価値はありません。廃車が最有力となります。 |
BMW【M5】の海外輸出情報
F10型(平成23年~)・・・超高輸出に該当(実際輸出に行ってるのかは分かりません)
E60型(平成16年~22年)・・・高輸出に該当(こちらも輸出に該当しているかは分からないけど底値はある)
E39型より古い型・・・分からん(データが無さ過ぎる)
輸出価格早見表
輸出ランク | 目安価格 |
超高輸出 | 距離数に関係無く、100万以上のかなり高い相場で輸出されている(水準が高い分、状態に左右されることも多い) |
高輸出 | 距離数に関係無く、50~100万未満の高い相場で輸出されている(修復歴はNGなど条件が付く場合もある) |
中輸出 | 距離数に関係無く、25~50万未満で相場されている(このあたりになると車両状態はあまり関係無くなる) |
低輸出 | 距離数に関係無く、15~25万未満で相場されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
プチ輸出 | 距離数に関係無く、10万前後で相場されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
極プチ輸出 | 距離数に関係無く5万前後で相場されるが、排気量によっては廃車と変わらないレベル |
※部品取りとして価値(底値)が存在する場合も含めているので、必ず海外輸出されるということではありません。
BMW【M5】の調査結果
うーんリセール割り出すのはちょっと苦しいか・・・
確認出来た高年式車両は平成26年式まで。
今年新型出ちゃうから(画像は新型)買い控えになってんのかな?
しょうがないので相場を見て思ったことをツラツラと書いていきます。
・26年式のリセール数値はおおよそ40%前後
・25年式との差分から27年式を割り出そうと思ったものの、25年と26年の間に100万以上の価格差を確認
・ところが25年式あたりから緩やかな下落ペースに変わっており、型が変わる23年式までその傾向は続く(F10型としての底値がある模様)
・白黒と多色との差は中古のベース価値の1割程度で見ると大きなズレはないと思う(500万なら50万くらい)
・サンルーフが無くても意外と高いかもしれない?ので(1台しかサンルーフ無しのデータが無い)中古購入の場合はサンルーフ有りにしといた方が絶対良い
・ハンドルの右左は左の方がパッと見で高いけど、比較対象作れるほどデータが無いため差分は分からず
・E60型になると距離数が少なければもちろん高いんですが、高い安いの価格差がだいぶ少なくなって落ち着いてくる(型的に一番人気が無いっぽい)
・E39型になると価値はE60型と同等レベルで推移している(ただ6MTでもそこまでの威力は無い)
・さらに古いE34型はちょっとヤバい気がする・・・(1台しか無いデータは一気に価値が上がってる)
こんなもんかなぁ。
年度落ちの価格差分を考えると、たぶん27年式の3万キロでリセール50%切るくらいだと思うんですよね。
ほんとたぶん。
全然当てにしないで欲しいくらいに自信無いけど(笑)
とりあえず中古価格も高いけど、新車価格が1500万オーバーとかなりお高め!
なので最初にズドドドーーーーン!!
その後3~5年欠けてドンドンドンッ!と落ちていき、5年経過くらいして庶民も買える範疇の価格になってやっと落ち着くといった感じかと思います。
そしてその後は廃車なんぞ無縁で、事故現状だろうがなんだろうが、とりあえず価値は残り続けて追々は上昇の可能性も秘めていますので、どこか価値が落ち着いたタイミング(今回の調査だと24年~25年式あたりがお勧め)で中古購入しちゃえばまぁまぁ有りと言えば有り。
ただ維持費はかなりキツい部類の車だったかと思いますので、投資目的で購入するべき車では無いと思いますし、余剰資金それなりに持って購入しないとあっという間にパンクする可能性もあるかと思います。
くれぐれも憧れだけで漢のフルローン!貯金残高10万円!!
こんな状態で買わないように注意して下さいね。
一見普通の5シリーズ。
それなりの車好きが見ないと外見からではいまいち判別が付き辛い。
エンブレム見て「なにこの車?」って思われるのが一般的な反応かと思いますが、そこが魅力でもある車と個人的には思っております。
ド派手じゃないけど踏んだらかっ飛ぶみたいなみたいな。
そんなポテンシャルをひっそり隠した大人な車が好きな人は、中古を、中古を、中古を、検討してみて下さいな。
その時は新車を買ってくれた神のような存在に感謝することも忘れずにね!(最初の3年で800万くらいはマイナスになるのかな?かなかな?)
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
※一括査定ではありません
BMW【M5】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 △
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 ◎
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
【外車王】
輸入車専門の買取業者です。
今まで当サービス内でご利用者が複数名おり、同業から見ても驚くような金額で買取をしているケースがあります。
他の会社が絡んだとしても、今のところの成約率(査定依頼をして最高値で外車王が買い取った率)がかなり高いので、輸入車の売却先候補には絶対に入れておいた方が良い会社です。
日本全国出張査定費用は無料なので、この会社一本に絞るのではなく、本命の一つとして利用していきましょう。
中古車販売店 ×
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 ◎
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
BMW【M5】のライバル車
【輸入車】
・アウディ RS7スポーツバックパフォーマンス(生産終了)
【国産車】
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早速リクエストに答えていただきありがとうございます!
F10は高くて買えないし、E60なら買えると思ったのですが・・・
V10エンジン、排気量5000ccのエキゾーストサウンドに惚れました。
しかし、弱点のDCT故障で修理代200万オーバー、メンテナンス費用などランニングコストを考えたらとてもじゃないけど維持できる車じゃありません(笑)
ほっほー車好きのお客さんから壊れた時が大変と何回か聞いておりましたがデュアルクラッチが弱いんですか。
200万オーバーか・・・E60がそのまま1台買えると言えば買えるなぁ(笑)
M6は次回やりますのでもう少々お待ちを!
もっと台数少なくなるのでまともに調査出来るかは分かりません!