出典:goonet
DAIHATSU(ダイハツ)ロッキーの買取価格について、車の専門業者のみが見れる会員制オートオークションデータから調査、分析をしてみました。
ロッキーを中古車として高く売る場合、どのようなグレードを選んでおけばいいのか。
ロッキーの総合的な買取価格ランク、グレード別の価値の差や買取価格に直結する輸出動向などなど。
現在の市場相場を調査しながら解説していきます。
また、お得なロッキーの中古車購入ポイントもこの記事を見れば分かるはずです。
ロッキーを高く売ろうと思っている方、これからお得に買おうとされている方はそれぞれ参考にして下さい。
車屋(買取店)から見えるダイハツ【ロッキー】の印象
平成9年に一度生産終了しているRV車ロッキー。
それがトヨタライズと同時にコンパクトSUVとして復活をしております。
普通車のOEM関係はどうしてもトヨタの方が強いですから、ライズとロッキーを比較すればロッキーの方が不利と言えますが・・・
どの程度の差かは実際に数値差を見た方が早いでしょうから、興味のある方は見比べてみて下さいね。
ダイハツ【ロッキー】モデルチェンジ歴
1990年6月~1997年4月 初代ロッキー販売開始
~販売停止~
2019年11月 SUV車として2代目ロッキー販売開始(復活)
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ
ダイハツ【ロッキー】の買取価格ランク(3年経過時)
ランク・・・SS 75%
※3年経過30000kmを基準にした、全グレードの平均値となります。
ランク早見表
総合ランク | 買取価格/新車価格(3年経過) | 各ランクについての解説 |
SSS | 80%~ | 全車種の1%にも満たない超高額の買取価格が期待出来ます。売る時は心ゆくまで交渉しましょう。 |
SS | 70%~79% | このランクに該当していれば相当ラッキーです。車の形状によってはこの枠に入ることすら許されません。 |
S | 60%~69% | 人気車種を買っている証拠です。お隣さんが悔しがります。 |
A | 55%~59% | 平均よりはやや上です。上には上がありますが、欲しかった車なら満足度とのバランスもそれなりに取れているはず。 |
B | 50%~54% | まさに平均です。可もなく不可もなく。この辺りから中古車を買うメリットも大きくなります。 |
C | 40%~49% | 売る時やや辛くなるランクです。特に高額輸入車はこのランクが多いので、中古車にもしっかり目を向けてみましょう。 |
D | 30%~39% | 新車で買えば泣きをみます。誰かが助けてくれるわけではありませんから後悔する前に検討を。 |
E | 20%~29% | 新車で買ってたら涙も出ません。買っちゃダメ。絶対。 |
Z | 0% | 既に最終モデルでも価値はありません。廃車が最有力となります。 |
ダイハツ【ロッキー】の海外輸出情報
初代・・・基本低輸出に該当(腐食など状態が悪いとプチ輸出に降格の可能性有り)
2代目・・・プレミアムのみ特需タイプの超高輸出に該当
輸出価格早見表
輸出ランク | 目安価格 |
超高輸出 | 距離数に関係無く、100万以上のかなり高い相場で輸出されている(水準が高い分、状態に左右されることも多い) |
高輸出 | 距離数に関係無く、50~100万未満の高い相場で輸出されている(修復歴はNGなど条件が付く場合もある) |
中輸出 | 距離数に関係無く、25~50万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はあまり関係無くなる) |
低輸出 | 距離数に関係無く、15~25万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
プチ輸出 | 距離数に関係無く、10万前後で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
極プチ輸出 | 距離数に関係無く5万前後で輸出されるが、排気量によっては廃車と変わらないレベル |
※部品取りとして価値(底値)が存在する場合も含めているので、必ず海外輸出されるということではありません。
ダイハツ【ロッキー】の調査結果
ほっほーこの車も相場見るのは初めてだと思うけど結構優秀な車ですね。
とりあえず廃車の選択は無し。
距離数20万kmオーバーでも普通に走ればお金になります。
その他気になるところとしては・・・
・ATorMTの差は無し
・グレードもどうでも良い
・距離が過走行で無ければ(15万キロ未満くらい)国内需要?に回っている様子
こんなとこですね。
特に最後のはかなり意外。
さすがに20年以上経過したかなりマイナーな部類の車を、今更日本人が買うとは思っておりませんでした。
市場データ見ると15万km未満は輸出枠でいけば低輸出以上になっており、一部の超低走行に関しては高輸出枠まで伸びるというビックリな結果になっております。
超低走行は弄りものなので単純な距離の評価だけじゃないでしょうけど・・・
探してる人いるんだな~この車。
似たような感じのパジェロイオじゃ嫌なのかな?
ガソリン車ということもあり、輸出の底値という部分ではラガーに勝てませんでしたが、それでも当時の新車価格なんかも加味すればかなり優秀です。
こちらも「乗ってる!」なんて人まずいないでしょうから、回りにたまたまでも乗ってる人いたら教えて上げるなり譲ってもらうなり・・・
上手く情報を活用して下さい(笑)
コケることが無い分、一般の方でも安心して車買取店の気分が味わえます。
【更新】2020年3月21日
トヨタのライズとセットで新型のロッキーが販売されたため更新をしていきます。
新型の未使用車を中心に現在どの程度の価値で業者間取引をされているのか。
ライズとリセール値に差はあるかを調査、検証していきますので興味のある方はご覧ください。
ではまず令和2年式未使用車のグレード別リセール値がこちらになります(データが取れたグレードだけ載せています)
G(2WD) 95%
プレミアム(2WD) 100%
まだ4WDデータは市場で確認出来ませんので、2WDだけ見ればライズとの差は5~10%程度といったところ。
そして過去3ヵ月のオークション市場流通差はライズの25分の1ほどですので、かなり豪快な差があることが分かります。
次いで新型ロッキーのリセールに絡む特徴がこちら。
・プレミアム(2WD)は輸出の可能性が極めて高いが、同じ未使用車でも去年登録の令和元年式は平均20万ほど価値を落としているので注意が必要
・G(2WD)も輸出は狙った痕跡はあるものの、こちらは車検を切ればその分価値を落としているので国内需要の線が強い
・国内の場合、パールと黄色や赤の価格差は20万ほどとかなり大きく、未使用車から1年落ち3000km程度の新古車になると10~15万ほど価値がダウン
まだデータ量が乏しいため分かるのはこんなところですね。
輸出仕様はまだ不確定ですけど、スマートパノラマパッケージやリアクロストラフィックアラートなどのオプション装着率が高く、ライズよりも初期投資額が高くて上記数値になりますので、同仕様に合わせたらもう少し差が広がるかと思います。
オプションを簡素にした時、輸出から外れるかどうかは今後のデータ次第といったところですね。
なので今のところの総評として言えば、ダイハツにしては珍しくそれなりに強い輸出も絡む珍しいタイプの車。
国内リセールも未使用のリセール値を見る限りまったく悪くはないので、買って豪快に損をする、リセール面で後悔するということは無いかと思います。
ただしOEM車のライズの方が輸出相場が上、流通量も上と(流通量が多いと高く売りやすい)完全に上位互換のような存在になっているため、“売る時の価値”まで意識するならライズにした方が良いという結論です。
新型ロッキーが選択に入るとしたら新古車狙い。
これであればライズでは実現が難しい“新車よりもある程度安い新古車購入”が現実的になりますので、最低5年以上とそれなりに長く所有を予定されている方はライズよりもお得になる可能性が出てきます。
7年9年くらいまで経過すれば、ライズもロッキーも大した差なんてないでしょうから、購入費用で10万15万と差が付けばその分お得になるという具合ですね。
所有予定期間によっても考え方も変わりますので、ライズとロッキーで悩んでいる方なんかは参考にして貰えればと思います(ライズの詳しい調査結果は下にあるライバル車にリンクがありますのでそちらの専用記事をご覧ください)
最新グレード別リセール数値(2023年6月8日調査)
最新の3年経過、3万km各グレード別リセール値がコチラ
L(2WD) 76.2%
X(2WD) 73.1%
G(2WD) 74.9% ←最多流通グレード
G(4WD) 80.9%
プレミアム(2WD) 72.7%
プレミアム(4WD) 70.2%
※データの取れたグレードのみ載せています。
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
※一括査定ではありません
ダイハツ【ロッキー】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 〇
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 〇
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
中古車販売店 〇
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 〇
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
廃車業者 ×
廃車の場合は買取店に行かれても中間マージンだけを取られて廃車業者へ売却されてしまいますので、それであればご自身で直接動かれた方が楽ですし金銭メリットも強いです。
過走行や傷凹みが多い車は特に廃車業者が最高値になる可能性が高いので、詳しくは上記にある海外輸出情報をご覧になりながら判別してください。
廃車業者も交渉することによって価格は変動することが多いので、見積もり後のもう一押しを忘れないようにしていきましょう
【廃車本舗】
全国規模の廃車専門業者です。
自社でリサイクル工場を持っており、部品の輸出も含めた価格を割り出して貰えますので期待値は高いです。
レッカーや廃車に関する費用は全て無料なので、余計なことを考えずに高値売却を目指せます。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
ダイハツ【ロッキー】のライバル車
【国産車】
【輸入車】
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