今回は2019年末~2020年にかけて、マイナーチェンジやフルモデルチェンジが予定されている車種を一覧にしてみようと思います。
かなり数が多いため、前半の部は2020年の夏くらいまでに予定されている約20車種をご紹介。
新型に興味のある方はもちろんですが、当ブログは「車を高く売る」「車の損失を減らす」という趣旨でやっていますので、出来ればモデルチェンジを控えている車種に現在乗っている方にも見て貰いたいですね。
モデルチェンジによる経験上の予測下落価格も目安として載せておきますので
ちょっと今の車飽きてきたな
別の車にも興味がある
新型に乗り換えたい
なんて方はぜひ参考にしてください。
※先代モデルの存在しない完全新型は、現行車種の価値に影響を及ぼさないので省いております。
2019年内にモデルチェンジ予定の車
フリード(ホンダ)マイナーチェンジ
SUVチックな「クロスター」というモデルが追加されたものの、果たして需要があるのか・・・(たぶんそんなない)
予想下落額は10~20万ほど。
前型モデルでも7年落ちくらいまでは5~10万程度の影響は発生するはずです。
既に発生してしまってはいますけど、通常よりも落ちるペースの早い時期が短期間続くのがモデルチェンジが絡んだ下落ですので、発生直後ならまだ間に合います。
C-HR(トヨタ)マイナーチェンジ
こちらも2019年10月18日なのでつい先日。
GRスポーツの6MTが輸出の面でも国内の面でも面白そうだなと個人的には思う。
予想下落額は15~20万ほど。
極端に外観が変わった印象は受けないので特大のダメージは受けないと思いますが、高年式のみなので影響が無いなんてことは絶対に無い。
ロッキー(ダイハツ)ニューモデル(復刻)
2019年11月予定。
気軽に乗れる小型SUV枠でそれなりに人気は出そうですね。
だが買うなら100%トヨタで同時販売されるライズにした方が売る時高い(笑)
ロッキーなんて車屋が車種名で古今東西やったって中々出てこないレベルのマイナー車なので、なぜロッキーという名を敢えて引き継いだのかは非常に謎。
旧ロッキーを所有している方は、まったく影響なんて無いので気にしなくてOKです。
ハスラー(スズキ)フルモデルチェンジ
2019年12月予定。
画像を見る限りはそこまで大きな外観変更は無さそう。
予想下落は10万~15万くらいか。
まだ充分間に合うので、現ハスラー所有で乗り換えを悩んでいるくらいなら、今が良いタイミングと思ってすぐに動いた方が良い。
ただあくまで軽自動車なので、そこまでは強く意識する必要も無い車です(型落ちしても需要は高いです)
2020年春にモデルチェンジ予定の車
スイフト(スズキ)マイナーチェンジ
2020年1月予定。
新車価格帯が100万台後半ということもあってそこまで大きなダメージはまず出ない。
予想損失額は10万程度。
5年落ち以降で5万程度くらいだと思われる。
ただ怖いのは後に続くスイフトスポーツの方で、前回のフルモデルチェンジはスイフトの8ヵ月遅れで登場。
大衆車と違って性能面重視で買う層が多くなるスイフトスポーツは、もっとダメージが大きくなる可能性もあるので注意が必要。
ヤリス(トヨタ)ニューモデル
2020年2月予定。
元ヴィッツが車名を海外版に変更してフルモデルチェンジ。
一応4代目ヴィッツになるので現行ヴィッツにも影響は出ます。
予想損失額は5年落ちくらいまででれば10~30万ほど。
より高年式であるほど影響が大きいだろうというのと、あとは上位グレードかどうかが絡みます。
特に過走行気味な方は注意ですね。
輸出がヤリスにスライドする可能性が高いので、止まりはしないにしても輸出底値が1段下がる可能性が出てきます。
高年式+過走行は早めに動いた方がかなり得をする可能性が高いと思っておきましょう。
フィット(ホンダ)フルモデルチェンジ
2020年2月予定。
ヴィッツ(ヤリス)の永遠のライバルフィットも同タイミングでフルモデルチェンジ予定です。
フルモデルですから、2013年以降の現行モデル所有の方で既に飽きているなら早めに動いた方が吉。
予想損失額は10~30万くらいになると思われます。
ただ価格を抑えたコンパクトカーですから、2013年以前の先代モデルくらいまでいけば気にする必要はありません。
あってもダメージなんて5万程度でしょうし、飽きたら売るくらいの感覚でOKです。
デイズルークス(日産)フルモデルチェンジ
2020年4月予定。
デイズが2019年3月に先行してフルモデルチェンジ済み。
後追いでデイズルークスもフルモデルチェンジとなります。
予想下落額は10~20万ほど。
ターボ+エアロ付きグレードはダメージが大きくなる見込みですので、既に飽きているくらいならこのタイミングで動いた方が得でしょう。
EKスペースカスタム(三菱)フルモデルチェンジ
2020年4月予定。
デイズルークスが変わればOEMなのでEKスペースカスタムも同時に切り替わる。
こちらは予想下落額15~25万くらいになると思われます。
デイズルークスより認知度が低い分、そのダメージもやや大きいという見方ですね。
長く乗る予定なら気にする必要もありませんが、良い機会だと思えるなら影響を受ける前に動いてしまいましょう。
Tjクルーザー(トヨタ)ニューモデル
2020年春予定。
近未来的なデザインで、現状オンリーワンな存在を醸し出しているのは間違いない。
輸出含めて楽しみな車。
そして問題はFJクルーザーに影響が出るかどうかというところ。
厳密にはFJクルーザーの後継ではないみたいですけど、かなり名前寄せてきてるからなぁ・・・(笑)
生産終了となった今でも国内需要が強い分、少なからず影響は受けると予想しています。
予想下落額は10~20万くらいか?(これは正直よく分からない)
ジューク(日産)フルモデルチェンジ
2020年春予定。
そこそこには売れているので、モデルチェンジの影響もそれなりと予想。
予想下落額は20~40万くらいだと思います。
特にGT、ニスモといった上位グレードは影響が大きいでしょうから、長く乗る予定でも無ければ真剣に検討されることをお勧め。
逆にあまり気にする必要も無いのは8年経過以降の初期型なので、ここまでいけば影響はさほど気にする必要がありません。
ハリアー(トヨタ)フルモデルチェンジ
2020年5月予定。
トヨタチェンネル統合の絡みもあって早まったとされるハリアーのフルモデルチェンジ。
輸出が活発になるのかも気になるところですが、現状かなり国内需要が強いので型落ちによるダメージも大きくなることが予想されます。
予想下落額は50万前後。
特に人気車の下落はモデルチェンジタイミングよりも早く発生しますので、まだ大丈夫と油断しているといつの間にか数十万の損失が発生している可能性も出てきます。
基本納車時の入れ替えはNGなタイプの車。
長く乗ることが前提で無ければ早めに動きましょう。
ハリアーの場合は前型(30型)も影響を受けます。
アコードハイブリッド(ホンダ)フルモデルチェンジ
2020年春予定。
ハイブリッドで現行モデルが400万前後なのでダメージは大きそうですね。
予想下落額は30~50万ほど。
購入層が年齢が高めな車は新車需要が高く中古需要が落ちますので、モデルチェンジのダメージも予想以上に大きくなる可能性が出てきます。
のんびり構えて問題無いのは、7~8年経過以降くらいからと思っておきましょう。
まだ6年経過までしかないアコードハイブリッドは100%影響、一部別車種のアコード(2013年で生産終了)にも影響が出るかと思います。
2020年夏にモデルチェンジ予定の車
エスティマ(トヨタ)フルモデルチェンジ
2020年6月予定。
一旦2019年10月で生産中止のはずが、なぜか2020年6月に復活という話も出ています。
正直今更感がかなりありますけど、それでも仮に復活となった場合、高額な部類のエスティマは大きめなダメージが発生すると思っておきましょう。
予想下落額は30~40万前後。
人気が下降したとは言えまだまだそれなりに高水準の残価率(リセール)がありますので、後継が出れば急激に価値は下がります。
フルモデルチェンジをしない期間がかなり長かったため、2006年(13年前)まで大なり小なりの影響は受けると思っておいた方が良いと思います。
レヴォーグ(スバル)フルモデルチェンジ
予定では2020年春~夏くらい。
国内需要が高い分ダメージも相応でしょう。
予想下落額は30~40万ほど。
レフォーグの販売開始が2014年6月からとなるため、所有されていれば全年式大きな影響を受けるはずです。
軽自動車と違って笑って済むレベルのダメージではありませんから、良いタイミングと思って乗り換えるか長く乗ると腹を括るか。
しっかりご検討下さい。
フルモデルチェンジの半年~1年後に売却とかやらかしたらかなり後悔すると思います。
WRXSTI(スバル)フルモデルチェンジ
2020年夏くらい。
もっと後だと思っていたら意外と早いフルモデルチェンジ予想が出ておりました。
現行型ファイナルの登場なども考えるともっと伸びる可能性も大ですね。
予想下落額は30万くらい。
型落ちしても需要がかなり強いので値崩れしにくいタイプですが、価格は安くないためそれなりのダメージは受けます。
ちなみにより高額な台数限定車や特別仕様車もそこまで極端なダメージにはならないと思いますよ(たぶんですけどね)
WRXS4(スバル)フルモデルチェンジ
2020年夏くらい。
周期を考えてもS4の登場が2014年8月、マイナーチェンジが2017年9月なので、2020年のフルモデルがかなり怪しい車です。
予想下落額は30~50万ほど。
STIほどの特別な需要はありませんので、中古の買い支えはやや弱く落ち方も大き目な部類になるだろうと思います。
現状の残価(リセール)は悪くありませんので、影響を受ける前に売り抜ければ勝ち。
ボーッとしたら急に査定額が大きく下がりますから、割り切って長く乗るかしっかりご検討下さい。
ノート(日産)フルモデルチェンジ
2020年夏くらい。
高年式はしっかり影響を受ける、古い車はまったく影響無しと綺麗に分かれるでしょうね。
予想下落額は20~40万ほど。
高年式+新車価格が200万を超えるグレードはダメージが大きいと思っておきましょう。
逆に影響がほぼ無いと思われるのは2012年以前の前型モデル。
ここまで来ればそもそもの価値があまり高くありませんので、まったくと言っていいほど気にする必要はありません。
飽きたら乗り換えるくらいの気持ちで問題無いと思います。
マーチ(日産)フルモデルチェンジ
2020年夏くらい。
新車価格帯が100万円台ということもあってそこまで大きなダメージにはならないはずです。
予想下落幅20万ほど。
5年~8年経過くらいで10万ほどの影響が出るかと思います。
軽自動車よりはやや大きめですけど、そこまで過敏に反応して動くほどでもないという価格帯ですね。
悩むくらいなら新型販売前に動いてしまうのも手かと思います。
MAZDA6(マツダ)フルモデルチェンジ
2020年夏くらい。
MAZDA6(旧アテンザ)のフルモデルチェンジ情報も出ております。
新エンジン追加の一部改良に伴う車名変更だったので、次で本格的にデザイン変更ということでしょう。
となると当然影響を受けるのは急アテンザ(セダン&ワゴン)で、需要が高く残価率(リセール)も高い車ですから影響も大きめに出てしまいそうです。
予想下落額は40~50万前後。
ただのフルモデルチェンジだけでなく、車名変更によって廃版扱いになっているというダブルのマイナス要因がありますので、所有されている方は十分に注意してください。
過去の経験上、アテンザのモデルチェンジ下落幅は大きいです。
N-BOX(ホンダ)マイナーチェンジ
2020年夏くらい。
N-BOXと合わせてN-BOXカスタムも同時ですね。
需要が恐ろしく高く、中古車になってもまったく衰えないので地味に判断が難しい車です。
予想下落額は5万程度。
今回がマイナーチェンジということも考えれば影響は薄いと思いますので、正直あまり気にしなくて良さそうです。
飽きているなら乗り換え検討されても良いと思いますけど、それよりは引っ張って次のフルモデルチェンジくらいまで乗っちゃった方が金銭メリットも強いでしょう。
まとめ
とりあえずの第一弾。
2020年夏までの国産モデルチェンジ情報はこのくらいになります。
前半は販売開始まで半年前後といったところなので、やや急ぎ気味で方向性を決めた方が良い車種たちですね。
そして前半で大きいのはやはりハリアー。
あとはレヴォーグやWRX系といったスバルの主力勢と、アテンザから車名変更したMAZDA6あたり。
ここら辺は価格帯もそれなりに高く、そしてよりダメージの大きいフルモデルチェンジ予定になりますから、所有されている方はフルモデルチェンジ後1~2年で車を売ることが無いか。
冷静に考えてみてください。
一番勿体ないのがモデルチェンジ後に早い段階で価値ある車を売ること。
これですので、ここさえ回避出来ればあとは好き好きで良いと思います。
新型が切っ掛けの納車入れ替えで苦しい思いしている人を買取店の人間は山ほど見ていますから、この記事を参考に回避出来る方はして貰えれば幸いでございます。
というわけで、次回は第二弾!
2020年の後半戦と、2020年に間に合うかどうか怪しい車をまとめてお届けします。
これまた数が結構多いので少々お待ち下さいませ!
※販売時期は出回っている予想なのでズレる可能性あります。
新型情報って大体そんなものなので、皆さんもそれぞれ気になる車があれば情報収集は適度におこなってくださいね!
【カーセンサー】
売却を検討している方はこちらから。
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選んで下さいね。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いですよ。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
楽しいつぶやきありがとうございました。
FMCとかは予約注文開始時に同時期ぐらいに手放してギリギリ損失回避ぐらいですものねぇ。
後半戦も大変でしょうが楽しみにしております。
良い目安ポイントですね。
足として見られやすい大衆車は全般的に遅めですし、ステータス性のある車は全般的に早めですし、輸出が絡もうものなら外人さんがいつ切るかでビクビクですし。
可能な限り人より早く動こうというくらいの答えしか出ないですけど、販売の日にちまで確定、先行予約開始。
ここら辺を一つの目安にして動くと大損はしっかり回避出来ると思います(ただしバリバリの輸出車以外は)
いつも楽しく拝見させていただいております。
実はレヴォーグの現行型を所有しています。来春くらい下取りに出して、TJクルーザーかハリアーの購入を考えていましたが、下落金額をみて、正直焦りました。管理者はレヴォーグの買取価格の下落がいつごろから始まるとみていますか?もしかしてもう始まっているなら年内の手放しも考えたいと思います。というのは、もう一台仕事用の予備があるので、来春までなんとか持ちこたえられます。ご意見をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
楽しんで頂けているようであれば何よりでございます!
下落開始の予測は出来ても本当に予測になっちゃうんですよ。
人より高く売りたいと思う層が多い車ほど動きが早いので、価値の高い車やステータス性の強い車、流通量の多い車なんかは動きが早いです。
国内需要先行の車であれば販売開始の3ヵ月前くらいが一つの節目なんですけどね。
あとは高く売れやすい時期、売れにくい時期なんかと絡めて、ご家庭の事情を加味しながら決めると良いと思いますよ。
本当にやろうと思ったら該当車の3ヵ月の相場推移、オークション成約率なんかで分析することも出来ますけど、それでも分かるのは既に兆候が出ているかどうかですからね(ご依頼頂いた時に兆候が出ていれば可能な限り急いで下さいってご案内しています)
いつも楽しく読ませてもらっています。ハリアーのFMCはNX(後期型)にどれくらい影響があると思われますか。
私は他車種までの影響は無いと思いますよ。
今まで長いこと車屋やってますし相場も見てますけど、他車種の価値にまで影響を与えたモデルチェンジって聞いたことも体感したこともありません。
車屋同士でもあの車出るからこっちヤバいねっていう会話にはなったことがないですね。
もしかしたら微妙な変化はあるのかもしれませんが、気付いてないってことは分からないレベルなので、該当車種だけに影響を与えるものって思っておけば問題無いと思います!
初めまして。最近このサイトの存在を知り、たいへん興味深い内容ばかりで、もっと早くこのサイトの存在を知っていればとモヤモヤしております。中学生の頃から月間自家用車を30年近く読んでいる影響で、常日頃より車のリセールに興味津々な私にとって、こちらは神のようなサイトです。
現在、2014年2月登録のハリアー前期、16万キロの過走行車に乗っています。
乗り換え候補として次期ハリアーを狙っておりますが、記事内にある「基本納車時の入れ替えはNGなタイプの車」というのは、過走行車も該当しますでしょうか。
売却や次の車の購入に関して、条件が合えば有料サービスを利用させていただきたいと考えておりますが、いつ動くべきか(どのタイミングで相談すべきか)頭を悩ませております。
価格下落の幅が大きいのであれば、早い段階での現金化やハリアー以外の車種への乗り換えも含めて検討しなきゃですし、過走行で影響が少ないのであれば、もう少し先のタイミングでご相談させていただいた方がいいのかなとも思います。
一般論の範囲で構いませんので、アドバイスをいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
初めまして!
参考になっているようであれば何よりでございます!
他には無いというか、車屋にしか出来ないことを記事にしておりますのでどうぞ知識を蓄えていってください。
それとご質問については、これは個人の損得にかなり関わるないようになるためちょっとお答えし辛いところがあります。
言えるのは知識のある人とない人とで、かなり結果が変わる可能性のあるお車です。
輸出に関連する内容をブログ内で読み漁って頂いても結構ですし、時短とモヤッとしたのをクリアにされたいようでしたら、直接ご連絡頂ければ有料相談として回答させて頂きます!