軽トラの2台巨頭には勝てるのか。
出典:カーセンサー
本日はサンバートラックです。
一応軽トラックはレクサスを除く国産主要メーカーそれぞれが出していますけど(OEM車含む)、サンバートラックは順位で言えば3番手。
平成24年からハイゼットトラックのOEM車に切り替わっております(画像はオリジナル)
オリジナル時代は赤帽さんが使ってたりで、平ボディとしての利用というよりは荷台に箱が乗っている、もしくは幌が被った状態で使われている印象が強いですね。
ちなみに販売時期は多少違うけど、2台巨頭との流通差はご覧の通り(全年式データ)
キャリイトラック・・・2840台
ハイゼットトラック・・・2358台
サンバートラック・・・759台
三番手と言ってもこれくらいの大きな開きはありますので、調べられそうな部分を重点的に調べていきたいと思います(たぶんグレード別はキツい)
現在も販売中です。
別窓になっていますので、ランクを確認する前にまずはこちらのランク表をご覧下さい。
ランクの見方が書いておりますので、見比べると分かり易いです。
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい。
・リセールバリューランク
ランク・・・A 56%
・海外輸出情報
平成24年~(OEM後現行型)・・・推定プチ輸出に該当(17万キロまで確認)
~平成24年(オリジナル)・・・詳しくは総評を。
・総評
ふーむ。
予想通りというか、高年式の球数はかなり少ないです。
まず他2車種と違って未使用車がありません。
スバルは軽が主力のメーカーじゃないので、中古車販売店に業販で回したりしているのは大半ダイハツの方が賄っているんでしょう。
本家の方が売れますしね(笑)
ちなみに数値化出来たグレードはこれだけです。
TB(MT)4WD ランクA
TC(MT)4WD ランクB
上下差は6%。
他1台しか無いグレードもいくつか調べてみましたけど、大体55%前後という感じでしたので、OEM車として本家より5%くらい落ちる数値という認識を持ってけば宜しいかと思います。
つまり新車を買うなら本家のダイハツへ
未使用車もサンバーはほぼ無いからダイハツへ。
新古車狙いになって初めてスバルへ(ただし球数は少ないのであったらラッキーくらいの気持ちで)
こんな選別をしていくと良いと思います。
あ、あと輸出ラインも本家より1段階は下回ってそうなので、過走行前提の仕事用もダイハツの方が良いですね。
2種のグレード別数値差を確認する限りはハイゼットトラックと共通していそうなので、データの無いグレードは本家のグレード別を参考にしてみて下さい。
そして次にオリジナルだった平成24年まで。
こちらを見ていきたいと思うんですがー・・・
うーん・・・
うーん???
うーん・・・
ゆ、輸出条件が分からない・・・
走行20万キロ以上もゴロゴロしている車なんですけど、明確にこの条件ならこの枠!っていうものが見えてきません。
見たままの印象を書いていくと
・幌or箱が荷室についていると輸出の確率は上がる(ただし付いていてもダメな場合もある)
・冷凍車の場合は冷凍機能が強いため、しっかり機能すればプチ輸出確定っぽい(冷蔵じゃなく冷凍で温度がどれくらい下がるかも絡む)
・特殊機能が備わっていなければプチ輸出が望めるのは平成21年よりも新しい年式っぽい
・年式が上がるほど(平成24年に近いほど)輸出ラインも上昇(最高低輸出枠まで)
・ダンプはかなり条件が緩和され平成19年まで一度輸出が確認、その後古くなるとまた再開(明確な再開年数の判別が出来ず)
・2WDor4WD、ATorMTは相場を見る限り影響が無い
・平成5年以前(25年規制?)はダンプのみ輸出されているっぽいけど(プチ輸出)それ以外は該当無し
こんなもんかなぁ・・・
まぁなんというか凄く難しいです。
パッと見で判断出来るようなものではありませんし、本物のトラック相場を見ているような気分になりますね。
数年前と比べると輸出ラインだいぶ下がってるので輸出が不安定なのかもしれません。
ちなみに2年くらい前。
赤帽仕様の車を買い取った時は、40万キロくらい走っていて40万くらいの価値があったはずです(いくらで買ったかは秘密だぜ?)
今はそんな高額なデータ一切無いし、ちょっとこれから輸出を狙ってっていうのはあまりお勧め出来ないかなぁ。
オリジナルサンバーの末期である平成24年、低走行、状態良好車が今だに70万以上、中には100万以上という金額で取引されている。
10年15年経過しても国内需要がかなり高く、20万以上で取引されている車両がゴロゴロしている(当時の新車価格は70~100万くらい)
こういったデータを見ると、仕事用のベース用車両として買い付けされているだろうとは思われる。
ただ仮に総額100万以上出して買っても、過走行予定なら損失額はかなり大きくなりますので、仕事用で狙っている人は注意して下さいね(スーパーチャージャー付きは特に高いです)
おまけ
出典:Response
ド変態を突き詰めた車、「WRブルーリミテッド」はもう突き抜けています。
7年経過しても状態によっては当時の新車価格を上回っていますので、たぶんですが国内向けにプレミア化しているんでしょう。
10台20台の限定販売なら分かるけど、1000台も出ていてこの状況なんだからスバルの限定ほんと熱い。
いや、熱いのはスバル車を求めるユーザーか。
これほど雑に扱えない軽トラックは他にないですね(笑)
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
※一括査定ではありません
スバル【サンバートラック】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 ◎
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 △
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
中古車販売店 ◎
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 〇
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
廃車業者 〇
廃車の場合は買取店に行かれても中間マージンだけを取られて廃車業者へ売却されてしまいますので、それであればご自身で直接動かれた方が楽ですし金銭メリットも強いです。
過走行や傷凹みが多い車は特に廃車業者が最高値になる可能性が高いので、詳しくは上記にある海外輸出情報をご覧になりながら判別してください。
廃車業者も交渉することによって価格は変動することが多いので、見積もり後のもう一押しを忘れないようにしていきましょう
【廃車本舗】
全国規模の廃車専門業者です。
自社でリサイクル工場を持っており、部品の輸出も含めた価格を割り出して貰えますので期待値は高いです。
レッカーや廃車に関する費用は全て無料なので、余計なことを考えずに高値売却を目指せます。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
遅ればせながら、サンバートラックを記事にしていただき、ありがとうございました。
記事が大変参考になりました。お陰様でH20年式のサンバーを、値引とは別に37万で下取りしてもらうことが出来ました。大変感謝しております。(いずれ別の車で査定をお願いしたいと思います。そのときは宜しくお願い致します。)
いえいえ!
詳細は分かりませんが、10年落ちの軽トラが37万円というと凄く高いような高いような・・・(笑)
必要と感じた際にはお問合せ頂ければ全力でプラスになるよう動きますので、その時は宜しくお願い致します!