買取価格ランク【スズキ】

【エスクード】買取・査定価格をランク付け!【ライバル車と比較しよう】

投稿日:2017年12月20日 更新日:

 

出典:goonet

SUZUKI(スズキ)エスクードの買取価格について、車の専門業者のみが見れる会員制オートオークションデータから調査、分析をしてみました。

エスクードを中古車として高く売る場合、どのようなグレードを選んでおけばいいのか。

エスクードの総合的な買取価格ランク、グレード別の価値の差や買取価格に直結する輸出動向などなど。

現在の市場相場を調査しながら解説していきます。

また、お得なエスクードの中古車購入ポイントもこの記事を見れば分かるはずです。

エスクードを高く売ろうと思っている方、これからお得に買おうとされている方はそれぞれ参考にして下さい。

 

 

車屋(買取店)から見えるスズキ【エスクード】の印象

かなり長く販売されており、国内需要はイマイチな感じですが個人的な評価、というより車屋の評価は高いであろう車種ですね。

なんともいっても海外輸出が地味に強い。

この一言に尽きると思います。

特に古くなってからの海外需要は万能で、まずエクスードが廃車になることはありません。

人気のSUV形状を他メーカー車よりも安く中古で購入。

そこからある程度長く乗って手放しというのがこの車の理想じゃないでしょうか。

 

 

スズキ【エスクード】モデルチェンジ歴 

1997年11月 フルモデルチェンジ 2代目エスクード販売開始

2005年5月 フルモデルチェンジ 3代目エスクード販売開始

2008年6月 マイナーチェンジ

2012年7月 マイナーチェンジ

2015年10月 フルモデルチェンジ 4代目エスクード販売開始

2018年12月 マイナーチェンジ

 

※周期はおおよそ3年強。

マイナーチェンジを2回挟むのが流れになるかどうか。

 

※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ

 

スズキ【エスクード】のモデルチェンジ価格差

モデルチェンジが発生すると新型モデルに需要が傾くため、ほぼどの車種も旧型の価値は下落します。

しかしその価値の下落度合いは車種によって様々ですので、目安となるよう最多流通グレードを元にオークション市場でのモデルチェンジ価格差を調査しました。

その結果がコチラです。

 

モデルチェンジ価格差 約10万

 

新型:2018年 1.4ターボ

旧型:2018年 1.4ターボ

※新車時の販売価格は約7万ほど新型の方が高いです。

 

距離数やカラー、装備、状態などなど、類似したそれぞれの車の取引平均値から割り出しています。

新車価格差が上記グレードよりも安ければモデルチェンジ価格差は少なく、より高ければモデルチェンジ価格差も高くなり易い。

またフルモデルチェンジとマイナーチェンジでは、フルモデルチェンジの方がモデルチェンジ価格差は大きくなり易いことを把握しておきましょう。

 

スズキ【エスクード】の買取価格ランク(3年経過時)

 

ランク・・・S  68%

 

※3年経過30000kmを基準にした、全グレードの平均値となります。

 

ランク早見表

総合ランク 買取価格/新車価格(3年経過) 各ランクについての解説
SSS 80%~ 全車種の1%にも満たない超高額の買取価格が期待出来ます。売る時は心ゆくまで交渉しましょう。
SS 70%~79% このランクに該当していれば相当ラッキーです。車の形状によってはこの枠に入ることすら許されません。
S 60%~69% 人気車種を買っている証拠です。お隣さんが悔しがります。
A 55%~59% 平均よりはやや上です。上には上がありますが、欲しかった車なら満足度とのバランスもそれなりに取れているはず。
B 50%~54% まさに平均です。可もなく不可もなく。この辺りから中古車を買うメリットも大きくなります。
C 40%~49% 売る時やや辛くなるランクです。特に高額輸入車はこのランクが多いので、中古車にもしっかり目を向けてみましょう。
D 30%~39% 新車で買えば泣きをみます。誰かが助けてくれるわけではありませんから後悔する前に検討を。
E 20%~29% 新車で買ってたら涙も出ません。買っちゃダメ。絶対。
Z 0% 既に最終モデルでも価値はありません。廃車が最有力となります。

 

スズキ【エスクード】の海外輸出情報

5年規制有り・・・規制内高輸出に該当

平成17年FC以降~・・・中輸出に該当(排気量関係無し)

平成9年FC以降~・・・プチ~中輸出に該当(型式やグレードが絡んで複雑なため割愛)

昭和63年FC以降~・・・プチ~中輸出に該当(型式やグレードが絡んで複雑なため割愛)

 

輸出価格早見表

輸出ランク 目安価格
超高輸出 距離数に関係無く、100万以上のかなり高い相場で輸出されている(水準が高い分、状態に左右されることも多い)
高輸出 距離数に関係無く、50~100万未満の高い相場で輸出されている(修復歴はNGなど条件が付く場合もある)
中輸出 距離数に関係無く、25~50万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はあまり関係無くなる)
低輸出 距離数に関係無く、15~25万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる)
プチ輸出 距離数に関係無く、10万前後で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる)
極プチ輸出 距離数に関係無く5万前後で輸出されるが、排気量によっては廃車と変わらないレベル

※部品取りとして価値(底値)が存在する場合も含めているので、必ず海外輸出されるということではありません。

車の輸出を狙うなら知っておきたい〇年規制について

 

スズキ【エスクード】の調査結果

平成27年にFCが入り、排気量設定まで変わってしまっているので不利な状況ではあります。

では3年経過、3万km時のグレード別リセールランクいってみましょう(限定車比率が高いためそちらも載せておきます)

XG(MT) 不明

XG(AT) ランクB

ランドブリーズ(ランドアドベンチャー) ランクA

 

上下差6%。

市場データは大半がAT車となっているためMTは数値まで割り出せず。

そして限定タイプはジムニー同様だいたい何かしら出ていますが、どの限定が強いというより“限定であれば強い”という見方になります。

 

また数値が割り出せなかったMT車ですが、割り出せないだけで傾向は昔からある程度決まっており

 

国内需要・・・ATとさほど変わらず、その当時の限定車よりは弱い傾向

 

海外需要・・・ATよりもMTの方が気持ち強い(限定車との比較はその時の輸出状況による)

 

要は低走行&高年式ならどちらでも、過走行&低年式ならMTが優位になってくるということですね。

 

 

市場データを見ていると20万キロ30万キロ超えなんて車もチラホラあるため、分かってて乗っている人もそこそこいそうではありますが、この車の本領発揮は過走行になってからとなります。

上記の通りRV(SUV)系にしてはリセールはちょっと厳しめ。

主流が軽自動車のスズキの中で普通車となると、認知度の問題から50%台でもしょうがないのかなーとも思います。

 

ただそこをメリットとして捉え、それなりの高年式&低走行を他メーカーRV(SUV)系より安く中古購入。

 

20年以上ガッツリ乗りまくってから中輸出枠で売却、なーんてことも今の相場を見る限りは出来てしまうわけです。

 

輸出価格にバラつきはあるもののハズレ無し、どの型、年式でも輸出該当しますので

 

深く考えず

 

売りたい時に売る

 

好き買って使い倒せる安めのRV車(SUV車)を安く欲しい(おまけに高く売りたい)

 

こんな人にはお勧め出来る車かと思います。

 

改造して綺麗にカッコよく乗って~はランクルやハリアーに任せておければいいので、無骨にワイルドに乗りたい人用の車ですね!

 

最新グレード別リセール数値(2021年7月22日調査)

最新の3年経過、3万km各グレード別リセール値がコチラ。 

1.4ターボ 67.7% 

 

※マイナーチェンジ以降はグレード1種のみ。

 

中古車に興味を持ったらこちらから。

気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)

表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。

しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。

 

goo-net(グーネット) 中古車情報検索サイト

※一括査定ではありません

 

 

スズキ【エスクード】の売り先アドバイス

車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。

国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。

「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。

 

車買取専門店  ◎

現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。

相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。

しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。

単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。

お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。

 

一括査定依頼のコツ

・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)

平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)

 

数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)

 

【カーセンサー】

高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。

極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。

 

カーセンサー.net簡単ネット査定

 

【ズバット車買取比較.com】

こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。

オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。

小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。

 

《ズバット車買取比較》最大8社無料一括査定

 

 

【かんたん車査定ガイド】

最大10社の査定が取れる一括査定です。

ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。

査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。

 

かんたん車査定ガイド

 

※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。

買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。

 

車の系統を合わせた専門店 〇

ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。

専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。

難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。

国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。

 

【ENG】

有名な輸出専門業者です。

国内需要では到達不可能な売却金額を実現させるためには、輸出業者へ査定額を確認するのが一番の近道になります。

トヨタ車で生産から5年未満のガソリン車であれば特別な輸出に該当している可能性がありますから、該当しているかどうか一度問い合わせてみることをお勧めします。

車によっては新車価格を超えるケースもありますよ。

 

輸出車専門店【ENG】の詳細はコチラから

 

中古車販売店 

中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。

国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。

車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。

販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。

難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。

 

goonetの中古車店検索はコチラ

 

オークション代行出品 △

業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)

流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。

あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。

逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。

知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。

一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。

 

手数料の安い代行業者がコチラ

中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)

Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)

 

買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。

 

 

車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?

厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。

ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)

実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。

有料査定サービスのお申し込みはコチラから

 

スズキ【エスクード】のライバル車

【国産車】

・トヨタ C-HR

・スズキ SX4 Sクロス

・マツダ CX-3

・ホンダ ヴェゼル

・三菱 RVR

・三菱 エクリプスクロス

 

【輸入車】

・ルノー キャプチャー

・フィアット 500X

・BMWMINI MINI(クロスオーバー)

・BMW X2

・アウディ Q2

・クライスラー・ジープ ジープ・レネゲード

・クライスラー・ジープ ジープ・ラングラー

・クライスラー・ジープ ジープ・コンパス

・ランドローバー レンジローバーイヴォーク

 

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執筆者:


  1. いとう より:

    にーさんこんばんは。
    エスクード、現行モデルのグレード別リセール率はデータ少なすぎて出ない感じでしょうか?
    SX4クロスの記事を見てなんとなく気になってしまいました…
    求めてる人も少なそうな情報ですが暇でしゃーない時にでもご確認いただければ幸いです!

    • にー より:

      こにちわ!
      確か以前エスクードの記事を作った際は現行型ほとんど無かったと思いますよ。
      データがあって気になる点があれば調査時に分かる情報書いたりしてますしね。
      既に記事にしてしまっているので、アンケート1位になることがあったら再調査時に現行型を重点的に調べるようになると思います!

  2. のび太 より:

    こんにちは、いつも楽しく拝見しています!

    高リセールでなく低リセールの記事を見ていて考えた事です。徹底的に安く中古車を購入し、飽きた頃に売却か廃車にして総損失額を抑える事が出来ないかと考えています。

    そこで人気のSUVで低リセールと思われる「アウトランダー」をお願いしたいです。
    また個人的には市場が底値まで落ちてきていると思われる、初代の前期モデルの輸出や市場等を知りたいです。

    よろしくお願いします。

    • にー より:

      通常のアウトランダーですね。
      では時間を見て調査してみますので少々お待ちを!
      ただ印象としてはそこまでリセールが悪くなかったような気がしますよ!(たぶんたぶん)

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管理人 にー 

本業は買取業メインの車屋さん。

ブロガー&カーコンサルタントとして、いかに損をせずに車と向き合っていけるかを色々な視点から解説しています。

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