出典:goonet
SUBARU(スバル)レガシィB4の買取価格について、車の専門業者のみが見れる会員制オートオークションデータから調査、分析をしてみました。
レガシィB4を中古車として高く売る場合、どのようなグレードを選んでおけばいいのか。
レガシィB4の総合的な買取価格ランク、グレード別の価値の差や買取価格に直結する輸出動向などなど。
現在の市場相場を調査しながら解説していきます。
また、お得なレガシィB4の中古車購入ポイントもこの記事を見れば分かるはずです。
レガシィB4を高く売ろうと思っている方、これからお得に買おうとされている方はそれぞれ参考にして下さい。
車屋(買取店)から見えるスバル【レガシィB4】の印象
レガシィの冠を今も残したスバルの最上位セダンですね。
昔のレガシィと言えばミドルサイズのスポーティーセダンで、ターボ設定有り、MT設定有り。
乗って楽しむ車という感じでしたが、現在は排気量を2500ccに上げて車体も大型化。
中~高年が好みそうな大人の車へ変化していっております。
それが良いのか悪いのか、受けの良し悪しは残価(リセール)に反映されますので、じっくり確認していきましょう。
スバル【レガシィB4】モデルチェンジ歴
1998年12月 初代レガシィB4販売開始
2003年6月 フルモデルチェンジ 2代目レガシィB4販売開始
2006年5月 マイナーチェンジ
2009年5月 フルモデルチェンジ 3代目レガシィB4販売開始
2012年5月 マイナーチェンジ
2014年10月 フルモデルチェンジ 4代目レガシィB4販売開始
2017年10月 マイナーチェンジ
2020年8月 生産終了
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ
スバル【レガシィB4】のモデルチェンジ価格差
モデルチェンジが発生すると新型モデルに需要が傾くため、ほぼどの車種も旧型の価値は下落します。
しかしその価値の下落度合いは車種によって様々ですので、目安となるよう最多流通グレードを元にオークション市場でのモデルチェンジ価格差を調査しました。
その結果がコチラです。
モデルチェンジ価格差 約40万
新型:2018年 リミテッド
旧型:2017年 リミテッド
※新車時の販売価格差は約9万ほど新型の方が高いです。
距離数やカラー、装備、状態などなど、類似したそれぞれの車の取引平均値から割り出しています。
新車価格差が上記グレードよりも安ければモデルチェンジ価格差は少なく、より高ければモデルチェンジ価格差も高くなり易い。
またフルモデルチェンジとマイナーチェンジでは、フルモデルチェンジの方がモデルチェンジ価格差は大きくなり易いことを把握しておきましょう。
スバル【レガシィB4】の買取価格ランク(3年経過時)
ランク・・・S 62%
※3年経過30000kmを基準にした、全グレードの平均値となります。
ランク早見表
総合ランク | 買取価格/新車価格(3年経過) | 各ランクについての解説 |
SSS | 80%~ | 全車種の1%にも満たない超高額の買取価格が期待出来ます。売る時は心ゆくまで交渉しましょう。 |
SS | 70%~79% | このランクに該当していれば相当ラッキーです。車の形状によってはこの枠に入ることすら許されません。 |
S | 60%~69% | 人気車種を買っている証拠です。お隣さんが悔しがります。 |
A | 55%~59% | 平均よりはやや上です。上には上がありますが、欲しかった車なら満足度とのバランスもそれなりに取れているはず。 |
B | 50%~54% | まさに平均です。可もなく不可もなく。この辺りから中古車を買うメリットも大きくなります。 |
C | 40%~49% | 売る時やや辛くなるランクです。特に高額輸入車はこのランクが多いので、中古車にもしっかり目を向けてみましょう。 |
D | 30%~39% | 新車で買えば泣きをみます。誰かが助けてくれるわけではありませんから後悔する前に検討を。 |
E | 20%~29% | 新車で買ってたら涙も出ません。買っちゃダメ。絶対。 |
Z | 0% | 既に最終モデルでも価値はありません。廃車が最有力となります。 |
スバル【レガシィB4】の海外輸出情報
平成10~15年(BE系)・・・「S401 Stiバージョン」のみ中輸出に該当
平成15~21年(BL系)・・・ 3リッターのみプチ輸出
平成21年~26年(BM系)・・・ノンターボ中輸出、ターボ高輸出に該当
輸出価格早見表
輸出ランク | 目安価格 |
超高輸出 | 距離数に関係無く、100万以上のかなり高い相場で輸出されている(水準が高い分、状態に左右されることも多い) |
高輸出 | 距離数に関係無く、50~100万未満の高い相場で輸出されている(修復歴はNGなど条件が付く場合もある) |
中輸出 | 距離数に関係無く、25~50万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はあまり関係無くなる) |
低輸出 | 距離数に関係無く、15~25万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
プチ輸出 | 距離数に関係無く、10万前後で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
極プチ輸出 | 距離数に関係無く5万前後で輸出されるが、排気量によっては廃車と変わらないレベル |
※部品取りとして価値(底値)が存在する場合も含めているので、必ず海外輸出されるということではありません。
スバル【レガシィB4】の調査結果
平成26年10月でFCが入ってるので25年式は台数少ないだろうなと思ってましたが・・・
思った以上に少ないよ!
データ量が少ないため、3年経過3万km時のグレード別リセールランクは不明が多いです。
2.0GT ランクA
2.0GT アイサイト 不明
2.5GT アイサイト 不明
2.5i 不明
2.5i Lパッケージ 不明
2.5i アイサイト ランクA
2.5i アイサイトS ランクA
判別出来たグレードの中では2.0GTが一番上でした(誤差の範囲です)
過去の経験から言っても新車価格は上がりますが、2000ccターボが一番強かったのでたぶんこの流れは変わってないのでしょう。
また、この時期発売されていた特別車の「Bスポーツ」
色々なグレードにこのBスポーツという名前が付くのですが、これもサラッと見た限り大きな伸びはありません。
ほとんど横ばいです。
データ見ていても白黒率が低く、シルバーグレー系が多い。
昔は若いお兄ちゃんが結構乗ってるイメージでしたが、購入層の年齢上がったんだろうなぁ・・・
この車を狙っている方。
この車ならシルバーでも大丈夫。
そんな大きな差はありません。
修復歴とか状態だけ気にして下さい。
修復は50万以上マイナスになってます。
乗り換えが一気にストップするくらいの打撃を受けますのでご注意を!
ということでなんか余り中身の無い記事になってしまったんで・・・
一応新型の方もちょっと見てみました。
2年経過、2万キロあたりの上位グレード「LTD」で80%台前半です(LTDしかデータが無い)
これは中々強い。
セダンにしては相当優秀な部類です。
あと売ろうと思っている方は、平成15年からのBL系は買取店に足を運びましょう。
まだ乗っている人も多いはずです。
BL系レガシィは輸出の共通項目が非常に不透明(そもそも輸出なのかも分からん)
MTでも廃車価格なったりならなかったり、GTでも廃車になったりならなかったり・・・
勝負するかは買取店次第になるので、過走行でも諦めないで動いた方が良さそうですね。
そして平成15年以前のBE系はさすがに・・・諦めましょう・・・
一部の特別限定グレード以外はご臨終(廃車)しております。
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
最新グレード別リセール数値(2021年11月15日調査)
最新の3年経過、3万km各グレード別リセール値がコチラ。
ベースグレード 59.5%
リミテッド 64.8% ←高額売却の狙い易い最多流通グレード
※一括査定ではありません
スバル【レガシィB4】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 ◎
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 △
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
中古車販売店 ◎
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 △
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
廃車業者 〇
この項目を追加している車種は古くなった場合の輸出底値が存在しない、もしくは輸出価格が廃車価格と変わらない車種になります。
買取店も行かれても結局は中間マージンだけを取られて廃車業者へ売却されてしまいますので、それであればご自身で直接動かれた方が楽ですし金銭メリットも強いです。
過走行や傷凹みが多い車は特に廃車業者が最高値になる可能性が高いので、詳しくは上記にある海外輸出情報をご覧になりながら判別してください。
廃車業者も交渉することによって価格は変動することが多いので、見積もり後のもう一押しを忘れないようにしてください。
【廃車本舗】
全国規模の廃車専門業者です。
自社でリサイクル工場を持っており、部品の輸出も含めた価格を割り出して貰えますので期待値は高いです。
レッカーや廃車に関する費用は全て無料なので、余計なことを考えずに高値売却を目指せます。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
スバル【レガシィB4】のライバル車
【国産車】
【輸入車】
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毎日更新を楽しみにしています。
レガシィといえばターボのMTモデルですが、大きくなりすぎちゃったので後継はWRX STIに移行してしまいましたね。BM系前期にあったレガシィ最後の6MTモデル2.5GT Sパッケージの評価はどうでしょう?また、こういったタマ数の少ないモデルは買い取り屋さんは勝負しにくいのでしょうか?
楽しんで頂けているようで何よりです!
レガシィB4と言えば個人的にはMTだったんですけどね~時代の流れで年配向けになってしまって残念です。
2.5GTのSパケ、あとはその前に限定販売されていた2.5GTのTSを見てましたが、6MTはどちらも5年経過くらいで50%あたりとATよりリセールは上位ですね。
ただどちらも台数は極小レベルです。
そしてこういったタマ数の少ない車は”相場不確定”となるため警戒されます。
買う方は私も含めて赤字にだけはなりたくありません。
どこまで勝負すれば逃げ切れるかの判断が付きにくいため、余裕を持った金額で伝える傾向がかなりありますね。
なのでユーザーから希望額を伝えず、言われた金額だけで判断するような売却方法を望まれる方には相当フリとなります。
取引台数が少なくてもしっかり売れていて、オークション取引価格が安定していれば大丈夫なんですけどね!
返信ありがとうございます。
同じくタマ数の少ないチェイサーのツアラーVのような人気相場を想像していたのですが、セダンのターボ&MTでも違うんですね。チェイサーは廃止後に人気が出た記憶があります。本日のアテンザXD6MTも意外と低いリセールでした。
リクエストよろしいでしょうか。デミオ(現行XD6MTが気になる)、スイフト/スイスポ、フィット/フィットシャトル、あと軽でキャスト、アルトワークス(現行希望)。多くて申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
一般の方から見るとチェイサーのツアラーVって流通量低く見えるんですかね?
買取店側というか車屋側からだと結構流通量も多く(オークションでは)、輸出の底値もあるため価格は出しやすいタイプです。
ヴェロッサあたりのターボMTとかになると、流通がかなり少ないので査定してもぐぬぬぬ・・・ってなり易いですね(笑)
デミオ、スイフト云々云々・・・ですね。
ちょっと多いので時間下さい(笑)
順番に確認してみます(フィットとフィットシャトルはHVが別車種扱いのはずなのでガソリンの方だけ調べてみます)
ありがとうございます。
現行のリセールの高さは意外でした!超納期なのが関係してるのかも?
いえいえ!
現行レガシィB4ってそんな納期長いんですか!?
買う話が回りに出なかったので知りませんでした。
ちなみに何カ月かかるんでしょう?
スバル車はどれも3ヶ月はかかるようです。
B4も3ヶ月と言われました。
アメリカで売れすぎて生産が追いつかないとかで。
うわー超人気車種とかなら分かりますが、B4で3カ月は長く感じますね・・・
よく納期半年とかになると新古車に流れる人を見ましたが、3カ月でも人によっては動く可能性ありそうですからね。
情報ありがとうございました!
はじめまして
スバルの現行XVのハイブリッド車とガソリン車のリセールはどうでしょうか?
宜しくお願いします。
インプレッサXVですね。
まだ記事にしてない車種なので、順番待ちみたいな感じになってますが調べてみます。
少々お待ちを!
いつもお世話になっております。
レガシィツーリングワゴンのBR・BP型と、インプレッサスポーツを調べて頂ければ幸いです。
両車とも台数の多いクルマなので気になる方は多いと思います。
レガシィツーリングワゴンはどうせなんで一纏めで、あとインプレッサスポーツですね。
少々お待ちを!