出典:goonet
TOYOTA(トヨタ)スープラの買取価格について、車の専門業者のみが見れる会員制オートオークションデータから調査、分析をしてみました。
スープラを中古車として高く売る場合、どのようなグレードを選んでおけばいいのか。
スープラの総合的な買取価格ランク、グレード別の価値の差や買取価格に直結する輸出動向などなど。
現在の市場相場を調査しながら解説していきます。
また、お得なスープラの中古車購入ポイントもこの記事を見れば分かるはずです。
スープラを高く売ろうと思っている方、これからお得に買おうとされている方はそれぞれ参考にして下さい。
車屋(買取店)から見えるトヨタ【スープラ】の印象
数ある国産スポーツカーの中でも特に高い価値を残し続けている車種ですね。
国内需要と輸出がどちらも強く、ある意味プレミア化している車種とも言えます。
そんなスープラが2019年に復活しましたので、旧型、新型共に分かる範囲の市場データ情報を残しておこうと思います。
トヨタ【スープラ】モデルチェンジ歴
1993年5月 フルモデルチェンジ 2代目スープラ販売開始
1996年4月 マイナーチェンジ
~一度生産中止~
2019年8月 フルモデルチェンジ 3代目スープラ販売開始
※周期は不明。基本3年前後になると思われる。
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ
トヨタ【スープラ】の買取価格ランク(3年経過時)
ランク・・・SS 71%
※3年経過30000kmを基準にした、全グレードの平均値となります。
ランク早見表
総合ランク | 買取価格/新車価格(3年経過) | 各ランクについての解説 |
SSS | 80%~ | 全車種の1%にも満たない超高額の買取価格が期待出来ます。売る時は心ゆくまで交渉しましょう。 |
SS | 70%~79% | このランクに該当していれば相当ラッキーです。車の形状によってはこの枠に入ることすら許されません。 |
S | 60%~69% | 人気車種を買っている証拠です。お隣さんが悔しがります。 |
A | 55%~59% | 平均よりはやや上です。上には上がありますが、欲しかった車なら満足度とのバランスもそれなりに取れているはず。 |
B | 50%~54% | まさに平均です。可もなく不可もなく。この辺りから中古車を買うメリットも大きくなります。 |
C | 40%~49% | 売る時やや辛くなるランクです。特に高額輸入車はこのランクが多いので、中古車にもしっかり目を向けてみましょう。 |
D | 30%~39% | 新車で買えば泣きをみます。誰かが助けてくれるわけではありませんから後悔する前に検討を。 |
E | 20%~29% | 新車で買ってたら涙も出ません。買っちゃダメ。絶対。 |
Z | 0% | 既に最終モデルでも価値はありません。廃車が最有力となります。 |
トヨタ【スープラ】の海外輸出情報
SZ系・・・プチ輸出以上
RZ系・・・高輸出以上
輸出価格早見表
輸出ランク | 目安価格 |
超高輸出 | 距離数に関係無く、100万以上のかなり高い相場で輸出されている(水準が高い分、状態に左右されることも多い) |
高輸出 | 距離数に関係無く、50~100万未満の高い相場で輸出されている(修復歴はNGなど条件が付く場合もある) |
中輸出 | 距離数に関係無く、25~50万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はあまり関係無くなる) |
低輸出 | 距離数に関係無く、15~25万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
プチ輸出 | 距離数に関係無く、10万前後で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
極プチ輸出 | 距離数に関係無く5万前後で輸出されるが、排気量によっては廃車と変わらないレベル |
※部品取りとして価値(底値)が存在する場合も含めているので、必ず海外輸出されるということではありません。
トヨタ【スープラ】の調査結果
最終生産は平成14年7月まで。
もう最終でも13年も前の車になるんですね。
にも拘わらずこの車は凄い。
最終の80スープラは平成5年からですが、余程の大事故でも起こさない限りどんな内容でも今だに値段が残ります。
この車の場合、まず大きな枝分かれとしてSZ系(ノンターボ)なのかRZ系(ターボ)なのか、オートマなのかマニュアルなのか。
これでベースの値段が決まっていきます。
残り具合でいくと
SZ(AT)<<<SZ(MT)<RZ(AT)<<<越えられない壁<<RZ(MT)
こうなります。
もう一度言いますが、底辺のSZ系オートマでもちゃんと値段が残っています。
RZの6速マニュアルがぶっ飛んでいるだけです。
奇跡の低走行であればマニアがヨダレ垂らして欲しがる。
過走行でも日本人なのか外人なのかはよく分かりませんが欲しがる。
修復歴でもOK。修復歴無しならもっとOK。
ノーマルでもいいし改造しまくっていてもいい。
まさに隙の無い万能な車ですねスープラは。
とりあえず一番高いのはRZのマニュアル6速後期タイプ。
デモカーばりのピカピカで実走の低走行。
こんな車両が出てきたらオークションで凄いことになります。
売却額200万以上の可能性も充分に出てきますので、こういった車は店置き前提の買取店より、スポーツカー専門店、オークション代行などちょっと違う売却方法取った方がプラスになり易いです。
あとこの前のリトラータイプだった初代スープラの70型。
平成元年から5年間販売されてましたが、こちらもしっかり値段が残っております。
たぶん国内需要だと思いますけど走ればそれなりにまとまったお金に変わりますので、スープラと名の付く車に乗っている限りは絶対に廃車にしないこと。
廃車は原型を留めていないくらいの事故を起こした時くらいで充分です。
以上、中古で買っても高い車ですが売る時も素晴らしく高い。
おまけに今後さらなる価値の上昇もあるかもしれない・・・
そんな夢がいっぱいのスープラでございました。
【更新】2019年11月16日
今回は2019年5月に復活した新型、GRスープラを調査していきます。
買えるか買えないかは別として興味のある方も多いでしょう(私もその一人)
新車で買うべきか中古で買うべきかの参考にして貰えればと思います!
まず過去3ヵ月まで業者オークションデータを遡ると、各グレード下記台数の取引が確認出来ます。
SZ(新車本体価格490万円)・・・1台
SZ-R(新車本体価格590万円)・・・6台
RZ(新車本体価格690万円)・・・0台
※増税前の新車本体価格です。
計7台の取引が成立しており、全てがまったくと言っていいほど走っていない登録済未使用車となります。
一部業者が転売用として狙った可能性もあるのでまだはっきりとはしませんが、このデータだけ見ると一番人気はSZ-Rなのかなとも思ってしまいますね。
RZは納期が長いので転売狙いの業者もまだ仕入れられていない可能性があります。
そして各グレードの未使用車リセール値がこちらです。
SZ 92%
SZ-R 100%
RZ 不明
ご覧の通り、ベースのSZと中間グレードのSZ-Rにそれなりの開きが出ています。
SZは1台だけのデータから無理やり割り出しているためブレる可能性大ありなので、どちらかというと注目したいのは複数台取引データの平均から取っているSZ-Rの数値ですね。
なのでSZ-Rについてもう少し掘り下げたデータ分析をしていきますと、今のところこのような特徴が見えてきます。
・1台だけある赤と白の価格差はまったくと言っていいほど変わらず(スポーツカーだから原色系も強いか?)
・10月の中頃あたりを分岐に、それ以前と後とで20万ほどの価格差(下落)がはっきりと出ている(消費税増税分の2%、12万円分よりもやや大きい下落)
・車検は全て残したままの出品なので、輸出というよりは納期を待てない国内需要向け相場になっている感が強い
今のところ分かるのはこのくらいです。
現行スープラの値引きはレクサスか?というくらいに厳しく、ほぼ0円に近い状態。
ただし初期からある程度の装備が標準化されており、オプションはあれば便利だけど付加価値は付きづらいというディーラーオプション系のみの車種ですので、実際に市場データで確認出来る車両もオプションの類は何も装備されておりません。
ちなみにSZ-Rを値引き無しで購入した場合の総費用が約630万ほどなので、現在取引が成立しているSZ-Rに関しては全て転売が成功しているということが分かります(利益までは敢えて書きませんので気になる方は計算してみて下さい)
ということはこれで答えもはっきりしますね。
今のところ現行スープラは新車で買わないと損。
これでファイナルアンサーです。
SZも中古車店の販売利益まで考えれば結局新車価格超えちゃうでしょうし、未使用車に手を出す理由は見当たりません。
あとはグレードで悩むくらいだと思います。
本当に・・・SR-ZとRZのどちらを取るかで悩むくらいだと思います・・・
過去の傾向を考えれば、前型のスープラ含めスポーツ系は最上位グレードの方が10年15年経過した後の価値の残り具合は抜群に良いことが多いです。
輸出が該当した際も最上位の方が何かと優遇されます。
ただし新車価格が100万ずつ上がっていきますので、初期投資が上がるほど最初の3年5年での実質損失額が大きいという見方も出来てしまいます。
うーん悩ましいですね・・・
RZのデータが取れない以上、今ははっきりとした答えが出ないところですけど
短期所有前提ならSR-Zも良いのかな?
長期でスープラをじっくり楽しみたいならRZ一択で良いんじゃないかな?
これが今のところの私の考えですので、一つの考えとして参考にして貰えればと思います。
とりあえず今は納期待ちの兼ね合いもあって物凄く高い。
そんなスープラでございました(早期発注掛けた人はおめでとう)
※今後特別仕様車の類が出てくると思いますので、狙うなら「台数限定車」が良いと思いますよ(プレミア化しやすいため)
最新グレード別リセール数値(2022年6月2日調査)
最新の3年経過、3万km各グレード別リセール値がコチラ。
SZ 71.4%
SZ-R 72%
RZ 71% ←流通最多グレード
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
※一括査定ではありません
トヨタ【スープラ】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 〇
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 ◎
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
中古車販売店 △
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 △
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
トヨタ【スープラ】のライバル車
【国産車】
【輸入車】
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こんな車乗ってる奴おるんか、と思って職場の隣の異動してきた人にきいたら僕それ乗ってます、RZ(MT)に。(しかも後期型でいろいろいじっていて状態もよさそう)
まじかーー
と思いつつ、すげー・・・
これは次のスープラが出る前に売りを進めるべきですかね?
次のスープラがでたら下がりますかね?
個人的な予想ですけど新しいスープラ出ても古い方は下がらないと思いますよ。
毛色があまりにも違ければ上がる可能性すらあると思います。
分かりやすい例で言えば「GT-R」を少し調べてみて下さい。
新型が出たからと言って、古い32や34が下がったかというとまったく下がってないです。
70型はちょっとあれですが、古いスープラはもうプレミア入ってると思います。
90系はRZが今年度分即完になりましたが、どうなるでしょうねぇ。次年度モデルは高出力版が出るとの話なので 一旦高沸 そこそこ価格になりそうな気がしますねぇ
スープラ年間生産台数限られてますもんね、、
私はお金がなくてsz-rしか買えなかったんですが、10月納車予定です
なんか内装が本家BMWに劣ってる(フェイク素材多い)ので少し乗ったら売ります笑笑
高くなりますようにw
10月ですか~やっぱり納期長いですね。
最初のうちはプレミア化すると思うんですよ。たぶんですけど。
それが消えてどのタイミングでストーンと落ちるかを読むのが凄く難しいと思ってます。
早い人はどれくらいで納車になるんですかねぇ。
どうなるでしょうね~純正トヨタ仕様だとまた違うんでしょうけどBMW混ざっちゃってますからねぇ。
初回オークションとかめっちゃ楽しみですけどね(笑)
2年後3年後のMCもまだされてない現行型リセールが75%以上なら、輸出は別として国内需要は当面安泰。
60%切ったら期待外れで低くはないんだけどアウトー!って思ってます。
今日、東京USSでSZ-Rでてました
税込660万くらいでしたかね、、
これからあがるのかしら、、気になるとこです
お、やっと出てきましたか。
最初の頃はチラチラと確認してたんですけどね~。
ちっとも出てこねー!!ってなって途中から忘れ去られてました(笑)
ここからどうなりますかなーとりあえず今はトントン?初物でややプラスくらいですかねぇ。