買取価格ランク【ダイハツ】

【コペン】買取・査定価格をランク付け!【ライバル車と比較しよう】

投稿日:2016年8月10日 更新日:

 

出典:goonet

DAIHATSU(ダイハツ)コペンの買取価格について、車の専門業者のみが見れる会員制オートオークションデータから調査、分析をしてみました。

コペンを中古車として高く売る場合、どのようなグレードを選んでおけばいいのか。

コペンの総合的な買取価格ランク、グレード別の価値の差や買取価格に直結する輸出動向などなど。

現在の市場相場を調査しながら解説していきます。

また、お得なコペンの中古車購入ポイントもこの記事を見れば分かるはずです。

コペンを高く売ろうと思っている方、これからお得に買おうとされている方はそれぞれ参考にして下さい。

 

 

車屋(買取店)から見えるダイハツ【コペン】の印象

一度生産が止まった期間はあったものの、10年以上軽自動車オープンカーを単独で守り続けたある意味凄い車です。

やっとホンダのS660が登場したことにより、また趣味100%の軽自動車枠が賑わってきた感もあります。

一定以上の需要は常にあり続ける車で、10年15年後の価値も通常の軽自動車に比べれば価値が残りやすいという特徴も存在します。

ネックは新車価格設定が軽自動車にしてはどうしても高めになってしまうことですが・・・

それ以上の残価(リセール)が期待出来る車ですので、遊び車が欲しい方なら買って損は無いと思いますよ。

 

 

 

ダイハツ【コペン】モデルチェンジ歴 

2002年6月 初代コペン販売開始

2014年6月 フルモデルチェンジ 2代目コペン販売開始(モデルチェンジによる価格差-10万ほど)

 

※周期は超ロングタイプ。一部改良はあっても大型マイナーチェンジがなぜか発生しない車。

2代目はさすがにすると思いますが・・・

 

※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ

 

ダイハツ【コペン】の買取価格ランク(3年経過時)

 

ランク・・・S  68%

 

※3年経過30000kmを基準にした、全グレードの平均値となります。

 

ランク早見表

総合ランク 買取価格/新車価格(3年経過) 各ランクについての解説
SSS 80%~ 全車種の1%にも満たない超高額の買取価格が期待出来ます。売る時は心ゆくまで交渉しましょう。
SS 70%~79% このランクに該当していれば相当ラッキーです。車の形状によってはこの枠に入ることすら許されません。
S 60%~69% 人気車種を買っている証拠です。お隣さんが悔しがります。
A 55%~59% 平均よりはやや上です。上には上がありますが、欲しかった車なら満足度とのバランスもそれなりに取れているはず。
B 50%~54% まさに平均です。可もなく不可もなく。この辺りから中古車を買うメリットも大きくなります。
C 40%~49% 売る時やや辛くなるランクです。特に高額輸入車はこのランクが多いので、中古車にもしっかり目を向けてみましょう。
D 30%~39% 新車で買えば泣きをみます。誰かが助けてくれるわけではありませんから後悔する前に検討を。
E 20%~29% 新車で買ってたら涙も出ません。買っちゃダメ。絶対。
Z 0% 既に最終モデルでも価値はありません。廃車が最有力となります。

 

ダイハツ【コペン】の海外輸出情報

全てプチ~低輸出に該当

 

輸出価格早見表

輸出ランク 目安価格
超高輸出 距離数に関係無く、100万以上のかなり高い相場で輸出されている(水準が高い分、状態に左右されることも多い)
高輸出 距離数に関係無く、50~100万未満の高い相場で輸出されている(修復歴はNGなど条件が付く場合もある)
中輸出 距離数に関係無く、25~50万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はあまり関係無くなる)
低輸出 距離数に関係無く、15~25万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる)
プチ輸出 距離数に関係無く、10万前後で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる)
極プチ輸出 距離数に関係無く5万前後で輸出されるが、排気量によっては廃車と変わらないレベル

※部品取りとして価値(底値)が存在する場合も含めているので、必ず海外輸出されるということではありません。

車の輸出を狙うなら知っておきたい〇年規制について

 

ダイハツ【コペン】の調査結果

ちょっと厄介ですね~この車。

一度平成24年9月で生産終了。

その後26年6月で再度販売開始。

 

いつもリセール割り出してる25年(3年経過)が無いじゃない!!

 

というわけで無いものはしょうがないですし、新しく販売開始された新型、26年式で調べて見ました。

出始めは1種のみのグレードにATorMT設定となりますので非常に簡素になりますが、2年経過、2万kmのグレード別リセール値はこうなります。

 

ローブ(AT)・・・75%

ローブ(MT)・・・82%

 

非常に分かり易いですね。

見た感じからスポーツカーを連想させる車ですので、当然マニュアルの方がリセールは上がります。

 

3年経過時でオートマがランクS、マニュアルがランクSSって感じっぽいですね。

 

 

ただ。

 

ただただ。

 

この車の場合はこれとは別に書かなきゃいけないこともあります。

 

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、コペンはずーっと丸目でした。

それが上記の画像のような顔に変わり・・・まぁ賛否両論あったわけです。

 

そして・・・

 

出典:goonet

丸目が色々な事情により平成27年に復活しました。

 

そして現在は同時並行して販売と。

で、気になるのは同じ車種名、ただ顔はまったく違うこのコペン。

 

どっちがリセール良いの?って話です。

 

当然新車価格も似たり寄ったり。

性能もグレードが同等なら同じです。

 

なら・・・好みがどちらかに寄ってなければ売る時高い方がいいですよね?

 

本当は両方販売されてから3年後くらいを見比べるのが一番良いんですけどね。

残念ながら販売されて間もないためその比較が出来ませんので、あくまで1年経過くらいを見ての暫定的な内容と思ってください。

 

 

 

では結論。

 

 

 

丸目圧勝。

 

 

あくまで1年経過くらいの現在の内容です。

ただ圧勝。

 

同等内容で価格差が約15万前後あります。

 

新車価格からするとリセール値10%まではいかないですが相応の内容です。

たぶん・・・3年後もこの流れは変わらないんじゃないかなぁ。たぶんですけど。

 

今から買おうとしている方は特に注意した方が良い部分ですよ。

 

 

あとはー・・・

現在所有されている方。

コペンはひたすらに根強い人気がありますので、トヨタ車バリに廃車という選択がありません。

 

20万キロ超えた初期型でも価値が残っています。

 

ちょっと輸出なのか部品取りなのかは分からないですけどね。

マニュアルだからーとかグレードがアルティメットだからーというのもありませんので、乗っている方はしっかりと高値目指して売りましょう。

 

そんなもんですね。

乗ってどうのは個人差があるので割愛しますが、リセールで見ると非常に良い車ですよ。

 

 

あ、それと初代コペンを所有されている方用に一応売る時の注意点を。

新型の方は改善されたのかもしれませんがこの車。

 

フロント両フェンダーのボルトがとにかく錆びます。

 

構造上水が溜まるのが原因?良く分かりませんが、このおかげで買取店は事故車かどうか凄く悩みます(笑)

ボルトを回しているかで交換しているかどうか判別するのが基本なんですけど、それが思うように出来ないんですよね。

査定に慣れていれば触った感触だったり他の方法で判別するんですが、不慣れだと・・・

 

奥義!なんとなく事故!!

 

これを食らいます。

 

ユーザーが注意する部分では無いですが、事故が無いなら無いと自信を持って言いましょう。

いつぞや記事に書いた2重査定をしない会社だと・・・

奥義を食らって損する可能性がありますよ!

 

最新グレード別リセール数値(2023年4月20日調査)

最新の3年経過、3万km各グレード別リセール値がコチラ

ローブ(AT) 66.2%

ローブ(MT) 73.4%

ローブS(AT) 64.6%

セロ(AT) 72.1% ←流通最多グレード

セロ(MT) 73.9%

セロS(AT) 65.3%

GRスポーツ(AT) 63%

GRスポーツ(MT) 65.7%

※データの取れたグレードのみ載せています。

 

 

中古車に興味を持ったらこちらから。

気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)

表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。

しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。

 

goo-net(グーネット) 中古車情報検索サイト

※一括査定ではありません

 

 

ダイハツ【コペン】の売り先アドバイス

車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。

国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。

「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。

 

車買取専門店  ◎

現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。

相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。

しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。

単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。

お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。

 

一括査定依頼のコツ

・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)

平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)

 

数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)

 

【カーセンサー】

高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。

極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。

 

カーセンサー.net簡単ネット査定

 

【ズバット車買取比較.com】

こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。

オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。

小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。

 

《ズバット車買取比較》最大8社無料一括査定

 

 

【かんたん車査定ガイド】

最大10社の査定が取れる一括査定です。

ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。

査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。

 

かんたん車査定ガイド

 

※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。

買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。

 

車の系統を合わせた専門店 ◎

ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。

専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。

難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。

国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。

 

中古車販売店 

中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。

国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。

車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。

販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。

難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。

 

goonetの中古車店検索はコチラ

 

オークション代行出品 △

業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)

流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。

あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。

逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。

知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。

一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。

 

手数料の安い代行業者がコチラ

中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)

Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)

 

買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。

 

 

車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?

厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。

ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)

実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。

有料査定サービスのお申し込みはコチラから

 

ダイハツ【コペン】のライバル車

【国産車】

・ホンダ S660

・ダイハツ コペン

・マツダ ロードスター

・マツダ ロードスターRF

 

【輸入車】

・スマート スマートフォーツーカブリオ

・BMWMINI MINI(コンバーチブル)

・フィアット 500C

・アバルト 595C

・アバルト 124スパイダー

・アルファロメオ 4Cスパイダー

 

SNSで共有して頂けると管理人の励みになります!宜しくお願いします!

 

 

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執筆者:


  1. たなか より:

    S660の方でコメントした者です。いろいろ考えたのですが、やっぱりリセールを考えてコペンを新車で購入しようと思っています。ただ、コペンはローブ・エクスプレイ・セロの三種類がありますが、記事を読むとセロ圧勝とのこと。でも私が欲しいのはエクスプレイなんです・・・。かなりリセール差ありますかね?グレードはSの予定ですが、購入時に特別仕様車があればそちらにしようと思っています。ただ、もしエクスプレイとS660の比較で大してリセール変わらなければS660にしちゃうかも知れません。

    • にー より:

      より細かくリセール差を確認したいとなると、どうしても有料相談に該当しちゃいますね。
      その時に望まれる比較対象を上げて頂ければ一通り、具体的な数値をお伝えすることは可能です(データがあれば)
      ただ候補が多いとそれだけ料金も上がっていってしまうので、もし必要があればそれなりに絞られた方が良いかとは思いますが・・・
      気になるようでしたら、直接メール頂ければお見積りを提示させて頂きますのでご検討下さいませ!

  2. 味噌汁 より:

    にー様いつも楽しく読ませて頂いております。
    ありがとうございます。
    コペンクーペが限定200台抽選販売で申込みが開始となりましたが
    このような限定車のリセールは通常モデルより良いものなのでしょうか?
    通常モデルより50万円程高いので、もともとリセールが良いコペンと
    あまり差がないのなら通常モデルにしようと思いますがいかがでしょうか?
    また、にー様もすでに抽選に応募はされましたか?
    よろしくお願いいたします。

    • にー より:

      台数限定なら高リセールになる可能性はあると思いますよ。
      限定の仕様と価格差が魅力的なら高い水準を維持するケースは過去に何度も見ています。
      ただ私は応募しませんね(笑)
      コペンは買取った時に多少乗るくらいで十分なので、新車価格を上回るまでは無いと思いますし、当選しても使う用途がまったくありません(笑)

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プロフィール


管理人 にー 

本業は買取業メインの車屋さん。

ブロガー&カーコンサルタントとして、いかに損をせずに車と向き合っていけるかを色々な視点から解説しています。

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