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【新型CX-30】今後の買取・査定価格予想と隠れている罠

投稿日:2019年11月19日 更新日:

出典:goonet

今回は2019年10月に販売開始されたCX-30について。

まだ出始めたばかりということもあってオートオークションでの取引は確認出来ませんので、今回は数年後に高く売れそうな車なのかを管理人が独自に考察していこうと思います。

と言ってもこの車の予想は比較的簡単な部類ですね。

マツダ既存車種のデータから予測はしやすいです。

 

 

新型CX-30の今後の買取・査定価格予想

まずはどの既存車種データが参考になるのか、近い存在であるCX-3とCX-5の内容を比較してみます。

 

【サイズ比較】

  全長 全幅 全高
CX-3 427.5cm 176.5cm 155cm
CX-30 439.5cm 179.5cm 154cm
CX-5 454.5cm 184cm 169cm

 

【新車価格比較】

・XDプロアクティブ(2WD)

CX-3 約278万円 ただしCX-3のみXDプラアクティブ Sパッケージ(2WD)

CX-30 約289万円

CX-5 約317万円

 

・20S(2WD)AT

CX-3 約217万円

CX-30 約239万円

CX-5 約262万円

 

このようにサイズも値段も既存車種であるCX-3とCX-5の中間設定に位置する車なので、CX-3とCX-5の残価率(リセール)が把握出来れば答えも見えやすくなるでしょう。

そして今年初頭に調査したマツダ車ランキング作成時のデータでいけば、CX-3とCX-5はどちらも3年経過、3万km時のリセールは60%前半(CX-5はフルモデルチェンジ前の前型、CX-3はマイナーチェンジ前の前期型調査)

 

2019年版 高く売れる車ランキングTOP5 マツダ車編

 

つまりCX-30は、3年後くらいにマイナーチェンジが発生して型落ちになったとしても60%台前半のリセール値が担保されているようなものであり、現行モデルであれば楽にこの数値はクリアするだろうと予測出来ます。

 

 

査定価格上昇に繋がりそうな要因

そしてここから残価(リセール)に影響のありそうな要因をいくつか確認し、上下変動を予測します。

 

ニューモデル

まず大きいのはニューモデルというところですね。

海外では先行して販売されていたとは言え、国内で目新しいなら日本人には関係ありません。

新しい車の方が興味も惹かれますし、目新しさから勝手にプラス補正もされるでしょうから多少の上方修正が見込めるはずです。

ただしCX-3もCX-5も、ユーザーから飽きられている車というわけではなく、売れ筋車種ということもあってマツダも放置をしていた車ではありません。

どちらも早いペースでモデルチェンジや改良をしていたわけですから、そこまで大きな上方修正は無いだろうというのが私の予想となります。

 

絶妙な車高

これは狙ってやった高さ調整でしょうね。

立体駐車の高さ制限である155cm。

このラインにキッチリ収まるように高さ154cmと調整してきています。

CX-3も高さ155cmとギリギリクリアはしていますが、一部155cm車種で上面を擦ったという話を聞くこともあり、あまりギリギリ過ぎると警戒して候補から外すパターンもあり得ます(タイヤの空気圧の問題かもしれません)

その点1cm余裕があれば購入に踏み切るとう層が一定数いてもおかしくはありません。

 

車名の期待感

今までCX-3、CX-5、CX-7、CX-8と・・・

車格が上がるに応じて数字も上昇してきたマツダのSUV。

その中でいきなりCX-30です。

ユーザーが勝手に上位互換と認識してしまう気がします(笑)

 

 

まとめ

全て上方修正に繋がりそうな要素しかありませんし、外観のデザイン性でCX-3やCX-5と大きな差があるわけでもありませんから、ここら辺を加味していくと管理人の予想では3年経過、3万km時に綺麗な状態であれば残価率(リセール)70%台安定。

ランクで言えばSSは、現行モデルである限り堅いんじゃないのかなと思います。

 

そして展開されているグレードの中で何を選ぶとより高く売れるのか。

ここら辺もCX-3とCX-5が今までの結果を残してくれていますから、要点をお伝えすればこのようになります。

・2WDと4WDのリセール値は大して差が無い(実質損失額優先であれば2WDを、4WD必須の環境であれば4WDでも後悔は生まれにくい)

・ガソリンとディーゼルも大して差が無い(実質損失額優先であればガソリンを、燃費差やトルクなどを優先するならディーゼルでも)

・基本はプロアクティブで、Lパッケージはやや危険(車格的にあると便利な装備よりは値段を優先される傾向が強いので、この価格帯であまり上位グレードを狙うのは少々危険)

・色はやっぱりパールor黒(マツダレッドでも良いですけど、安定性を求めるなら外すことはまずないパールか黒で)

 

このポイントを押さえておけばあとは度融通も利きやすい車種になるはずですので、ご使用の環境や予算なども加味しつつ納得のしやすいグレードを選んでも貰えればと思います。

 

ただし、年20000km以上の過走行予定の方にはあまりお勧め出来ません。

 

海外輸出は存在していますがあくまで国内需要先行。

そこまで高くない水準で最後に海外輸出が拾っていきますから、初めからかなり走ることが分かっているなら別のもっと輸出水準の高い車種を選んだ方が金銭メリットは強いと言えるでしょう。

 

というわけで、個人的な予測で言えばまず大失敗することは無さそうな車です。

日本でも乗りやすいサイズ感の車だと思いますので、興味のある方は参考にして頂きつつ、極力売る時高くなりそうなカラー、グレードを選んでみて下さいね!

 

 

重要なおまけ

ここからはおまけです。

おまけですがこちらの方が重要な気もします。

 

ここまであれこれと調べながら考察してみたわけですけど、気になったのがCX-30はマツダ内で競合してるんじゃないの?っていうところ。

 

今までは乗りやすさ重視で最も安価なCX-3。

ミドルサイズSUVとして車内スペースと乗り回しのバランスを取ったCX-5。

高級感を前面に押した大型SUVのCX-8。

 

このように住み分けは出来ていたと思うんですけど、そこにCX-30が割り込んでくると・・・

 

CXー3とCX-5のユーザー層と被ってしまうと思うんですよね。

 

特にCX-3。

高さ制限を気にする必要も無く、ある程度の車内スペースを確保したい方はすぐにCX-3を候補から外しますから、どちらかというと小さいサイズとガッチガチに競合しちゃうと思うんです。

 

なので・・・

今回上記2種の状況を確認するため、双方の現行モデルで複数台データが確認出来るグレードをちょっとだけ調べてみました。

 

【CX-5】(2017年2月以降の現行モデルで調査)

20S プロアクティブ(2WD) 2年経過2万km目安で82%

XD プロアクティブ(2WD) 2年経過2万km目安で82%

 

こちらは下がったように感じない。平常運転。とりあえず今のところ優秀。

 

【CX-3】(2018年5月以降の現行モデルで調査)

20S プロアクティブ(2WD)・・・1年経過1万km目安で75%

XD Lパッケージ(2WD)・・・1年経過1万km目安で67%

 

・・・・・・・・・・・・・・アーーーーッ!!!

 

1年経過でこの数値となると、既にCX-3は直撃している模様です・・・(パッと見全部ヤバそう)

これはCXー30に食われちゃうんじゃないだろうか?

もしCX-3を所有されている方がおりましたらどこで落ち着くか分かりませんので、長く乗るか、値段が残っているうちに現金化してしまうか。

真剣に検討された方が良いんじゃないかなと思います・・・

 

そして今後。

CX-50なんて車種が登場すれば、CX-5がどうなるか。

これも良くはないんですけど良い前例が出来たことによって予測も容易になるかと思います。

マツダ主力車種の車種名変更を推し進めているとなれば高確率でこの流れも来ると思いますので、CX-5を所有されている方はモデルチェンジ情報の他に、自社内競合車(CX-50)が現れないかどうか。

こちらも注視しておいてください。

 

忘れてても死にはしませんけど、大きな損害に繋がる可能性は高いと思います。

 

 

【カーセンサー】

売却を検討している方はこちらから。

高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。

極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選んで下さいね。

 

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  1. にー より:

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ブロガー&カーコンサルタントとして、いかに損をせずに車と向き合っていけるかを色々な視点から解説しています。

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