出典:goonet
MAZDA(マツダ)ロードスターRFの買取価格について、車の専門業者のみが見れる会員制オートオークションデータから調査、分析をしてみました。
ロードスターRFを中古車として高く売る場合、どのようなグレードを選んでおけばいいのか。
ロードスターRFの総合的な買取価格ランク、グレード別の価値の差や買取価格に直結する輸出動向などなど。
現在の市場相場を調査しながら解説していきます。
また、お得なロードスターRFの中古車購入ポイントもこの記事を見れば分かるはずです。
ロードスターRFを高く売ろうと思っている方、これからお得に買おうとされている方はそれぞれ参考にして下さい。
車屋(買取店)から見えるマツダ【ロードスターRF】の印象
ロードスターを電動ハードトップにし、部分的なオープンを楽しめるようにした車ですね。
主に頭上部分のみが開放的になるので、どうしても注目を浴びてしまうオープンスタイルをやや軽減出来るかと思います。
ただしネックはその価格で、電動にすることによって今まで以上のコストがかかりますから、新車価格は通常ロードスターよりも平均50万以上UP。
最も安い「S」でも350万近い車体価格になりますので、若い人も購入されるケースの多いロードスターと違い、ロードスターRFは購入年齢層が上がるだろうと思われます。
中古になった時に若い人が買い支えてくれればいいんですけどね。
マツダ【ロードスターRF】モデルチェンジ歴
2016年12月 初代ロードースターRF販売開始
※周期はまだなんとも言えず(ロードスターと連動すると思われる)
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ
マツダ【ロードスターRF】の買取価格ランク(3年経過時)2021年5月10日更新
ランク・・・S 62%
※3年経過30000kmを基準にした、全グレードの平均値となります。
各グレード別リセール値がコチラ。
S(AT) 55.9%
S(MT) 60.8%
VS(AT) 57.1% ←高額売却の狙い易い最多流通グレード
VS(MT) 63%
RS(MT) 70.8%
ランク早見表
総合ランク | 買取価格/新車価格(3年経過) | 各ランクについての解説 |
SSS | 80%~ | 全車種の1%にも満たない超高額の買取価格が期待出来ます。売る時は心ゆくまで交渉しましょう。 |
SS | 70%~79% | このランクに該当していれば相当ラッキーです。車の形状によってはこの枠に入ることすら許されません。 |
S | 60%~69% | 人気車種を買っている証拠です。お隣さんが悔しがります。 |
A | 55%~59% | 平均よりはやや上です。上には上がありますが、欲しかった車なら満足度とのバランスもそれなりに取れているはず。 |
B | 50%~54% | まさに平均です。可もなく不可もなく。この辺りから中古車を買うメリットも大きくなります。 |
C | 40%~49% | 売る時やや辛くなるランクです。特に高額輸入車はこのランクが多いので、中古車にもしっかり目を向けてみましょう。 |
D | 30%~39% | 新車で買えば泣きをみます。誰かが助けてくれるわけではありませんから後悔する前に検討を。 |
E | 20%~29% | 新車で買ってたら涙も出ません。買っちゃダメ。絶対。 |
Z | 0% | 既に最終モデルでも価値はありません。廃車が最有力となります。 |
マツダ【ロードスターRF】の海外輸出情報
まだ不明
輸出価格早見表
輸出ランク | 目安価格 |
超高輸出 | 距離数に関係無く、100万以上のかなり高い相場で輸出されている(水準が高い分、状態に左右されることも多い) |
高輸出 | 距離数に関係無く、50~100万未満の高い相場で輸出されている(修復歴はNGなど条件が付く場合もある) |
中輸出 | 距離数に関係無く、25~50万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はあまり関係無くなる) |
低輸出 | 距離数に関係無く、15~25万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
プチ輸出 | 距離数に関係無く、10万前後で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
極プチ輸出 | 距離数に関係無く5万前後で輸出されるが、排気量によっては廃車と変わらないレベル |
※部品取りとして価値(底値)が存在する場合も含めているので、必ず海外輸出されるということではありません。
マツダ【ロードスターRF】の調査結果
現状がどの程度なのか把握するため、1年経過1万キロくらいを目安にグレード別を調査してみました。
その結果がこちらです。
S(MT) 不明
S(AT) 65%
VS(MT) 70%
VS(AT) 64%
RS(MTのみ) 83%
このように、重要な特徴はベースとなる「ロードスター」と同じようになりますね。
要はMTが強いってお話です。
では続いてこの車の特徴を。
・現在の市場データではほぼ「VS」と「RS」が出回っていて下位グレード「S」が空気になっている
・ATとMTの比率は丁度半々くらい
・色はグレーがややマイナス傾向、パール、黒、赤は市場価格差が見られません(ただ追々赤は少し落ちるはず)
・販売開始は28年12月だけど、28年式と29年式とでしっかりとした価格差がある
こんな感じです。
下位グレード「S」が出回っておらず、最上位「RS」のリセールが突出しているってのはなんなんだろうなぁ。
ちょっと考えてみたもの、「年齢層高めの人が買ってる?」ってくらいしか予想が出てきません。
構造上の問題でしょうがないことではありますけど、ベースとなるロードスターの最上位価格がロードスターRFの下位グレードとほぼ同額になるので(新車価格は約320万~380万くらい)
遊び車で300万以上となると若い人は手が出し辛く、金銭的に余裕のある方がスポーツカーだしシートや足回りも拘っちゃうかー!って理由でRSに人気が寄っているのかなーと・・・
とりあえず数字が物語っておりますので、現状相場を見る限り新車で買ってもまだ問題無さそうなのはRSのみ。
最上位グレード以外は中古車(新古車)買った方が金銭的には結構得をします。
そして中古車狙いの方は特徴の最後にあった、“28年式と29年式の違い”を強く意識するとなお良いですね。
28年式なんて12月からの販売のため僅か1ヵ月間のみ。
29年式の1月登録と古さで言ったら実感出来るほどの差なんてありません。
にも拘わらず、大抵の方は〇年式しか意識してないので、平均相場で言えば約20万ほど価格差が生まれております。
もちろん先行予約とかで出始め買っちゃった人は損してるってことになっちゃいますが、中古買う方はここを攻めなくてどうする?って言う部分にもなりますので、ぜひ大した違いの無い28年式を狙ってみて下さい。
中古価格に違いがないようであれば、大半は綺麗&低走行の車ばっかりなのでオークション代行を利用して落札、ご自身で保証継承して万全にという流れでもまったく問題無いと思いますよ。
まぁ・・・1年経過の上記数値を見て、「そもそもロードスターRFに手を出すか?」って話が先に来ちゃうと思いますけどね。
※以前別記事にも書きましたが、現状相場で2台ほど「おこし屋」が直した粗悪修復歴車が紛れています。市場では100万以上安い金額で取引されておりますのでこのような車を掴まされないようにご注意を。
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
※一括査定ではありません
マツダ【ロードスターRF】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 ◎
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 ◎
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
中古車販売店 〇
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 △
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
マツダ【ロードスターRF】のライバル車
【国産車】
【輸入車】
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ロードスターRFは後輩が欲しがっていたので勉強になります。
特にグーネットで売られている1.2万キロと7千キロの修復歴あり車は現車を見て十分に納得してから買うように言っておきます
その2台が該当車かは分かりませんが(調べれば分かるけど)、フロントの結構大きめ事故を直しているようだったので気を付けて下さいね!
あれはいくら安くてもお勧め出来ません(笑)
お尻の軽微事故で普通より50万安い!とかなら個人的にはかなり有りなんですけどね~。
現行NDロードスター・ロードスターRFのリセールは、グレードがRSとその他で大きく違うようですが、メーカーオプションで設定されている\330000の鍛造アルミホイール+ブレンボキャリパーの影響もかなりあるのでしょうか(RS以外でも設定があるのですが、中古車情報サイトを見るとほぼRSにしか付いていないようです)。高級ミニバン・SUVのサンルーフみたいな感じだと高額ですが付けた方良いのかと思いまして。
コメント欄でのご質問は相場調査をしないで回答しているので、たぶんとしか言えませんが・・・
鍛造アルミホイール+ブレンボキャリパーで元が取れるケースってほぼないような気がします。
まずオプション代金が高いですからね。
それが輸出に絡むとかであれば話は別ですけど、日本人がそこを意識して中古でもついているから追加30万!とかにはならないような。
たぶんですが!(有料調査でも宜しければ細かく調べてみますのでご連絡下さい)