車を高く売るためのコツ 車売却前に知っておくべき知識

本当に高い車買取店が判明 ガチの最強はこの会社(2019年10月)

投稿日:2019年10月11日 更新日:

皆さん高い査定で車売れてますかー?

どうも管理人のにーさんです。

 

今回はなんと!!

 

現状最強と思われる車買取業者を、私が抱えているデータとともに公開していきます。

 

最初に言っておこう。

絶対こんなデータ今まで世に出てないから、この記事に辿り付いた人はラッキー。

 

巷に溢れる

「車買取店の満足度ランキング」

「車買取店の評判、口コミランキング」

「誰かがなんとなくお勧めしている車買取店ランキング」

 

このような(しょうもない)ものとはまったく質が違う内容ですので、私が「これが本当の情報だよ」というのをブッコんでしまおうと思います。

ちなみに全部読まないと失敗する人も多いと思うので、最後まで読まれることをお勧めしておきます。

 

 

最強の買取店とは

当ブログ内で提供している「有料査定サービス」ご利用者の結果報告(任意)から

 

最終的にどの会社にいくらで売却したのか

 

どの会社が競合していたのか

 

どのような流れで売却に至ったのか

 

このようなデータを集計し、売却価格と買取率(売却率)を元に最強の買取店を決めるというものです。

※県別はまだまだデータが足らないので、あくまで集計結果は「全国」が対象となります。

 

 

重要な点として、今回のデータは有料サービスご利用者のみの集計結果になるわけですから

 

本当の相場を知らない中、手探りで買取店に出向く、一括査定を利用する

 

ではなく、『相場を把握した上で』買取店を利用した方々だけのデータ集計というのがミソです。

 

つまり買取店営業マンに惑わされて高く売ったつもりが実は高くなかったり(超高頻度で良くある)、相場より遥かに高い金額で揺さぶりかけられて翻弄されり(それなりの頻度で良くある)という結果はほぼ含まれておりません。

 

営業力を抜きにした、『本当の各買取店のポテンシャル』が分かる内容だと思います。

 

ちなみに良くある「満足度の高い会社」は、満足度=高い買取金額ではありませんので、車を高く売りたいのであれば本当にどうでも良いお話。

 

満足度を優先させてはいけないという具体例を載せた記事がコチラ。

▷回避出来るか!?車の売却金額に大きく響く営業マンのクロージング

▷車の売却 その電話は本当なのか カラ電の実情

▷車買取営業マン 頑張ったフリに騙されるな!

 

あなたの高額売却に他人様が感じた満足度や評価なんて不要ですから、本当の売却データから車の高価買取が成立しやすい会社を把握していきましょう。

 

 

売却先分布

集計データは2017年2月~2019年9月までの約2年半ほど。

任意回答頂いたご利用者、約230件の中で車買取店への売却が成立したデータを元にしております。

 

 

それではいっていみましょう。

 

こちらが相場を分かった上で動いた方々の売却先分布です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社名 売却先比率
ビッグモーター 48.2%
ユーポス 5.2%
ガリバー 4.3%
外車王 4.3%
カーセブン 3.4%
アップル 3.4%
ラビット 1.7%
カーチス 1.7%
その他 地場中小買取店 17.2%
(番外)ネクステージ 10.3%

 

 

これがガチの結果になります。

買取店の売却データだけでも100件は超えていますので、多少の偏りはあったにしてもー・・・

 

トップのビッグモーターさんが変動するということはまず考えられないでしょうね。

 

それくらいに2位を大きく引き離すビックリな結果です。

 

おまけに有料査定サービスを提供した約2年半ほどの間、ビッグモーターさんの査定価格に大きな波があった様子はなく、出す時はしっかり高額査定で買取し続けていたというのも非常にポイントが高いです。

 

ビッグモーターさんは個人的に営業マンとバチバチだったからなぁ・・・

あまり褒めちぎりたい会社じゃないんですけど、それでもこの結果は素直に凄いと思います。

 

※各会社の成約/査定の率(成約率)も出せればベストなのですが、任意のご報告なのでそこまでの情報は集めきれませんでした。今後のご報告内容に期待ですね。

 

 

集計データから見る各会社の印象と補足

次に各会社の印象や傾向などを簡単に触れておきます。

車の価格帯や形状によっても選ぶべき会社は多少変わりますので、一つの参考にしてみて下さい。

 

 

・ビッグモーター 売却先比率48.2%

全国規模ということもあってユーザーとの接点は高く、かつ一括査定参入率もかなり高め。

普通に動けば高確率でこの会社は絡みます。

売却価格で言えば国産車の在庫転換率はそこそこ高めで、在庫転換した場合の期待値MAX価格(オークション仕入れと同等額)まではかなり稀でも、オークション仕入れよりはやや安いという金額で勝負をかけてくることが多いです。

これは社内の在庫車販売が好調なんでしょうね。

 

国産強め、輸入車はやや弱め。

価格帯500万オーバーあたりから上の高額帯は弱いです(特に700~800万↑)

 

 

・ユーポス 売却先比率5.2%

大都市エリアでの一括査定参入率が高めというのと、オークション転売のかなりギリギリを攻めてくる印象がかなり強いです。

在庫転換は下に出てくる輸入車買取王との業務提携で自社在庫ではないっぽいので、ビッグモーターさんが在庫に回せない時の有力会社と思っておけば良いと思います。

 

 

・ガリバー 売却先比率4.3%  

ガリバーさんの場合、輸入車の専門部門であるリベラーラでの売却も含まれた結果となります。

なのでガリバーさん単体で見ればもっと低い。

というか一括査定にほぼ参加しない、逃げてしまっているのが売却先比率低下の要因でしょう。

収益見込みの低い案件は回避して、知名度を活かした熱い(無知の)お客さんに時間を割くというスタイルにしか見えません。

が、在庫転換してくれる可能性もあるので査定候補から外すのは勿体ない会社です。

 

 

・外車王 売却先比率4.3%

私自身はご利用者の結果報告を頂くまで存在を知らない会社でした。

名前の通り輸入車専門の買取店で、実際輸入車では私が算出する期待値MAX額まで到達することがあるので侮れません。

在庫転換、輸入車販売専門店への提供、オークション転売など色々やっているんだと思いますけど、オークション転売でも私じゃ無理だなと思う価格の突っ込み具合を披露してくれているので、輸入車なら査定先候補に加える価値はあると思います。

 

外車王 輸入車・外車査定

実査定から買取に結び付く率(成約率)がこの中では一番高く、個人的にもっとデータが欲しいなと思う会社さんです。

 

 

カーセブン 売却先比率3.4%

全国が対象だとそんなに名前が出てきません。

一部地域では強いという印象です(その場合はオークション価格を超えたバリバリの在庫転換)

 

 

アップル 売却先比率3.4%

こちらもあまり名前が出てきませんね。

一括査定にもそこまで積極的に参入していないような?

成約に結び付いたケースでは、オークション転売ギリギリを攻めた結果の勝利という印象です。

 

 

ラビット 売却先比率1.7%

一括査定の参入はしているけど負けているという感じでほとんど印象がありません。

 

 

カーチス 売却先比率1.7%

一括査定の参入すらあまり積極的にやっている様子もなく、ほとんど印象がありません(店舗数がそんなに多くないからでしょうか)

 

 

地場の中小買取店 売却先比率17.2%  

この中に3件以上の実績がある買取店はないため一纏めとさせて頂いております。

全国規模ではないのでしょうがない部分でもありますね。

査定候補に混ぜて損は無し。

ただしあくまで混ぜるのが前提と思っておきましょう。

良い仕事(高額買取)をしてくれる、頑張っているっぽい会社も存在します(データ不足でまだまだ判断が付かない)

 

 

(番外)ネクステージ 売却先比率10.3%

本来は車の販売店なので混ぜるべきではないのですが、一括査定への参入率が高く、かつ在庫転換率も結構高いので今回は混ぜてみました。

数値で言えば実質2番手。

ただどうしても有料査定サービスは平均的な単価が高い傾向にあるため、例えば100万未満でデータ集計すればまた違った結果になるとは思います(ネクステージさんはあまり安い価格帯を売っている印象が無いため)

200~500万の価格帯の高年式車を所有の方は要チェックな会社です。

 

 

 

 

【注意点】高額売却を目指す上で、有力な買取店が分かったらどう動くか?

さて、ここまでで「車を高く売りたい」「高額売却を目指したい」となった場合の有力な売却先、優先して査定依頼すべき会社は分かったと思います。

となると、あとは分かった上でどう動くか。

 

ここが非常に重要で、残念ながら予備知識の無い方ほどここからやらかし、買取営業マンに良いように転がされます。

 

なので最低限3つのポイントを押さえて頂き、妥協しないように動いていきましょう。

 

 

車を高く売るためのポイント

・相手は全員プロの営業マン。いくら高く買い取ってくれる可能性が高いからと言って、その1社に絞り込むのは絶対に止めましょう。

・査定依頼は順番と段取りが大事です。本命は最後の勝負時に取っておくこと。

・売る時は早い方が基本的には良い。ただし焦らず、一括査定に申し込んだら1週間後くらいを査定日にすること。

 

これだけで結果は大きく変わります。

 

車を高く買い取ってくれる会社が分かった ⇒ よしその会社に売りにいこう ⇒ カモ認定されます

 

車を高く買い取ってくれる会社が分かった ⇒ とりあえず売らないけど金額だけ確認しにいこう ⇒ 営業マンはそんなにあなたの都合が良いように動いてくれません

 

車を売ろうと決めた! ⇒ 一括査定の段取りを組んで翌日来て貰う ⇒ あなたの車が最優先の査定対象になるとは限りませんので、急だと集まりが悪いです

 

このようにチャンスを自ら棒に振るう展開が待ち受けておりますので。

 

今回圧倒的な差を付けたビッグモーターさんであっても、有料査定サービスのフォローで経過を確認しているとほぼほぼガッツリと営業はかけています。

 

営業をかけるとは、クロージング(誘導)をし、あなたの車は安いと思い込ませ、満足度を残しつつ実際の相場よりも安く買おうと狙っているわけです(企業なので当たり前ですが)

その中で、「今回は高い買取金額でもしょうがないな」と最終的に思わせたから、同業の私から見ても高い(自分じゃここまでは無理)という金額が高頻度で成立します。

 

なのでご覧になられている皆さんも同様に、車を高く売るためには相手に「今回はしょうがない」と・・・

高く買い取らざるを得らない環境を作って営業マンをその気にさせることは必須と思っておきましょう。

たまたま、運良くスムーズに高い金額が出た過去があったとしても、それが当たり前と思っていたら必ずあなたはいずれカモ対象になります。

 

 

極力ライバル会社がいる環境を作る。

 

契約をチラつかせ金額を引き上げる土台を作る。

 

他社の集まりが良くなるよう、時間に余裕を持って一括査定の段取りを組む。

 

 

このような競わせる環境を整えるから上記のような売却先分布が出来上がります。

これがなんとなく適当に売りに行った人達だけのデータ集計だったら、間違いなく売却先分布データは違うものになりますからね(このままじゃ大半の大手買取店車買えてませんし)

 

 

まとめ

買取店の中で今最も熱いはビッグモーターさんで間違いない。

ただし営業はしっかりしてくるので、査定依頼すれば勝手に高くなるなんていう夢みたいなことは起きません。

危機感を煽るようにライバル会社を必ず用意し、査定候補から外れないよう余裕を持って一括査定に登録するなり、ご自身の営業力に自信があるなら出向くなりしていきましょう。

そして必ず金額が折り合えば契約という、大詰めの段階で「本命」として査定依頼することをお勧めします。

 

有料査定サービスご利用の方でも、真っ先にビッグモーターさんの金額を確認、その後一括査定の流れに持っていくと失敗する可能性がかなり高くなりますからご注意下さいね。

 

買取店の心情で言えば、一度出してしまった安い金額を修正するのは心情的にキツいですし、一度査定しているのに再度一括査定に混ざって時間取られるのもこれまたキツいです。

 

失敗した時は大概理由がありますので、最終的には在庫にして貰えるかという運は絡むにしても、その可能を極力引き上げられるようご自身で色々と調整してみて下さい。

 

この記事をご覧になられた方が、高額買取に結び付くことを期待しております!

 

 

最後に

今回はあくまで「買取店」に絞っての結果となりますので、乗られているお車の内容によっては中古車店が有利、輸出専門業者が有利など売却先候補は変わります。

ちなみに有料査定サービスご利用者の売却先は、国内需要向け車両の場合おおよそ『買取店6割』『中古車販売店(専門店含む)4割』、ディーラー売却は3%を切るくらいです。

 

車によって売り方も大きく変わりますので、本気で車を高く売りたい、安心して売却を進めていきたい、無駄な時間を省いて効率良く動きたい方はぜひ有料査定サービスをご利用下さい。

 

遠隔有料査定サービス

その時の相場から需要先を加味しつつ価格を割り出し、有力な売却先と効率的な流れ、必要があれば注意点などをアドバイスさせて頂きます。

 

5000円は高いかもしれませんが・・・

皆さんが思っている以上に、車の売却は5万10万という金額がやり方次第であっさり動く世界ですよ。

 

輸出向け車両の場合は、以前データ公開したこちらの記事をご覧ください。

▷輸出向け車両の売却先データを一部公開

 

 

【カーセンサー】

売却を検討している方はこちらから。

高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。

極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選んで下さいね。

 

カーセンサー.net簡単ネット査定

 

【ズバット車買取比較.com】

こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。

オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。

小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いですよ。

 

《ズバット車買取比較》最大8社無料一括査定

 

 

【かんたん車査定ガイド】

最大10社の査定が取れる一括査定です。

ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。

査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。

 

かんたん車査定ガイド

 

SNSで共有して頂けると管理人の励みになります!宜しくお願いします!

-車を高く売るためのコツ, 車売却前に知っておくべき知識
-,

執筆者:


  1. たなか より:

    ビッグモーター高いのはいいんですが、個人的に他より交渉がメチャ疲れます。ノルマ厳しいんですかねぇ。

    • にー より:

      昔からガチガチの営業会社ですからね~ノルマも大体予想は付きますけど、抜ける時に利益を抜かないと到底予算はクリア出来ないはずです。

      ただ交渉して高額売却の可能性が見えるなら、それは相当優秀な会社ですよ。
      どんなに交渉したって高額売却を成り立たせるポテンシャルのない会社もあるわけですからね。
      時間が無駄になる交渉か、時間が無駄にならない可能性のある交渉かの違いです。

      あ、一応語弊があるといけないので、私の言う高額売却というのは在庫に回されるのが前提の価格なので、一般の方が思う以上に相当な高額売却です(有料査定ご利用頂いた方なら分かると思います)

  2. 白狼 より:

    大きい電動機は車業者間でも高価買取で通ってますよねぇ。

    ある方面だけはカーチスが買取が良いとの話を聞きますが。

    グランエースがどう化けるかアルファードの購入と悩みそうですねぇ。
    ERGさんは顧客登録させて囲い込んでいるみたいですし。

    • にー より:

      グランエースどうなりますかね~もうちょいで発売ですもんね。
      ちょっと記事にしようかなと思ったものの、分からねーなこれ!ってなって挫折しました(笑)
      豪華な6人でアルファードみたいな狙いでいくか、コミューターみたいな存在として8人でいくかっていう選択になるんでしょう・・・・たぶん。

      • 白狼 より:

        6人乗りはアルファードの上位機種という風にしていますが、どうなんでしょうねぇ

         グランエースは本革シートが標準ですが、アルファードは本革設定が無くなったのでその辺が差別化なんでしょうねぇ

         アルファード乗ってる人は結構気にしているようですよ。元々輸出はしてるので向こうの国にハマるかは未知の世界ですが

        • にー より:

          うーんご要望があれば一度記事にしてみますかー。
          過去の経緯が無い車なので予想だらけの記事になっちゃいますが(笑)

          • 白狼 より:

            ちょうどアルファードの小変更と申し込み開始が被りそうなのでお手数でなければ予想期待しています。

          • にー より:

            分かりました~少し時間がかかると思いますけど、私なりの考察結果を記事にしてみますので少々お待ち下さいませ!

たなか へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【車の査定】女性一人はナメられる?実際のところは・・・【プロが解説】

本日はこんなお話。   女性一人はナメられるのかどうか!   というのも、先ほどうちの店に珍しく若い女性の一人客が来られたんです。 珍しいなー軽かコンパクトでも探しているのかなと思 …

【2019年12月】新車総額より高く売れる可能性のある車一覧

今回はせめてヒントをというご要望もあったので、今から動く投資向け車種のヒントを書いておきます。 やるかやらないかは自由。   全て『海外輸出』ですからギャンブル性があることは理解して動いてい …

車を売るべきタイミング 売るべきでは無いタイミング【プロが解説】

今までの記事をご覧になっている方なら   車を売るべきタイミングは早ければ早いほど良い!   と即答出来ると思います。   その通りです。     に …

プラドの特需について解説する

出典:goonet 今回は2021年の3月18日現在、リアルタイムで発動しているプラドの特需がどのようなものなのか。 継続期間3ヵ月以上と長めに続いているので、該当条件や傾向について触れていきます。 …

ワンオーナー車の優位性とは?売却価格の差について買取店が語る

本日は少し脱線してこんな内容を。   ワンオーナー車とそうじゃない車の価格差はどのくらいなのか!?   読者さんから質問兼ブログネタにとのことなので記事にしてみました。 &nbsp …

プロフィール


管理人 にー 

本業は買取業メインの車屋さん。

ブロガー&カーコンサルタントとして、いかに損をせずに車と向き合っていけるかを色々な視点から解説しています。

本当に高い車買取店が判明 ガチの最強はこの会社(2019年10月)

by にー time to read: <1 min
8