出典:goonet
LEXUS(レクサス)LCの買取価格について、車の専門業者のみが見れる会員制オートオークションデータから調査、分析をしてみました。
レクサスLCを中古車として高く売る場合、どのようなグレードを選んでおけばいいのか。
レクサスLCの総合的な買取価格ランク、グレード別の価値の差や買取価格に直結する輸出動向などなど。
現在の市場相場を調査しながら解説していきます。
また、お得なレクサスLCの中古車購入ポイントもこの記事を見れば分かるはずです。
レクサスLCを高く売ろうと思っている方、これからお得に買おうとされている方はそれぞれ参考にして下さい。
車屋(買取店)から見えるレクサス【LC】の印象
平成29年3月に販売して以降、当ブログ内でもチラホラと車種名が上がっておりましたね。
新車価格は1300~1500万くらいのかなりの高級車。
高過ぎて私じゃ買えないし、庶民向けじゃないので商談で話が上がることもまったく無し。
顧客さんがいつの間にか一人買っていたくらいなので全然詳しくありません。
なので市場データを見たままに感想をお伝えしていきます。
レクサス【LC】モデルチェンジ歴
2017年3月 初代レクサスLC販売開始
※周期はまだ不明
※新車価格やグレード一覧はこちらを参考にして下さい・・・goonet様カタログ
レクサス【LC】の買取価格ランク
ランク・・・A 59%
※3年経過30000kmを基準にした、全グレードの平均値となります。
ランク早見表
総合ランク | 買取価格/新車価格(3年経過) | 各ランクについての解説 |
SSS | 80%~ | 全車種の1%にも満たない超高額の買取価格が期待出来ます。売る時は心ゆくまで交渉しましょう。 |
SS | 70%~79% | このランクに該当していれば相当ラッキーです。車の形状によってはこの枠に入ることすら許されません。 |
S | 60%~69% | 人気車種を買っている証拠です。お隣さんが悔しがります。 |
A | 55%~59% | 平均よりはやや上です。上には上がありますが、欲しかった車なら満足度とのバランスもそれなりに取れているはず。 |
B | 50%~54% | まさに平均です。可もなく不可もなく。この辺りから中古車を買うメリットも大きくなります。 |
C | 40%~49% | 売る時やや辛くなるランクです。特に高額輸入車はこのランクが多いので、中古車にもしっかり目を向けてみましょう。 |
D | 30%~39% | 新車で買えば泣きをみます。誰かが助けてくれるわけではありませんから後悔する前に検討を。 |
E | 20%~29% | 新車で買ってたら涙も出ません。買っちゃダメ。絶対。 |
Z | 0% | 既に最終モデルでも価値はありません。廃車が最有力となります。 |
レクサス【LC】の海外輸出情報
過走行データが無く不明
輸出価格早見表
輸出ランク | 目安価格 |
超高輸出 | 距離数に関係無く、100万以上のかなり高い相場で輸出されている(水準が高い分、状態に左右されることも多い) |
高輸出 | 距離数に関係無く、50~100万未満の高い相場で輸出されている(修復歴はNGなど条件が付く場合もある) |
中輸出 | 距離数に関係無く、25~50万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はあまり関係無くなる) |
低輸出 | 距離数に関係無く、15~25万未満で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
プチ輸出 | 距離数に関係無く、10万前後で輸出されている(このあたりになると車両状態はほぼ関係無くなる) |
極プチ輸出 | 距離数に関係無く5万前後で輸出されるが、排気量によっては廃車と変わらないレベル |
※部品取りとして価値(底値)が存在する場合も含めているので、必ず海外輸出されるということではありません。
レクサス【LC】の調査結果
なるほどなるほど・・・
初めて相場を見ましたけど、薄っすら見えてくる傾向はもうありそうですね。
まずはグレード別リセール値です。
平成29年式(1~2年経過)1万kmくらいを目安に割り出しております。
LC500h Lパッケージ 64%
LC500h 不明
LC500h Sパッケージ 60%
LC500 Lパッケージ 73%
LC500 不明
LC500 Sパッケージ 68%
このようになります。
そして今のところ見えてくる特徴がこちら。
・コメントでも書かれていたように、ハイブリッドよりガソリンの方が明らかに強い
・ガソリン、ハイブリッド共にLパッケージとSパッケージは取引実数値が変わらない(新車価格差は100万ほど)
・スポーツカーチックだけどパール&黒が大正義
こんなもんですね。
そしてこの中で意外だなと思ったのはLとSパッケージの関係性。
大概この手のクーペ形状や速そうな車って、グレードに「S」や「R」が付くとリセールが高くなる傾向があります。
Sだからこそ付く装備の需要や、よりスポーツ感を出す見た目の受けが良いというのが理由です。
ただレクサスLCに関しては・・・最も下位となるLパッケージとほとんど変わらない。
正確に言えば、取引平均値に差がないように見えます。
なんだろうか。
Sだからこその装備が弱いのか?
それともこのクラスを新車で買える人はさほど気にしない100万差でも、中古購入層にとっては大き過ぎる差で受け入れられていないのか?
Sパッケージも高いのは高いんですけど、安いものとの開きがあり過ぎて相場がいちまち見えてこないんですよね(ガソリンもハイブリッドも)
ちなみにH29年式、3000~10000kmの範疇で良質車だったとしても、カラーなどの影響で最大260万ほどの価格差が確認出来ます。
装備もそこまで差があるように思えないし、特に色を外すとあまり競り合いに発展していないのかなぁ・・・
コワイコワイ。
あ、あと30年式5000kmと29年式10000km換算の価格車も約100万ほど。
年間5000kmペースで走った場合の1年間の落ち幅がこのくらいになっているということになります。
うん・・・
まだ買わない方がいいかも・・・
いつかこの車格と見た目で落ち方が緩くはなるんだろうけど、この段階でこの落差ならまだまだ大きく下がるような気がします。
落ち着くのは500~600万くらいなのかなーどこで中古購入層が一気に傾くか次第ですね。
まぁそれでも今だからこそ欲しい。
今乗るからこそ意味があると思っている方。
たぶん内装カラーは黒が一番弱く、赤かホワイトレザーが一番強そうです。
あとTRDエアロとリアスイラーはどれも大概付けているんですけど、付いていても安いのは安いので鉄板で強いOPというわけではありません。
付いていて安い中古車を見つけられればお得(仕入れが安いパターンもあるので)
見つけられないようなら、Sパッケージ限定でオークション代行というのも手だと思います(他グレードは中々出てこないから探すの大変です)
もしくはカラーを白黒以外にしてしまって、オークション市場で既に700万円台に突入している車両を押さえて初期投資を一気に減少させるかですね。
1年経過2年経過の1万キロ以内でもそれが可能ですから(綺麗だし距離も少ないです)、それも賢い買い方だと思いますよ。
まだまだ価値が落ちているとはいえ富裕層じゃないと手が出せない高級車。
この記事をご覧になられたお金持ちさんは参考にしてみて下さい(笑)
最新グレード別リセール数値(2024年7月4日調査)
最新の3年経過、3万km各グレード別リセール値がコチラ
LC500 Lパッケージ 60.7%
LC500 Sパッケージ 57.9%
LC500 コンバーチブル 60% ←最多流通グレード
※データの取れたグレードのみ載せています。
中古車に興味を持ったらこちらから。
気に入った車両が見つかったら見積もり依頼をすると、販売店からメールで総額費用を教えて貰えます(県外の場合は陸送費用など含めて)
表示されている価格だけで予算を組むのは大変危険です。
しっかり総額を確認した上で比較検討していきましょう。
※一括査定ではありません
レクサス【LC】の売り先アドバイス
車はなんでも買い取り専門店を利用すれば高くなるわけではありません。
国内外の需要先や車種それぞれの傾向、流通量によって異なりますので、この車種に合わせたお勧めの売り先をお伝えしていきます。
「◎」や「〇」の売り先を積極的に検討していきましょう。
車買取専門店 △
現在価値が500万以上の高額車や特別な輸出に該当しているような車、流通量の少ない車(もしくはグレード)はあまり向いておりません。
相場データを最重視した買取をしながら即現金化、差額の利益を出す商売ですので、相場データ量が少ない車や今後の価値変動リスクが高い車は往々にして安い買取額になり易く、別の売却手段を取った方が期待値も上がります。
しかし500万未満の国内需要車や特別な輸出該当車でも無ければ全般的に利用価値は強いので、よほど慣れている、ご自身の営業力に自身のある方以外は一括査定を利用しておきましょう。
単独交渉は上手くいけば一括査定よりも期待値が上がるものの、プロ相手ではあなたが負かさせる可能性の方が圧倒的に高いです。
お住まいの地域にもよりますが、最低5社以上を目標に同時査定依頼(日時を合わせて一斉に査定をすること)されると、労力と到達する金額が両立し易いのでお勧めです。
【一括査定依頼のコツ】
・査定依頼日時は申し込んでから1週間くらいと多少余裕を持つようにしましょう(今日来てくれ、明日来てくれと急な話になると、既に予定に入っているお店は辞退する可能性が高くなります)
・平日の火、水、木曜日は定休日にしているお店が多いので極力回避しましょう(定休日は当然来てくれませんので業者数が減ります)
数日後に査定予約をして、待っている間に別の売却手段を試していくのが効率的です(要は最後の保険として活用します)
【カーセンサー】
高額売却に結び付きやすい地場企業や、車によっては県外の専門業者からも問い合わせが入ります。
極力聞いたことのある会社だけでなく、聞いたことの無い会社を選ぶのが高値売却のコツです。
【ズバット車買取比較.com】
こちらも地場企業の参加率が高い一括査定サイトです。
オークション転売が主体の会社では無く、自店に在庫として並べる会社を見つけられるかがポイント。
小規模店、地場企業の方が営業力が無い&自社販売率が高いので、話がスムーズなことが多いです。
【かんたん車査定ガイド】
最大10社の査定が取れる一括査定です。
ただし最高額が分かるわけではありませんので、あくまで査定確保ツールとお考え下さい。
査定数が増えれば高額売却になりやすい在庫採用などのチャンスは広がります。
※お車の価値が30万以上くらいであればまだいいのですが、明らかに金額が厳しそうなら複数の一括査定依頼は止めておきましょう。
買取店の買取意欲減少に繋がる恐れがあります。
車の系統を合わせた専門店 △
ここで言う専門店とは「輸入車専門店」「輸出専門業者」「SUV専門店」など、何かに特化した車種や形状の車を販売、買取しているお店を指します。
専門店の内容とあなたの車が合致していれば、そのまま在庫にして貰える率は大きく上がりますので率先して交渉すべき売り先です。
難点は全国展開しているような会社は稀で、ご自身のお住まいの地域に合わせて合致しそうなお店を探す必要がありますので、普段から売り先候補を見つけておくと売却時には多少楽になりますね。
国産コンパクトカーなど、そもそも専門店がほぼ存在しない車も多いので、その場合は中古車販売店を相手に動きましょう。
中古車販売店 ◎
中古車販売店とは、中古車販売がメインの混在した車種を並べているお店を指します。
国内需要向け車種であれば大半は該当しますので、特に傷や凹みのあまり無い平均的な距離数の車には向いている売り先です。
車種系統は揃っていなくても車の販売単価を合わせているお店が多いので、可能な限りあなたのお車の推定販売価格と近い車を並べているお店に交渉していきましょう。
販売価格平均30万ほどのお店に300万の車を売りに行っても得られるものは何もありません。
難点は価格帯を合わせたとしても在庫にする気持ちがそのお店に無ければ買取店よりも全体的に安い金額しか言われませんので、候補を見つけてからの動く件数が重要になってきます。
オークション代行出品 ◎
業者間の車専用オークションに自ら出品する方法で、買取店が買い取り後に現金化する場で同じように車の現金化を行います(ヤフーオークションやメルカリのような個人間ではありません)
流通量が少なく相場不確定な車や特別な輸出該当車。
あとは相場が下落傾向にあり、買う側の警戒度が強い車などには効果的な売却方法です。
逆に流通量がそれなりにある車は買取店でもしっかり動けば高くなりますので、代行出品手数料が余計な損失になることもあります。
知識がモノを言う世界ですので、不慣れなら軽はずみに行うのではなく、色々と試してダメだった時の最後の手段くらいに思っておきましょう。
一見流通がそれなりにある車種でも、その中で流通の少ないグレードを買われるとオークション代行がお勧めになる場合もあるので、意外とお勧めするケースは多いです。
手数料の安い代行業者がコチラ
・中古車情報館(一律2.5万円と知る限りは最安値)
・Carbiz(300万未満は一律3万円、300万以上は落札代金に対しての1%なので高額車は注意)
買取店並みの知識で高値成約を目指したい方は、オークション代行ノウハウ資料を販売しておりますのでご検討下さい。長くご利用頂けると思います。
車種に合わせた大枠での売り先評価一覧は参考になりましたでしょうか?
厳密に言えば同じ車種でもグレードや距離数、選ばれたオプションなどによっても選ぶべき売却先が変わるケースもありますので、所有されている車の内容に合わせてより詳しく知りたい場合は、当ブログ内で提供している「有料査定サービス」をご利用ください。
ベーシック版で5000円と有料ではありますが、個別に現在価値や相場状況などを調査させて頂き、より高く売却出来るように買取店側の人間が具体的な数値でアドバイスをさせて頂きます(当方が買い取ることは絶対にありません)
実際の売れる金額を把握出来れば精神的にかなり楽に動けると思いますで、少しでも高く売りたい方、効率的に動きたい方はぜひ検討してみて下さいね。
レクサス【LC】のライバル車
【国産車】
【輸入車】
SNSで共有して頂けると管理人の励みになります!宜しくお願いします!
ご苦労様です。
LC追加してたんですねぇ 気がつきませんでした。Twitterもフォローしてたんですが、ディーラーでは、Lを探すのが大変なぐらい販売少ないと言っていましたのでこういう結果になったのかと 標準とSの違いも外観上はオートリアスポイラーぐらいですので、スポイラーいらなければお買い得かもしれませんね。
男の子はSでTRDのフルエアロ&ホイールですね。+150諭吉ほど
追加というか修正ですね。
最低限見ている方が一定数いると判断した車種は、より見ている方が情報を得られやすいように項目を追加したりしています。
本格的な数値調査をしたり分析したような追加はTwitterで報告していますので、Twitterから追っても問題無いと思いますよ。
にーさま
素早い対応ありがとうございます。
Dの下取り価格もhになると同グレードで100諭吉下がりますからねぇ。
DではSの方が下取り良いですからねぇ。
市場でこうなるとは勉強になるレポートでした。GWにご対応頂きありがとうございました。